水曜日, 10月 1, 2025
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西伊豆町と漁業、観光、教育等業界団体8者が「西伊豆町海業地域づくり推進連携協定」を締結

~関係団体と連携し「海業先進地」へ~

西伊豆町(町長:星野淨晋)は、2025年10月1日、伊豆漁業協同組合(仁科・田子・安良里の3支所)、西伊豆町観光協会、株式会社ウミゴー、学校法人水野学園日本さかな専門学校、西伊豆産地直売企業組合、公益財団法人日本釣振興会静岡県支部の計8者と「西伊豆町海業地域づくり推進連携協定」を締結しました。本協定は、漁港を観光や教育の拠点として活用し、地域経済の活性化と海業(うみぎょう)の推進を図ります。

(写真左から)日本釣振興会静岡県支部 副支部長 天野 勝則 / 西伊豆産地直売企業組合 代表理事 国本 正徳 /西伊豆町観光協会 会長 塩澤 一志 / 伊豆漁業協同組合 仁科支所 支所運営委員長 山田 雅志 /西伊豆町長 星野 淨晋 / 伊豆漁業協同組合 田子支所 支所運営委員長 岡部 宗由 / 伊豆漁業協同組合 安良里支所 支所運営委員長 藤井 茂行 / 株式会社ウミゴー 代表取締役 國村 大喜 / 日本さかな専門学校 校長 松山 英一

協定の目的

本協定では、行政・漁協・観光・教育・民間事業者・公益団体が連携し、「西伊豆町海業地域づくり推進協議会」を設置。補助金や外部リソースを活用しながら、以下の活動を進めます。

• 町内漁港の利活用と安全・利便性向上

• 釣りを核とした体験観光の拡充

• 地域住民や観光客を巻き込んだ釣り文化・マナー啓発

• 教育現場と連携した海業学習・人材育成

• 漁港周辺の観光地化による交流人口・関係人口の拡大

背景

西伊豆町は、全国に先駆けて「海業」を掲げ、漁港を活かした観光・産業の融合を進めてきました。

• 2020年:仁科漁港に「はんばた市場」を整備

      https://hanbata.com/

• 2020年:釣った魚を地域通貨と交換する「ツッテ西伊豆」を開始

      https://hanbata.com/tsuttenishiizu/

• 2023年:田子漁港をDXで有料釣り場化「海釣りGO‼」

      https://umigo.co.jp/

• 2024年:「海釣りGO‼」を仁科漁港に横展開

• 2025年:安良里漁港でも「海釣りGO!!」導入予定(10月予定)

     

• 2025年:町内3漁港を会場として釣り大会を開催予定(10月予定)

      https://abema.tv/video/episode/89-70_s125_p100

      

• 「西伊豆&ANGLER」による釣り人漁師移住を推進

      https://andangler.com/nishiizu/

      https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000040639.html

これらの取組は「海業先進地」として全国から注目を集めています。

今後の展開

今後は9者で設立した「西伊豆町海業地域づくり推進協議会」を中心に、町民・観光客・釣り人が共に参画できる事業を進め、西伊豆を全国に誇れる「海業先進地」として発信してまいります。

協定締結者コメント

【西伊豆町長 星野 淨晋】

当町は、豊かな海と美しい漁港に恵まれた町です。その一方で、漁業の担い手不足や地域経済の縮小など、未来に向けて克服すべき課題にも直面しています。そうした中で、私たちは「漁港を観光や教育、産業振興と結びつける」という新たな視点を持ち、町の未来を切り拓くため「海業」の取り組みを進めてまいりました。 「はんばた市場」「ツッテ西伊豆」「海釣りGO‼」「西伊豆&ANGLER」といった挑戦は、地域の漁業者や観光事業者、住民、そして多くの関係団体のご協力により、一歩ずつ形になってまいりました。 本日、9者による連携協定を結ぶことにより、こうした取り組みをさらに発展させる強固な体制が整います。 今後は、各団体の力を束ね、当町を全国に誇れる「海業先進地」として発信してまいります。 ご参画いただいた皆さまに改めて感謝申し上げますとともに、この協定が町の未来を切り拓く大きな一歩となることを確信しております。

【伊豆漁業協同組合 仁科支所 支所運営委員長 山田 雅志 氏】

仁科漁港では、2020年の「はんばた市場」開設以来、漁業と観光が交わる新しい流れが生まれております。 同年に始まった「ツッテ西伊豆」も好評をいただき、2024年7月からは「海釣りGO!!」の導入も実現しました。堂ヶ島をはじめとする西伊豆観光の中心地に近い仁科地区は、飲食や宿泊の事業者も多く、海業の経済波及効果が大いに期待されております。本日の協定を契機に、地域ぐるみで漁港を活かした取り組みをさらに発展させていきたいと考えております。

