「#猛暑・渇水で困っています」タグを設置し、応援したい消費者とのマッチングを強化
全国の農家や漁師などの生産者と消費者をつなぐ国内最大級の産直アプリ「ポケットマルシェ(ポケマル)」を運営する株式会社雨風太陽(本社:岩手県花巻市、代表取締役社長:高橋 博之、証券コード:5616、以下「当社」)は、2025年6月以降の記録的な高温や少雨を受けて、ポケマル生産者を対象に、生育状況に関するアンケート調査を実施しました。その結果、多くの生産者から作物の生育不良を訴える声が寄せられ、収穫量が例年の3分の1程度にとどまったという回答も複数見られました。こうした現状を踏まえ、「#猛暑・渇水で困っています」タグを新たに設け、応援の気持ちを持つ消費者とのマッチングを強化します。
「#猛暑・渇水で困っています」タグ商品一覧ページ:https://x.gd/C2uoy

【調査結果】
▼概要
2025年6月以降の記録的な高温や少雨の影響により、作物の生育不良を訴える声が多く寄せられました。中には、収穫量が例年の3分の1程度にとどまったという生産者もおり、注文のキャンセルを余儀なくされるケースも見られます。収入の見通しが立たず、不安を抱える生産者の声も上がっています。
▼生産者の声(抜粋)
●青森県東通村/いちご農家

猛暑の影響がすごい。青森県は7月の猛暑日記録を110年ぶりに更新した。一昨年、初の酷暑を経験しましたが、それに近い栽培状況である。花芽の受精不良、土壌病害で200坪分のいちご苗が枯れた。およそ240万円売上減、苗代だけで33万円損害。暑すぎて生育不良なのか、通常の約30%程度しか収穫量がない。
●新潟県柏崎市/米農家

高温渇水のため品質、収量共に収穫してみないとまだわからないが、70%以上低下する可能性が高い。
●徳島県三好市/よもぎ農家

高温・雨不足でよもぎの生育に被害あり。よもぎは雨が降る程度の量で生育はするが、今年は雨が大変少なく、影響もある。また、高温で葉が焼け、枯れる被害が出ている。秋頃に花をつけるが、異常気象のせいで6月に花をつける。花をつけると葉が小さくなり、茎(軸)部分が太くなることにより品質も下がる。昨年までは収穫時期が9月後半頃までだったが、今年は大変短くなり収穫量が大幅に減っている。
●鹿児島県阿久根市/メロン農家

今年のメロンの被害は17aのハウス全体で、ミツバチの受粉不良と高温障害での日焼け他で、収穫量が例年の3分の1で被害額がとても大きく、限られた数しか販売出来なかった。
●山形県東根市/桃・ラ・フランス・りんご農家
異常気象により、育成中の桃の生育が一時的に止まってしまっている。本来なら肥大を迎えて収穫が近づいている時期にも関わらず、十分な降雨がないため小玉のまま肥大もあまりせず、品質・出荷量ともに大きな影響が出る見込み。同様に、秋以降に出荷を控えているラ・フランスやりんごも生育に支障が出ており、葉焼け・肥大遅延・生理障害のリスクが高まっている。
●香川県高松市/多品目栽培農家
香川県では連日、36度以上の気温が続き、雨が降らない。毎日、それぞれの畑全体に水を入れて、何とか維持している。お客様に対しては、あまり困っている感を出して売りたくはないので、涼しい顔していつも通り販売していますが、見えない努力をしていることは知って欲しいなと思う。
▼アンケート実施概要
調査対象:ポケットマルシェ登録生産者
有効回答数: 39件
調査方法:インターネット調査
調査期間:2025年7月30日(水)〜8月6日(水)
▼お問い合わせ
上記以外にも全国各地の生産者から被害の状況が集まっています。地域、品目別に状況をヒアリングされたいメディアのご担当者様は、下記フォームよりご連絡ください。
https://ame-kaze-taiyo.jp/contact/
【取組内容】
◆「#猛暑・渇水で困っています」タグ

