火曜日, 9月 2, 2025
ホーム経営情報カクイチとデザミス、ウルトラファインバブル水を活用した牛の飼養管理改善に向けた共同実証実験を開始

カクイチとデザミス、ウルトラファインバブル水を活用した牛の飼養管理改善に向けた共同実証実験を開始

株式会社カクイチ(代表取締役:田中 離有、以下 カクイチ)とデザミス株式会社(代表取締役:清家 浩二、以下 デザミス)は、持続可能な畜産への貢献を目指し、カクイチのウルトラファインバブル(以下、UFB)技術を活用し、牛の飼養環境改善を目的とした共同実証実験を開始したことをお知らせします。

背景

近年、畜産業界では、家畜の健康維持・疾病予防、生産性の向上、そして環境負荷の低減といった課題への対応が求められています。特に、飼養環境の衛生管理や牛のストレス軽減は、アニマルウェルフェアの観点からも重要視されています。このような状況下で、革新的な技術を活用した課題解決への期待が高まっています。

本実証実験の概要

本実証実験では、カクイチが開発・製造するUFB発生装置を用いて生成したUFB水を、牛の飲用水として供給します。ウルトラファインバブル(UFB)水は、目に見えないほどの微細な気泡を含み、高い浸透性や溶存酸素の保持力があるとされており、これまで農業や工業分野での活用が進んでいます。畜産分野においては、飲水量の変化や健康状態への影響が注目されており、本実験では、UFB水の飲用が牛の行動や健康指標にどのような影響を及ぼすかを検証します。

UFBの概念図

両社の役割

カクイチ: 開発・製造するUFB発生装置を提供し、実験環境におけるUFB水の安定供給と活用方法の技術サポートを行います。

デザミス: 開発・提供する牛群管理システム「U-motion®」を用いて、実験対象牛の行動データ(採食時間、横臥時間、反芻時間など)や健康状態に関する情報をリアルタイムかつ継続的に収集・分析します。これにより、UFB水導入前後の変化を客観的なデータに基づき科学的に評価します。

期待される効果と今後の展望

カクイチのUFB技術とデザミスのデータ分析技術を組み合わせることで、従来は経験や勘に頼りがちだった飼養環境改善の効果を定量的に把握することを可能にします。本実証実験を通じて得られる知見をもとに、UFB技術の畜産分野における有効性を検証し、将来的には、生産性向上、アニマルウェルフェア向上、環境負荷低減に貢献する新たなソリューションとして展開してまいります。

さらに今後は、乳牛に加えて肉用牛を対象とした実証実験にも取り組み、幅広い畜種での有効性確認を進めることで、先端技術とデータを活用した持続可能な畜産業の実現に貢献してまいります。

■株式会社カクイチ https://www.kaku-ichi.co.jp/

「やろう。だれもやらないことを。」明治19年に長野県で創業し、小売、問屋、メーカー、海外進出、販売、サービス業とイノベーションを起こし続け、創造と変革を繰り返してきました。近年では、農業用倉庫・ガレージの屋根をお借りした太陽光発電事業、電動フォークリフトのサブスクリプション事業、ウルトラファインバブル発生装置を使った農業改善事業、MaaS事業と、SDGsを重視した事業展開を進めております。

■デザミス株式会社 https://www.desamis.co.jp/

 「農家とともに次のステージへ」をビジョンに、2016年に創業、畜産IoTシステムの開発・提供を行っております。「牛の声を聞きたい」という想いから、牛の行動モニタリングシステム「U-motion」を開発し、これまでに25万台以上を販売してまいりました。現在は、U-motionに加えて、畜産業界で働く方を対象としたITソリューションを複数提供しております。データの力で、牛にも人にも社会にも優しい畜産の実現に挑戦し続けてまいります。

■本件に関するお問い合わせ先

株式会社カクイチ 担当:三浦

電話:080-5147-1313 Email:k.miura@kaku-ichi.co.jp

デザミス株式会社 広報担当:菊池、今

電話:03-6380-7239 Email:pr-r@desamis.co.jp

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