<取り組みの背景>
大崎町は、徹底した資源ごみの分別・回収に取り組み、13回リサイクル率日本一(2006年度(平成18年度)~2017年度(平成29年度)、2019年度)を達成しています。その実績から、2018年第2回ジャパンSDGsアワードを自治体で唯一受賞(内閣官房長官賞)し、2019年にはSDGs未来都市にも選定されました。2021年4月には企業と協働で2030年SDGs達成に向け、一般社団法人大崎町SDGs推進協議会が設立され、官民連携をおこなっています。
本取り組みは、一般社団法人大崎町SDGs推進協議会が、SDGs達成を目指す企業と共に、大崎町をフィールドとした実証実験を推進する取り組みの第一弾となります。今後、人・もの・お金が域内で循環する「サーキュラーヴィレッジ大崎町」の推進と、大崎町で構築された環境配慮型のシステムを他地域へ展開するため、SDGs達成を目指す企業との実証実験を進めてまいります。
<「おすそわけツーリズム」とは>
「おすそわけツーリズム」とは、生産現場で採れすぎてしまった、または規格外にで市場に卸せないような農産物等を消費者に届ける仕組みづくりを最終目標として、生産者がフードシェアリングサービス「TABETE」(タベテ)に出品し、地元住民が直接生産現場へ訪問して購入(おすそわけを受け取る)する取り組みです。第一回目の実証実験である今回は、大崎町にて2021年11月6日(土)~ 11月7日(日)の2日間で実施致します。
本事業は、株式会社コークッキングが主導となり、大崎町と一般社団法人大崎町SDGs推進協議会が協力して「大崎町の生産現場で発生する食品ロス」削減を目指します。第一回目の実証実験である今回は、大崎町にて2021年11月6日(土)~ 11月7日(日)の2日間で実施致します。
▷URL:https://www.cocooking.co.jp/tourism/
<実証実験の目的>
- 生産者と消費者の距離を近づける。
- 消費者が生産の現場に実際に訪れ、生産者さんからお裾分けをいただくことで、生産現場でどのような食品ロスが発生しているのかを知るきっかけをつくる。
- 農産物等を生産現場周辺の住民だけでなく都市部を含めた「地域住民にお裾分けする」という、新しい域内循環モデルを仮説検証・構築する。
- 他地域での「おすそわけ」による循環モデルの実現可能性や、生産現場の方々との協働方法を模索する。
<「おすそわけツーリズム」の詳細>
- 期 間:2021年11月6日(土)~ 11月7日(日) ※2日間の中から体験日時が選択できます
- 実施場所:鹿児島県大崎町内の参加生産者農地
- 参加方法:以下公式LINE@登録後、案内をお届けいたします
- おすそわけツーリズム公式LINE@|https://lin.ee/IVHIhXw
- おすそわけツーリズム公式ページ|https://www.cocooking.co.jp/tourism/
※予約・決済は当日のみ可能です
※営業期間は実施状況により前後する可能性がございます
<フードロス削減アプリ「TABETE」とは>
⾃分にも、お店にも、地球にも。みんな⼼地よい⾷の選択を。
「まだおいしく安全に⾷べられるにも関わらず、店頭では売り切るのが難しそう」「このままでは⾃慢の商品がロスにな ってしまう…」そんな場⾯で出品された⾷べ物を購⼊して「レスキュー」できるサービスです。
○ユーザー:約45万⼈|掲載店舗:約1,800店舗(2021年9⽉)
飲⾷店や⼩売店は、廃棄の危機にある⾷べ物を1品から出品可能。出品したメニューは即時にTABETEアプリに掲載され43万⼈以上のユーザーが閲覧できるようになります。 購⼊が確定するとお店に通知が届きます。購⼊者が来店したら、アプリの画⾯を確認して商品を渡せば「レスキュー」完了です。 *アプリ上でクレジットカード決済を済ませてから引き取りに⾏く仕組みのため、店頭での⾦銭のやり取りは発⽣しません。
- iOS版アプリ|https://apps.apple.com/jp/app/tabete/id1392919676
- Android版アプリ |http://tabete.page.link/android-prtimes
- Webページ|https://tabete.me/
- お店の声:TABETE導⼊後インタビュー|https://note.com/tabete/m/md5f5a28eb4ff
「TABETE」ではサービスコンセプトとして「フードロス削減」を掲げており、予想外のできごとや急な予約のキャンセルなどによって頻繁に発生し、完全な対策が難しいと言われる飲食店や惣菜店におけるフードロスの削減に寄与する仕組みをつくっています。「想い」を込めて準備した食事を無駄にせず、ユーザーの多様な食事の選択肢にも繋がるという、「これからの新しい食のあり方」を提案していきます。
*「フードロス削減」は、国際目標であるSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)の目標12「持続可能な消費と生産」(つくる責任つかう責任)の一環としても位置づけられています。
*日本政府(SDGs推進本部)が掲げる「SDGs実施方針」優先課題としても「食品廃棄物の削減や活用」の一環として「食品ロス削減=フードロス削減」が位置づけられています。
<役割一覧>
- 株式会社コークッキング:おすそわけツーリズム企画・運営
- 一般社団法人大崎町SDGs推進協議会:広報活動、各関係者との連携・調整
- 大崎町:広報活動、生産者との連携・調整
<主催>
■株式会社コークッキング
「『食』を切り口に、考える様々なきっかけを提供し、「人々の創造性」「コミュニティの多様性」そして「心身の健康」を促進します。」をミッションとし、フードロス削減アプリ「TABETE」中心とした食品ロス削減事業を展開しています。
▷URL:https://www.cocooking.co.jp/
<協力>
■一般社団法人大崎町SDGs推進協議会
一般社団法人大崎町SDGs推進協議会は、大崎町内外の様々な企業・研究機関・団体と連携し、資源循環を進めるため、2021年4月に設立されました。SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献および、サーキュラーヴィレッジ構想の実現を目指し、官民が連携してそれぞれのステークホルダーが強みを生かすことで、広範な課題の解決に取り組みます。
▷URL:http://osakini.org/
■大崎町
⼤崎町は広⼤なシラス台地が広がる⾃然豊かな⼤隅半島に位置し、⾃治体としてリサイクル率日本一を13回達成し、「ジャパンSDGsアワード」内閣官房長官賞を受賞するなど、環境問題への取り組みは「⼤崎システム」として世界的に評価されています。また、温暖な気候と溢れる湧⽔で育む農畜産物は、⽣産量も国内最⼤級ながら、⾼い品質を求め常に挑戦し続けています。
▷URL:https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/