木曜日, 8月 21, 2025
ホーム調査レポート「副業としての農業に関する意識調査」4割が「やってみたい」と回答~収入は月3万円未満が6割、不安は「体力・収益・知識」。若手に潜在ニーズ~

「副業としての農業に関する意識調査」4割が「やってみたい」と回答~収入は月3万円未満が6割、不安は「体力・収益・知識」。若手に潜在ニーズ~

中古農機具の売買専門店である農機具王は2025年8月に20~30代を中心とした男女 400名に「副業としての農業に関する意識調査」を実施しました。本調査で4割が副業として農業を「やってみたい」と回答。

■調査概要

調査主体:株式会社リンク(農機具王)

調査方法:インターネット調査

調査時期:2025年8月

対象:20~30代を中心とした男女 400名

■主な調査結果

1. 副業の現状

「あなたは現在、副業をしていますか。」の質問をしたところ、

副業をしている人: 16%

副業をしていない人:84%

との結果となり、副業人口はまだ少数派であることが見受けられます。

2. 副業収入(月額)※副業している人(n=64)の月収

「現在の副業による月収は平均でどのくらいですか。」の質問をしたところ、

1万円未満:37.5%

1〜3万円未満:23.4%

3〜5万円未満:17.2%

5〜10万円未満:10.9%

10万円以上:10.9%

という結果になりました。副業収入は「月3万円未満」が全体の6割を占め、補助的な位置づけが中心となりました。

3. 「副業としての農業」への興味

「【サービスの概要】農地、道具、専門家のサポートが全てセットになっており、週末の時間を使って農作物を栽培し、収益を得ることを目指す「副業としての農業」を想像してください。あなたは「副業としての農業」にどの程度興味を持ちますか。」の質問をしたところ、

「非常に興味がある」:8%

「やや興味がある」:25.3%

「どちらともいえない」:29.5%

「あまり興味がない」:23.8%

「全く興味がない」:13.5%

という結果になりました。約3割以上が「副業としての農業」について興味を持っていることがわかりました。

4. 農業副業の魅力度(年間60時間で60万円モデル提示)

「【具体的な収益モデル】このサービスは、週末中心の年間約60時間の作業で、約60万円の粗利(売上から苗代・肥料代などの原価を引いた利益)を目指せるように設計されています。これは時給換算で約1万円に相当します。この収益モデルについて、あなたはどの程度魅力を感じますか。」の質問をしたところ、

「非常に魅力を感じる」:11.5%

「やや魅力を感じる」:34.5%

「どちらともいえない」:28.5%

「あまり魅力を感じない」:15.3%

「全く魅力を感じない」:10.3%

という結果になり、副業としての農業の収益モデルに半数近くが「魅力を感じる」と回答しました。

5. 実施意欲(副業としての農業をやってみたいか)

「ここまでの説明を踏まえ、あなたは「副業としての農業」をどの程度やってみたいと思いますか。」の質問をしたところ、

「ぜひやってみたい」:11.3%

「少しやってみたい」:28.5%

「どちらともいえない」:30.8%

「あまりやりたくない」:18.8%

「全くやりたくない」:10.8%

となり、40%が「やってみたい」と前向きな回答となりました。潜在的関心層は一定数存在することがわかりました。

6. 懸念点(複数回答)

「「副業としての農業」に関して、懸念・不安に感じることは何ですか。(3つまで)」の質問をしたところ、

農作業の肉体的負担:37.5%

本当に目標収益(粗利60万円)を達成できるかという不安:29.5%

農業に関する知識・経験不足:29.8%

という結果となり、「体力・収益・知識」が三大ハードルということが示唆されます。

7. 求めるサポート

「副業として農業を行う場合、あなたが価値を感じるサポートは何ですか。最も重要なものを1つ、次に重要なものを1つお選びください。※現在副業をされている方は重視しているものについてお答えください。※重視するものがない方も選択肢の中でお考えに近しいものをお答えください。」の質問をしたところ、

専門家による栽培指導:40.5%

販売先の確保:16.5%

作業代行サポート:15%

資材提供:11%

収支シミュレーションツール:12%

という結果となり、「知識不足の不安」を解消する専門家サポートが最重要ということがわかりました。

8. 勧めたい度(友人や同僚に紹介するか)

「あなたが「副業としての農業」を、親しい友人や同僚に勧める可能性はどのくらいありますか。(0=全く勧めない、10=非常に勧めたい) 」の質問をしたところ、

平均スコアは約4.8点/10点

「非常に勧めたい(10点)」:5.5%

「全く勧めない(0点)」:11.8%

との結果となり、自分は関心があっても「人に強く勧める」段階には至っていないということがわかりました。

■まとめ

本調査からは、「副業として農業に興味はあるが、実際に行動に移せていない層」が約4割存在していることがわかりました。また、収益モデルの提示で関心は高まる一方、体力・収益・時間の不安が壁となっています。最も必要とされるのは、専門家の栽培指導や販売支援という実態が明らかになりました。

農機具王では、こうした調査結果を踏まえ、若手世代が安心して副業農業を始められる仕組みを今後展開してまいります。

【株式会社リンクについて】

本社:〒523-0892 滋賀県近江八幡市出町652 六芳舎ビル2F

代表者:代表取締役 濱田 義郎

設立:2011年12月(創業:2009年5月)

電話番号:0748-36-3697

URL:https://noukiguou.com/

事業内容:農機具の売買

Email: mail@noukiguou.com

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