【伊豆漁業協同組合 田子支所 支所運営委員長 岡部 宗由 氏】

田子漁港は、2023年7月に「海釣りGO!!」を全国に先駆けて導入した、まさに発祥の地であります。 西伊豆の中でも特に釣り人の来訪が多く、ダイビングをはじめとするマリンレジャーも盛んな地域です。 漁業と観光が共存するこの環境をどう次の世代につなげていくかは、私たちに課せられた大きな課題です。 本日の協定を通じて、地域の皆さまと力を合わせ、西伊豆の海を未来に誇れる資源として守り、活かしてまいりたいと存じます。

【伊豆漁業協同組合 安良里支所 支所運営委員長 藤井 茂行 氏】

安良里漁港では、田子、仁科に続き、2025年10月から「海釣りGO!!」の導入に向けて準備を進めております。 これにより、西伊豆町内すべての漁港で同じ仕組みが活用されることとなり、漁港の一体的な活性化が可能になります。 安良里は昔から遠洋漁業の基地として栄えた歴史を持つ漁港であり、今後は観光との連携によって新たな役割を担っていきたいと考えています。 この協定を通じ、漁港が地域の誇りであり続けるよう尽力してまいります。

【西伊豆町観光協会 会長 塩澤 一志 氏】

海業の取組により観光協会と漁協の間に関係性が生まれ、「はんばた市場」が整備されたことで集客の上で相乗効果が生まれています。 さらに、「海釣りGO!!」が始まったことで、漁港を中心に観光客の来遊が生まれています。 これから、この協定を通じて連携を強化した中で、海業による観光誘客に期待しています。 観光協会として海業の取組を支えてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

【株式会社ウミゴー 代表取締役 國村 大喜 氏】

2023年の夏から西伊豆の田子でさまざまなご縁に支えられて、「海釣りGO!!」が、スタートしました。そこから、「海釣りGO!!」を導入する港が一つひとつ拡がっていますが、海業を推進していくことは簡単ではないと実感しています。 しかし、スタートアップとしてアイディアとスピードと実装力を活かし、明るい漁村・漁港、日本の沿岸部の未来を作っていきたいと思っています。

【日本さかな専門学校 校長 松山 英一 氏】

神奈川県三浦市に3年前に開校した専門学校です。今現在230名の学生が在籍しており、魚が好きではない学生はいません。 また、学生の保護者の皆様も釣り好きの方が多く、今回の協定を締結させていただくことで、保護者の方も改めて、西伊豆町のことを詳しく知っていただけるいい機会と感じております。 また、本協定におけるプロジェクトに参加させていただける学生にとっては外部の方と接するということが本当に貴重になると捉えております。ただ、何分学生ですので、ぜひ一緒に学生を育てていただくという視点で優しく指導して頂くよう、よろしくお願いします。

【西伊豆産地直売企業組合 代表理事 国本 正徳 氏】

「はんばた市場」は、遊休漁港を地域資源として再活用し、西伊豆町の海業振興の第一歩となった施設です。堂ヶ島に近接しており、観光と漁業が連動した集客の相乗効果も期待できることから、地域経済への貢献も大きいと考えています。「ツッテ西伊豆」の拠点として、また「海釣りGO!!」との連携による「低利用魚ハンティング」など、新しい漁業体験の場を提供する取り組みも進めており、今後も町の海の魅力を広く発信していきたいと思っています。

【日本釣振興会静岡県支部 副支部長 天野 勝則 氏】

この度、西伊豆町海業地域づくり推進連携協定にお声掛けをいただき、心からお礼申し上げます。 当会は事業所、個人を合わせ5,000程度の会員がおり、釣りを通じた社会貢献を目的として活動しております。また、稚魚放流、マナー啓発、安全教育、環境美化活動なども行っております。 本協定において、釣りという趣味を通じて、関係機関の皆様方と協力をしながら、西伊豆町海業地域づくりを推進できるよう、貢献したいと思いますので、今後ともよろしくお願いをいたします。

本件に関するお問い合わせ先

西伊豆町 産業振興課 農林水産係

TEL:0558-52-1966

FAX:0558-52-1202

Email:nousui@town.nishiizu.lg.jp

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