金曜日, 11月 22, 2024
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アクプランタ株式会社、プレシリーズAラウンドにおいて累計2.3億円の資金調達を実施

~プレシリーズAラウンドセカンドクローズで約8,000万円を調達。海外展開およびグローバルチームの構築を加速する~

アクプランタ株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:金鍾明(Kim, Jong- Myong))は、グリーベンチャーズ株式会社、Sony Innovation Fundを引受先とする第三者割当増資を実施し、プレシリーズAラウンドセカンドクローズで約8,000万円の資金調達を行いましたことをお知らせいたします。今回の資金調達により、プレシリーズAラウンドにおける資金調達総額は2.3億円となりました。

 

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  • アクプランタ株式会社について

当社は、「Greenfulness-気候変動を、ともに生き抜く-」をミッションに、植物を様々な環境ストレスから守るバイオスティミュラント資材を開発するアグリバイオスタートアップです。バイオスティミュラント資材とは、植物やその周辺環境が本来持つ自然な力を活用することにより、植物のストレスへの耐性、収量と品質、収穫後の状態及び貯蔵などについて、植物に良好な影響を与える資材群です。農業分野における気候変動の影響や減農薬・減化学肥料意識の高まりを背景として、欧米を中心に世界中で利用ユーザーが急速に増加しております。

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現在当社では、創業者の金鍾明が理化学研究所の研究員時代に、植物の環境ストレスとエピジェネティクス*に関する研究を通して発見した「酢酸が植物の乾燥耐性を高める」というメカニズム(図1)を基に開発したバイオスティミュラント資材「Skeepon(スキーポン)シリーズ」を販売しております。Skeeponを植物に投与することで、植物自身が乾燥・高温耐性を高め、過酷な環境下でも生育を維持し、植物のロスを減らすことができます。(図2)2019年から日本国内での販売を開始し、現在までに累計15,000ℓ以上の販売を行い、全国の農家様やゴルフ場様を中心にご利用をいただいております。

*エピジェネティクス: DNAの配列変化によらない遺伝子発現を制御・伝達するシステムおよびその学術分野のこと。

図1: 植物の乾燥耐性機能と酢酸に関するメカニズム

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図2:2021年夏における北海道のブロッコリー農場での試験事例

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当社は、バイオスティミュラント資材の開発や植物分野における研究開発を通して、世界的に課題とされている異常気象による植物資源生産へのダメージ、飢餓、栄養失調などの食糧問題の解決を目指しております。また、砂漠の緑化や森林の回復による環境保全、節水による天然資源の効率利用、植物の生産管理コストの低減に貢献することで、世界中の人々が心豊かに暮らし続けられる地球を実現すべく活動を行ってまいります。
 

  • 資金調達の目的

今回の資金調達は、海外展開をより一層加速することを念頭に、海外での製品開発及びグローバルなチーム体制の構築を主な目的としております。CXO候補、海外事業開発担当者、様々な関連分野における研究者をはじめとした様々なポジションで積極的に採用を行い、組織基盤の強化に取り組みます。
 

  • 採用情報

事業拡大中の当社では複数のポジションで人材を募集しています。詳しくは、当社採用ページおよびWantedlyをご覧ください。
採用ページ: https://ac-planta.com/entry_info/
Wantedly: https://www.wantedly.com/companies/company_6921401
 

  • プレシリーズAラウンド2ndクローズ 引受先からのコメント

・グリーベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 相川 真太郎 様

金さんの研究内容についてアクプランタ社設立以前よりお話を伺っておりましたが、今回出資を通じてご一緒させていただくことができとても嬉しく思っています。
アクプランタ社が開発するバイオスティミュラント資材は気候変動ならびに食糧不足に対応するソリューションであり、当領域に精通した金さんをはじめとする皆さんが日本のみならず海外展開することで地球的な課題の解消に向けて事業を推進されることを願っております。

・ソニーベンチャーズ株式会社 CEO 土川 元様

アクプランタ社は、植物エピジェネティクス技術をもとに、豊富な知見と着実な取り組みで食糧問題の解決に貢献しています。今後海外への取り組みを本格化させ、さらなる発展を期待するとともに、ソニーグループが持つ技術・事業との連携の可能性を含め、アクプランタ社の成長を支援していきます。
 

  • 経営陣のご紹介

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代表取締役社長 

金 鍾明 
長崎大学水産学部を卒業後、国立奈良先端大学院大学にて学位を取得(博士:バイオサイエンス)。酵母菌を用いたDNA複製研究を進めるとともに、ミトコンドリア維持に必須のアミノ酸代謝経路を発見した(学位論文)。その後は、UCLA分子生物学研究所にて、酵母菌を用いたエピジェネティクス研究に従事。帰国後、 理化学研究所 植物科学系研究センターにて研究員となる。植物研究分野において、環境ストレスとエピジェネティクスを結びつける研究分野を開拓した。
この研究の成果から、全ての植物が酢酸を利用して環境ストレスに耐性化することを発見。研究成果をいち早く社会実装し、地球温暖化による地球の食料問題と環境問題を解決するため、アクプランタ株式会社を設立し、CEO 代表取締役社長に就任した。東京大学大学院農学生命科学研究科特任准教授を兼任。
 

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取締役COO 

中坂 高士

北海道大学環境科学院在学時に、モンゴルの森林火災を研究する中、環境問題と社会には深い関係があることを目の当たりし、持続可能な社会とは何かを問うきっかけを得る。その経験から、事業を通じて社会課題を解決したいと考え、大学院卒業後は総合商社に3年勤務。
目指す事業を創るには、専門性とグローバルな仲間が必要と考え、日本の有機農家にて住み込みで約1年間農業に従事したのち、オランダWageningen大学でOrganic Agricultureの修士号を取得した。在学中のインターンシップでは、IITA(International Institute of Tropical Agriculture)ガーナ事務所で、バイオイノキュラントを普及する活動に従事。
その後、国際開発やスマート農業に関わる業務を経て、世界の持続可能な社会実現に貢献するべく、アクプランタにCOOとして参画した。
 

  • 会社概要

会社名:アクプランタ株式会社
代表者:代表取締役社長 金鍾明
所在地:〒113-0034 東京都文京区湯島2-16-9 ちどりビル3F
設立:2018年2月7日
連絡先:info@ac-planta.com / 03-4405-1625
事業内容:乾燥・高温・塩害耐性を備えたバイオスティミュラントの研究開発、製造及び販売 
HP:https://ac-planta.com/

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