~水揚げ日本一・気仙沼から鮮度命のかつおを新幹線で当日輸送も~
「生鮮流通に新しい循環を」をビジョンに掲げる株式会社フーディソン(本社:東京都中央区、代表取締役CEO山本徹、証券コード:7114、以下 当社)は、2025年9月12日(金)〜 10月31日(金)の7週間、気仙沼市デジタル水産業推進協議会(会長 齋藤徹夫 気仙沼漁業協同組合 代表理事組合長)と協業し、当社運営の鮮魚専門店sakana bacca(以下 サカナバッカ)6店舗と都内小売店・飲食店にて気仙沼産のかつお(以下 気仙沼かつお)の美味しさや魅力を発信する「気仙沼旬かつお祭り(以下 かつお祭り)」を開催します。本イベントは、単なる食のイベントにとどまらず、地域ブランドの認知向上と、かつおの価値をより高めるため、首都圏と産地を結ぶ新しい流通の仕組みづくりを目指すものです。

かつお祭り実施の背景と私たちが目指すこと
伝統の節目に「気仙沼かつお」の真価を伝える
「かつおといえば土佐や焼津」というイメージが根強く、「気仙沼かつお」の認知度はまだ十分とは言えません。しかし、気仙沼市は28年連続で生鮮かつお水揚げ量日本一を誇る、まさに「かつおのまち」。東日本大震災の甚大な被害からわずか3ヶ月で第一船を迎え入れ、その年さえも日本一を守り抜いた歴史があります 。
今年は、気仙沼のかつお漁が発展するきっかけとなった「溜め釣り漁」が紀州から伝わって350年という節目を迎えます。この歴史的なタイミングを捉え、私たちは首都圏の皆様に気仙沼かつお本来の美味しさを知っていただくため、このかつお祭りを企画しました 。かつお祭りでは、「かつおのまち・気仙沼」を全国へ発信し 、首都圏の皆様に気仙沼かつお本来の味わいを体験していただくことで、その価値を再発見し、ブランド認知度を向上させることを目指します。
首都圏への新しい流通の仕組みづくりへ挑戦する
かつおは鮮度落ちが早い魚です 。従来の流通方法では、漁港からお店に届くまでの間にどのような工程を経ているかわからず、消費者の方が「本当に新鮮で美味しいかつお」を味わえていないかもしれないと私たちは考えました。
そこで、「気仙沼旬かつお祭り」をきっかけに、かつおが漁獲されてからお店に並ぶまでの情報を「見える化」することを目指します。具体的には以下の取り組みを行います。
・鮮度情報の共有:いつ、どこで、どのように漁獲されたのかといった情報を提供します。
・価値のある情報の特定:どんな情報や条件がかつおの流通にとって価値があるのかを明らかにします。
これらの取り組みを通じて、消費者の方々に「最も美味しい状態の気仙沼かつお」をお届けするための新しい流通の仕組み(最適なバリューチェーン)を構築していきます。
「気仙沼旬かつお祭り」 概要
イベントページURL |
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日時 |
2025年9月12日(金)〜10月31日(金) |
場所 |
・サカナバッカ6店舗(中目黒、中延、都立大学、五反田、グランスタ東京 店、グランスタ丸の内店)https://sakanabacca.jp/pages/store ・都内小売店2店舗、都内飲食店13店舗 参加店舗一覧URL:https://kesennuma-shun-katsuo.com/#restaurant ※実施期間は各店舗により異なります。詳細は上記URLをご確認ください。 |
実施内容 |
・気仙沼かつおの販売(サカナバッカ・小売店) ・気仙沼かつおを使った期間限定メニューの提供(飲食店) ・はこビュン※による産地からの当日輸送 ※はこビュン:JR東日本グループが展開している新幹線や在来線特急列車等を活用した速達性かつ定時性の高い荷物輸送サービス |
気仙沼市・菅原市長のコメント
本市は、生鮮かつお水揚げ数量28年連続日本一を誇る「かつおのまち」でありますが、延宝3(1675)年に紀州三輪崎(現和歌山県新宮市)から「かつお溜め釣り漁法」が伝来したことで飛躍的に発展したとされ、今年はその史実から350年の節目の年に当たります。この記念の年に、株式会社フーディソン様をはじめ、都内小売店・飲食店の皆様の御協力のもと、戻りかつおのシーズンに合わせて「気仙沼旬かつお祭り」を実施いたします。
