2025年、田中農場は記録的な猛暑の中でも、美味しいお米を届けるための挑戦を続けています。土づくりから最新技術まで、知恵と工夫を積み重ねて育てた新米は、9月より出荷予定。現在、予約を受け付けています。
2025年の米作りの背景 酷暑と気候変動
今年は梅雨明けが例年よりかなり早く、水不足が心配される中、さらに連日の猛暑が続くなど、稲作にとって厳しい環境が続いています。近年、高温障害による米の品質低下が問題視される中、田中農場でも苦戦する年がありました。それでも、美味しいお米を届けたい、その思いから今年はさらに対策を強化しています。
暑い夏が来る前の準備
1. 土づくり
有機堆肥をたっぷり施すとともに、土を深く掘り、通気性と保水性に優れた健全な田んぼをつくります。深く耕すことで根がしっかりと伸び、高温や乾燥によるストレスに強く、水分・栄養を効率よく吸収できる稲が育ちます。

2. 品種選び
田中農場では、コシヒカリと同等の美味しさを持ちつつ、猛暑でも品質を保てる品種として、きぬむすめを採用しました。きぬむすめは、コシヒカリと比べて穂が出るタイミングがお盆明けと遅めで、最も暑い時期を避けることができるので、猛暑の影響を受けにくい特性を持ちます。

3. 田植え(疎植栽培)
稲1株ごとの間隔を広くとることで、稲は十分な光と風を受けて健全に育ちます。根や葉がのびのび成長し、暑さによるストレスが少なくなることで、猛暑にも強くなることができます。また、風通しが良いため病害の発生も抑えられ、安定した品質につながります。

酷暑真っ最中の対応
ドローンによるミネラル散布
猛暑期は稲が栄養不足になりやすいため、ドローンを使い空からミネラル肥料を迅速かつ均一に散布。重労働を軽減しつつ、稲に必要な栄養をしっかりと届けて、登熟(米の実り)をサポートしています。

動画やブログでも詳しく掲載しています。ぜひご覧ください。
YouTube ▶ https://youtu.be/tB7TTmtYyq0
ブログ記事▶ https://www.farm-tanaka.jp/blog/2025/06/30/tanaka-farm_interview2/
有限会社田中農場について
鳥取県八頭町の山間、120ヘクタールの農地で、特別栽培農産物を生産しています。化学肥料や農薬をできる限り使わず、堆肥などの有機肥料にこだわった土づくりで、安心・安全な作物をお届けしています。
■お問い合わせ
有限会社田中農場
〒680-0426 鳥取県八頭郡八頭町下坂442番地
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運営代行:株式会社ダブルノットに繋がります
TEL: 050-3198-9749 担当:谷野(たにの)

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