月曜日, 10月 6, 2025
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Z世代が地域を変える。「地域課題×AIハッカソン」、全国自治体との共創モデル展開へ

全国自治体・企業との共創パートナー募集開始

農業×新技術を推進する農家支援コミュニティ「Metagri研究所(運営会社:株式会社農情人)」は、

2025年7月実施の「農業AIハッカソン2025」で実証したモデルを全国展開します。Z世代が主導し、プログラミング未経験者でも参加できる生成AI活用型のハッカソンを通じて、地方自治体の課題解決を支援。プロトタイプ開発から社会実装まで一貫して伴走し、自治体の初期費用負担なしで地域課題を解決します。連携自治体・企業の募集を10月6日より開始します。

地方自治体が抱える2つの課題:「若者流出」と「課題解決人材不足」

総務省が公表した2024年の住民基本台帳人口移動報告(※)によると、東京圏(東京、埼玉、千葉、神奈川)は13万5843人の転入超過となりました。特に進学・就職期を迎えた若年層の東京圏集中は顕著で、地方から都市部へという人の流れは止まる気配がありません。

(※)総務省、住民基本台帳人口移動報告 2024年(令和6年)

その一方で、ChatGPTのような生成AIが登場し、社会に浸透し始めた今、地方自治体には新たなチャンスも生まれています。デジタル田園都市国家構想が掲げられ、テクノロジーを活用した地方創生が国策として推進される中、多くの自治体が「デジタル人材との接点をどう作るか」「若者が地域に関わるきっかけをどう生み出すか」という課題に直面しています。

加えて、人口減少、高齢化、地域産業の衰退といった複雑化する課題に対し、従来の行政手法だけでは限界が見えてきました。ハッカソンやアイデアソンを開催しても「作って終わり」となり、優秀なアイデアが実装されずに眠ってしまうケースも少なくありません。

当研究所が提案するのは、流出する若者を「地域課題解決の主役」に変え、テクノロジーと地域をつなぐ革新的アプローチです。生成AIという新しい武器を手にしたZ世代と、リアルな課題を抱える地域をマッチングし、「作って終わらせない」社会実装までの伴走支援により、これら二つの課題を同時に解決します。

農業AIハッカソン2025で実証した「3つのポイント」

当研究所は2025年7月、「農業AIハッカソン2025 ~農家と共に創る!生成AIで挑む、農業維新プロジェクト~」を実施しました。このハッカソンの運営にあたり、当研究所のZ世代インターン生も主体的にプロジェクトを推進しました。若者ならではの視点で参加者が挑戦しやすい環境を設計し、プログラミング未経験者でも参加できる仕組みを構築しました。
酪農、みかん、ねぎ農家が抱えるリアルな課題に対し、エンジニア、デザイナー、学生など多様なバックグラウンドを持つ参加者が、生成AIを駆使して解決策を創出。複数のプロトタイプが誕生し、受賞作品の一つは、ハッカソン終了からわずか2週間で農家の業務での活用が始まっています。

この「作って終わらない」社会実装を支えた3つのポイントを、地方自治体との連携モデルに展開します。

ポイント1:非エンジニアが主役になれる「Vibe Coding」

プログラミング経験不問のAI対話型開発手法を推奨。生成AIと対話しながらコードを生成する「Vibe Coding」により、技術経験のない若者でも地域課題解決に参画できる環境を実現します。実際、農業ハッカソンでは非エンジニアの参加者が受賞するなど、技術障壁を越えた成果創出を実現しています。

「技術がないから無理」という壁を、生成AI時代は取り払いつつあります。これにより、地域を最もよく知る住民自身が、課題解決の担い手になれる時代が到来しています。

ポイント2:現場のリアルな「困った」を解決

農業AIハッカソン2025では、現役で活躍するトップランナー農家が、日々の業務で実際に困っている本質的な課題を提供。需給ミスマッチによる廃棄問題、顧客対応の属人化、病害虫による収量減少など、「解決できれば明日から現場が変わる」リアルな題材に参加者が向き合いました。
自治体連携では、住民・事業者から日々の「困った」を公募し、AIで解決可能なテーマを自治体と共同選定。現場の生の声から始めることで、実効性の高いソリューションを創出します。

ポイント3:社会実装まで一貫支援「作って終わりにしない」

プロトタイプ開発はゴールではなく、スタート地点。実証、フィードバック、改善、そして事業化まで、一貫して伴走支援します。課題を提供した現場の方々が「最初のユーザー」となり、実際に使いながら改善を重ねる。このサイクルを回すことで、確実に社会に実装されるプロダクトへと磨き上げます。

【3段階の連携プロセス】スピード重視で成果創出へ

  1. 課題ヒアリングと課題公募(1ヶ月)

    自治体へのヒアリングで潜在課題を可視化し、AIで解決可能な領域を特定します。同時に、住民・事業者から「日常の困りごと」を公募し、リアルなニーズを収集します。

  2. AIハッカソン実施(1ヶ月)

    非エンジニアやZ世代などの参加者が、生成AIを駆使してプロトタイプを開発します。プログラミング経験がなくても、AIと対話しながらアプリを作る「Vibe Coding」手法により、誰でも挑戦可能です。技術メンターが開発をサポートするため、初心者でも安心して参加できる環境を整えます。