本市では、かつおはタタキではなく「生(刺身)」が基本。そして、「鮮度が命」。かつお祭り期間中には、新幹線の「はこビュン」を活用し、朝水揚げされたかつおを、その日のうちに味わっていただく企画も行います。「かつおのまち・気仙沼」から、産地の魅力とともに、新鮮で美味しいかつおを首都圏の皆様にお届けします。是非、お楽しみください。
気仙沼観光推進機構「溜め釣り漁350周年」URL:https://kesennuma-kanko.jp/katsuo-about/
当社・地方創生ディレクター山本のコメント
本イベントは、三陸沖の豊かな海で漁獲されるとびきりおいしい気仙沼かつお本来のおいしさを首都圏の皆様にもっと身近に感じていただきたく企画しました。このかつお祭りは、単に美味しいかつおを届けるだけでなく、鮮度情報を付加価値として提供することで、漁獲から消費までの一連の流れ(水産バリューチェーン)に新たな価値を生み出すことを目指しています。こうした情報が、消費者の皆様の購買意向をどう高めるのかを調査し、より良い流通の仕組みを構築するための第一歩にしたいと考えています。
また、注目いただきたいのは、新幹線輸送を活用した鮮魚店「sakana bacca」での特別販売です。朝水揚げされたばかりのかつおをその日のうちに東京まで運び販売します。通常市場経由で流通しているものより約1日早く消費者にお届けでき、これは気仙沼で食べられているかつおと同じ鮮度。東京にいながら、まるで現地で食べるような最高のおいしさを体験していただけるはずです。
このかつお祭りが気仙沼かつおの新たな魅力を発見するきっかけとなり、かつおが持つ本来の価値を感じていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。ぜひ、この機会に気仙沼の旬のかつおを味わっていただきたいです。
地方創生URL:https://foodison.jp/regpr
気仙沼市について
宮城県の最北端に位置し、世界三大漁場・三陸沖に面した港町。世界各地から漁船が集い、様々な人々が交流することで文化を育み発展してきました。かつお漁が発展するきっかけとなった「溜め釣り漁」が紀州から伝わり今年で350年。気仙沼港には今も多くの船が集まり、28年連続生鮮かつお水揚げ量日本一を誇っています。
気仙沼市URL:https://www.kesennuma.miyagi.jp/
気仙沼市デジタル水産業推進協議会について
気仙沼市は、水産庁の「デジタル水産業戦略拠点(令和5年度選定)」として、水産業の多角的なデジタル化に取組んでおり、その推進役として組成した官民連携の地域コンソーシアムです。気仙沼市、宮城県のほか、気仙沼市内の漁業、魚市場、流通、加工等をはじめとした水産業関係者及び関連産業その他関係団体等で構成しています(会長:気仙沼漁業協同組合 代表理事組合長 齋藤徹夫、主催者:気仙沼市長 菅原茂)。
サカナバッカについて
サカナバッカは都内に8店舗(中目黒、都立大学、中延、エキュート品川店、五反田、エキュートエディション新橋店、グランスタ東京店、グランスタ丸の内店)、埼玉県に1店舗(エキュート大宮店)を展開する魚屋です。日本の豊かな「魚食」の文化を一般の方にも広く伝えたいという想いから、日本の風景から減りつつある街の魚屋をモダンにアップデートし、食べて美味しいだけではなく、魚を知り、体験できるお店作りを目指して、東京ではあまり流通していない魚種や高鮮度の鮮魚を産地や市場から仕入れています。SNSやECなども活用し、オンラインとオフラインを掛け合わせた新しい購買体験を提供することで魚離れの進む若い世代も含め幅広い世代にご利用いただいています。
サカナバッカURL:https://sakanabacca.jp/

株式会社フーディソン会社概要
URL |
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代表者 |
代表取締役CEO 山本徹 |
所在地 |
〒104-0054 東京都中央区勝どき3-3-7 ケンメディアビル5階 |
設立 |
2013年4月1日 |
事業内容 |
飲食店向けの食品Eコマースサービス『魚ポチ』の運営、 個人向け鮮魚セレクトショップ『sakana bacca』の運営、 食品事業者向け人材紹介サービス『フード人材バンク』の運営 |