中古農機具専門店「農機具王」では、日本の農業の課題と働き方の変化を踏まえ、「副業としての農業」の可能性を検証するため、農機具王三重店において1反の田んぼを借り、水稲栽培を実施しました。

■背景
中山間地を中心に進む農地の放置は、日本農業における大きな社会課題となっています。一方で、近年は「副業解禁」の流れを受け、週末や空き時間を活用した新しい働き方への関心が高まっています。
農機具王では、こうした社会課題と働き方の変化を踏まえ、「副業としての農業」の可能性を検証するため、農機具王三重店において1反の田んぼを借り、水稲栽培を実施しました。
■実証内容
栽培面積:1反
作業時間:合計約2日(田起こし・田植え・水管理・草刈り・収穫)
収穫量:約8表(480kg)
売上:約16万円(1表=20,000円換算)
経費:苗代約11,200円+肥料代約12,130円 合計約23,300円
利益:約136,700円

ポイント
・主な作業日数は2日以内に収まり、会社員や自営業者でも「週末農業」として実践可能
・副収入として十分な利益が見込め、規模拡大で収入増も期待できる
・中古農機具を活用することで初期投資を抑え、農業参入のハードルを下げられる

実際にやってみると、思った以上に少ない労力で成果を得られました。『農業=時間がかかる』というイメージを持つ方が多いですが、機械を活用すれば副業として十分可能です。今後は、週末農業を希望する方へのサポートや、放置農地の活用につなげていきたいと考えています。
収穫した米は、三重県のこども食堂へ寄付いたしました。農業が地域福祉や子どもの食支援にも貢献できるということを知ってもらえる機会となれば幸いです。
■今後の展望:「週末農業プロジェクト」
農機具王は、この成果を踏まえ、若手社会人が安心して農業に関われる仕組みとして「週末農業プロジェクト」をスタートします。

■特徴
・初期投資のハードルを下げる仕組み
→ 機械や肥料を農機具王が提供・販売
・時間や作業負担を軽減する支援
→ 専門スタッフが栽培指導、販売先の確保もサポート
・小規模から始められる導入モデル
→ 1反単位からスタート可能
■モデルケース(水稲栽培)
・作業は春と秋の繁忙期に集中(5月田植え、7~8月草刈り、9月収穫・出荷)
・年間稼働日数はごくわずか
・1反あたり売上16~20万円、純利10万円を目安
■費用とサポート
・自己負担:地代+肥料・農薬代(約2万円)+作業労力
・農機具王:機械、専門スタッフによる栽培指導・販売支援
■対象者
・副業可能な企業に勤める20~30代の若手社員
・遠征費や活動資金を副業で賄いたいスポーツ選手
■今後の流れ
「やってみたい」という参加希望者の声を集める
一定数が集まれば農地を確保し、プロジェクト始動
関西エリアからモデル展開し、将来的には全国へ展開
■一緒に取り組む企業を募集
本プロジェクトでは、副業を認める企業や、社員のウェルビーイング・地域貢献に関心を持つ企業との連携を広く募集します。「社員の成長」「地域貢献」「農地再生」を同時に実現できる副業農業に、ぜひご注目ください。
■農機具王三重店について
住所:〒513-0823 三重県鈴鹿市道伯 2 丁目 23-8
電話:059-389-6581
営業時間:9:00〜18:00
定休日:木曜日
サービス詳細:https://noukiguou.com/store/mie/
【株式会社リンクについて】
本社:〒523-0892 滋賀県近江八幡市出町 652 六芳舎ビル 2F
代表者:代表取締役 濱田 義郎
設立:2011 年 12 月(創業:2009 年 5 月)
電話番号:0748-36-3697
事業内容:農機具の売買
Email: mail@noukiguou.com