  3. 現場で使いながら磨く(1ヶ月~)

    受賞作品を中心に、課題提供者が実際の業務で使用しながらフィードバックを収集。開発者は現場の声を聞きながら改善を重ね、「試作品」から「現場で使える道具」へと進化させます。その後、民間企業とのマッチングなど、本格的な事業化に向けた支援により、地域に根付く解決策として定着させます。

連携自治体・企業募集要項

当研究所は、地域課題解決に取り組む自治体・企業との連携を開始します。「作って終わらせない」社会実装モデルを共に実現し、新たな地方創生の形を創出するパートナーを募集します。

募集対象

【自治体】
・若者流出対策に課題を感じている自治体
・地域課題解決に新しいアプローチを求めている自治体
・住民参加型の地方創生を推進したい自治体
・デジタル人材との継続的な関係構築を目指す自治体

【企業】

・地域課題解決に関心があり、社会貢献活動を推進したい企業
・DMOのような自治体と連携している企業
・Z世代との共創や、若手人材との接点創出に関心がある企業

連携内容

・課題のヒアリング、テーマ設定の共同実施
・ハッカソンの企画・運営支援
・プロトタイプ開発から実証、改善までの一貫支援
・社会実装に向けた事業推進

提供価値

・Z世代の地域参画促進
・実用的ソリューションの創出
・UIターン人材の育成
・地域DXの推進
・デジタル人材とのネットワーク構築

対象課題領域

地域産業振興:農林水産業の生産性向上、販路拡大、後継者育成支援、伝統工芸のデジタル化
観光振興:観光ルート最適化、多言語対応システム、インバウンド対応、地域資源のデジタルアーカイブ
教育・人材育成:地域人材のデジタルスキル向上、UIターン促進、関係人口創出

公募期間

2025年10月6日(月)より受付開始

費用負担

ハッカソン実施やプロトタイプ開発費用は当研究所が負担
※社会実装や事業化フェーズにおける費用は別途協議となります。

応募方法

専用フォームより以下の情報を記載の上、申請してください。
・組織名(自治体名・企業名)
・ご担当者様のお名前、所属部署
・連絡先(メールアドレス)
・関心のある課題領域
・その他、ご要望・ご質問等

Z世代が事業創造をリードしてきた実績(一例)

当研究所では、インターン生が事業の企画者・推進者として、社会課題を解決する複数のプロジェクトをリードしてきました。

事例1:AIとメタバースを融合させた「未来の漁船」デザインコンテスト

Z世代インターン生が、AIを活用した3Dデザインコンテストを企画・開催。専門知識の有無に関わらず参加できる設計により、AIでデザインした『ネオ・クラゲ初号機』が最優秀賞に選出されました。その後、大学生インターンが3Dモデリングを担当し、コミュニティが選んだデザインをRobloxゲーム内に実装しました。

過去事例:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000134.000087046.html

事例2:農業の楽しさをZ世代に届ける「ショート動画コンテスト」

農業の楽しさをZ世代に届けるため、高校生インターンがメタバースを活用した「ショート動画コンテスト」を企画しました。自らサンプル動画を制作するなど、同世代の参加を促すための工夫を凝らしました。

過去事例:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000111.000087046.html

事例3:農家の現実を「自分ごと」にする情報発信プロジェクト

Z世代インターン生が、SNSとインタビューを連動させた戦略的発信を企画・実行。X(旧Twitter)で農業関連のクイズを発信し、問題意識を醸成しました。さらに、米農家に直接インタビューを敢行し、データ(事実)とストーリー(物語)を組み合わせることで、農業が抱える課題の解像度を高め、多くの人々の共感を呼ぶコンテンツを発信しています。

公式X:https://x.com/Metagrilabo

今回の地方自治体連携ハッカソンの企画・実施においても、インターン生がハッカソンの企画・運営を担い、課題解決に取り組みます。

農家支援コミュニティ『Metagri研究所』

Metagri研究所は、キーワード「農業×新技術」を掲げて持続可能な農業の実現に取り組むコミュニティです。2022年3月より活動をスタートし、2025年10月現在では1,200名以上が参加しています。失敗を恐れずに、新たな社会実験に取り組む姿勢を大切にしたいという意味を込めて「研究所」としています。

農業に生成AIやweb3、メタバースを掛け合わせた取り組みに興味のある方はコミュニティにご参加ください。

公式サイト:https://metagri-labo.com/
イベントセミナー:https://metagrilabo.peatix.com/
公式SNS(X):https://x.com/metagrilabo/
公式SNS(Instagram):https://www.instagram.com/metagrilabo/
公式Line:https://page.line.me/918tbanl

「Metagri研究所」運営元企業

株式会社農情人

代表 : 甲斐 雄一郎

提供サービス(一部):
・農業マーケティング支援
・農業×ブロックチェーンの企画開発
・メタバースコンサルティング
・書籍出版

URL : https://noujoujin.com/

mail : info@noujoujin.com

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