猛暑や渇水の影響を影響を受けたポケマル生産者と、応援の気持ちを持つ消費者のマッチングを強化するため、「#猛暑・渇水で困っています」タグを設置しました。2025年8月6日(水)19:00時点で、104点の商品が出品されています。
「#猛暑・渇水で困っています」タグ商品一覧ページ:https://x.gd/C2uoy
【背景】
日本各地で記録的な猛暑と降水量の少ない日が続いています。気象庁が8月1日に発表した「2025年7月の天候」(*)では、「日本の月平均気温は7月として最も高かった」と報告されているほか、「北・東・西日本日本海側と北日本太平洋側でかなり少なかった」とあり、東日本日本海側では、1946年の統計開始以降、7月として1位の少雨となったと報告されています。これらの極端な気候は一次産業の現場に深刻な影響を及ぼします。
こうした状況の中、当社ではポケットマルシェの登録生産者に生産物への影響を問うアンケート調査を実施しました。その結果、全国各地の生産者より、高温障害等の生育不良や、収量の低下が見込まれる、という声が多数寄せられました。
これを受け、猛暑や渇水の影響を受けた生産者の声を集め、その実情を広く発信するとともに、応援の意思を持つ消費者とのつながりを強化すべく、「#猛暑・渇水で困っています」タグを新たに設置しました。本タグが付与された商品には、生産物が受けた被害の内容が記載されており、全国各地の生産現場が直面している現状を、消費者の方にも把握いただけるようになっています。
気候変動による生産現場への影響は今後も続くと考えられています。当社ではこれからも、地方の持続可能性向上のために、様々な方法で支援の取り組みを継続していきます。
* 2025年7月の天候 気象庁より
https://www.data.jma.go.jp/cpd/longfcst/monthly/202507/202507m.html
【直近の生産者支援に関する取り組み】
◆大船渡火災
2025年3月
生産者を金銭面で支援可能な応援商品の出品を開始、ふるさと納税での寄付も可能に
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000046526.html
◆能登半島地震
2024年1月
ポケットマルシェ生産者の食材提供のもと「ポケマル炊き出し支援プロジェクト」を実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000046526.html
◆ ALPS処理水放出
2023年8月
「#ニッポンの魚介を食べて応援」タグの設置と送料500円OFFを実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000156.000046526.html
2023年12月
全国のホタテの送料無料施策を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000174.000046526.html
◆ 自然災害
2023年7月(令和5年7月豪雨)
応援商品の販売、「#豪雨被害のご支援をお願いします」タグの設置
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000152.000046526.html
2023年8月(台風6,7号)
応援商品の販売、送料500円OFFを実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000046526.html
【ポケットマルシェについて】
ポケットマルシェ( https://poke-m.com/ )は、全国の農家・漁師から、直接やりとりをしながら旬の食べ物を買うことができるプラットフォーム。提供開始は2016年9月。現在、約8,700名(2025年6月時点)の農家・漁師が登録し、約13,000品の食べ物の出品と、その裏側にあるストーリーが提供されている。新型コロナウイルス感染拡大をきっかけに食への関心が高まり、ユーザ数はコロナ禍前から約16.7倍、注文数はピーク時に約20倍となり、約86万人の消費者が「生産者とつながる食」を楽しむ。
ポケマル公式X(旧Twitter):https://x.com/pocket_marche
ポケマル公式Instagram:https://www.instagram.com/pocket.marche/
ポケマル公式note:https://note.com/pocket_marche
【会社概要】
「都市と地方をかきまぜる」をミッションとし、「都市と地方」「生産者と消費者」「人間と自然」など、両者の間にある「分断」をつなぎ、かきまぜ、その境目をなくすこと。そして、生かし、生かされあう関係を実感することで、感謝や喜びを感じられる社会を作ることを目指しています。
会社名: 株式会社雨風太陽
代表者名: 高橋博之
所在地: 岩手県花巻市大通一丁目1番43-2 花巻駅構内
東京オフィス: 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-26-5 金子ビル3F
事業内容:
・食品事業:産直アプリ「ポケットマルシェ」、ふるさと納税プラットフォーム「ポケマルふるさと納税」等
・旅行事業:宿泊予約サイト「STAY JAPAN」、子ども向け企画旅行「ポケマルおやこ地方留学」等
・地方婚活支援事業:結婚相談所「ちほ婚!」
・自治体事業:関係人口創出、販路拡大等の自治体支援サービス
・インパクト共創事業:インパクト共創に関するサービス