土曜日, 8月 2, 2025
ホーム商品サービス宇宙船!? ロボット!? 実は、カナダ製の微細藻類の培養装置。北海道から沖縄まで導入が広がり、日本の水産業を進化させている!

宇宙船!? ロボット!? 実は、カナダ製の微細藻類の培養装置。北海道から沖縄まで導入が広がり、日本の水産業を進化させている!

微細藻類は養殖の根源。稚貝、稚エビ、稚ウニ、稚ナマコなどを育成するには、大量の微細藻類を必要とするが、カナダ製の装置はこれを自動化。高く評価され、北海道から沖縄まで実績を重ねている。

インダストリアル・プランクトン社(カナダ)のフォトバイオリアクター(微細藻類培養装置)

日本中に広がる微細藻類培養の自動化

微細藻類は養殖の根源です。魚介類の赤ちゃんへの給餌(幼生、稚貝、稚魚への直接の給餌、または稚魚のエサとなるワムシやアルテミアの動物プランクトンへの給餌)として欠かせません。良質な微細藻類を安定的に確保できるかどうかは、種苗生産の能力に直接影響します。種苗生産コストの40%を藻類生産が占めていると言われ、収益にも大きく影響します。

インダストリアル・プランクトン社(カナダ)のフォトバイオリアクターは、見かけはSF映画に登場するロボットのようですが、微細藻類の生産を自動化することで、生産の安定化、効率化、品質の向上を実現する優れた装置です。大量の藻体を連続して生産することが可能になると同時に、労働力、ランニングコスト、床面積を著しく低減します。

2024年1月に標準機PBR1250Lが日本で初めて設置されてから、この1年半に多くの企業が導入しています。一部は高付加価値の原料生産用に使用されていますが、多くは上記のような水産(種苗生産)用途で採用されています。北海道から沖縄まで設置され、稚貝、稚エビ、稚ウニなどに健康でクリーンな藻類を大量に食べさせ、作業者のみなさんの負担を大幅に軽減しています。

NTTグリーン&フード (鹿児島)
上磯郡漁協 ウニ種苗センター(北海道)
うみの株式会社 (徳島)

東京シーフードショーで再び!大きな装置で迫力のデモンストレーション

2025年の「東京シーフードショー」に出展します。昨年は、来場者アンケートで「最も印象に残る展示」に選ばれました。標準機PBR1250Lを持ち込み、この大きな装置で迫力のデモンストレーションを行います。イベントの詳細は以下の通りです。

イベント名:  ジャパン・インターナショナル・シーフードショー

        https://seafoodshow-japan.com/tokyo/

日時:     2025年8月20日(水)から22日(金)までの3日間

開催地:    東京ビッグサイトの東館5-6ホール

展示者:        インダストリアル・プランクトン社 / SEAPAジャパンのブース
                      カナダから来日する最高科学責任者が、標準機PBR1250Lのデモを行います。

        ブース: M-71 (日本総代理店SEAPAジャパンのブース内)

セミナー:   8月20(水)14:30~

        インダストリアル・プランクトン社

        共同設立者・最高科学責任者 Shawn Glover

        申し込み:https://industrialplankton.jp/ 

昨年は、来場者アンケートで「最も印象に残る展示」に選ばれました。
ブースの様子
昨年のセミナーの様子

世界で証明されたフォトバイオリアクターの機能

1250リットルのバイオリアクターの連続培養によって生産される微細藻類の量は、タンクを使うバッチ培養の75,000リットル分 (5,000L/タンク x 15)、または、バッグ式連続培養の12,000L分(400L/バッグ x 30)に相当

圧倒的な効率性

標準機PBR1250Lの容積は1250リットルで、高濃度の微細藻類を連続培養により毎日200Lから400Lもの量を生産します。例えば、イソクリシスの場合、1日あたり35兆個の細胞を収穫することができます。これは、従来のタンクを使用したバッチ培養に比べ、75,000リットル分 (5,000L/タンク x 15)に相当し、まず床面積と取水量を大幅に削減します。また、タンク清掃や、収穫、培地の添加など、日常的な作業はすべて自動化されるので、労働力や運営コストを大幅に削減することができます。

驚異の連続培養期間、一度の接種で3カ月!

ユーザー様が作業の軽減を特に実感するのは、容器の洗浄システム(CIP)です。生産する藻類の品種を変えるたびに、タッチパネルに指一本触れるだけで1250Lの容器を洗浄、殺菌できます。洗浄された密閉型リアクターには、マイクロフィルターを経由してのみ、取水、通気、CO2と栄養素の供給が行われます。これにより、外部からの汚染のリスクは最小限に抑えられ、接種後の藻類の健康が保たれます。このような容器内環境では、一度の接種で6週間から3カ月の連続培養が可能です。(最長記録は12カ月です!)

高濃度!簡単にプログラムできる連続培養・収穫

フォトバイオリアクターには、微細藻類用に特別に開発されたLED照明が搭載しており、従来の蛍光灯よりも2.2倍の成長を促すことができます。さらに、外観からは分かりませんが、特殊な形状の培養容器を採用しており、LEDが培養液を隅々まで照らすため、非常に高い濃度での生産を継続することができます。

スケールアップと収穫の繰り返しも非常に簡単です。望ましい藻類の密度と生産量をタッチパネルで設定すれば、自動的に取水し、栄養素、CO2が投入され、培養が進行します。藻類が密度が設定値に達すると収穫、一部を残してこれを希釈し、再び培養を繰り返します。標準機PBR1250Lは、高濃度の藻類を毎日200Lから400Lの連続生産が可能です。綿密なパラメータの管理と自動化により、成長が速い珪藻の培養にも最適です。(微細藻類ごとの連続生産密度を参照)

パラメーターを絶えず把握

タッチスクリーンに表示されるデータやグラフにより、培養プロセスをリアルタイムに把握できるので、パフォーマンスや課題を記録から分析することが容易です。また、スマートフォンなどの機器から遠隔で状況を把握したり、パラメータを変更したりすることが可能なので、作業員が張り付く必要がありません。

連続生産密度(百万細胞/mL)

10-20 Isochrysis spp.

15-26 Chaetoceros calcitrans

10-25 Chaetoceros muelleri

60-150 Nannochloropsis spp.

11-26 Thalassiosira pseudonana

0.9-3.5 Thalassiosira weissflogii

1.2-4.0 Tetraselmis spp.

1.5-3.0 Rhodomonas salina

その他、培養に適した品種
Phaeodactylum • Karenia brevis • Skeletonema spp. • Chaetoceros gracilis • C. neogracilis Haematococcus pluvialis • Spirulina spp. • Chlamydomonas spp. • Chlorella spp. • Pavlova spp.

詳細な情報:インダストリアル・プランクトン社のフォトバイオリアクター

URL:     https://industrialplankton.jp/

問い合わせ:  株式会社SEAPAジャパン(日本総代理店)

        電話番号: 050-3561-8240

        Eメール:  https://industrialplankton.jp/

株式会社SEAPAジャパンについて

SEAPAはオーストラリアの製造メーカー。SEAPAジャパンは2018年に設立され、日本にシングルシード養殖を広め、牡蠣養殖の進化に貢献してきました。自社の養殖資材の販売だけでなく、課題の多い日本の水産業を発展させるために、養殖に関わる品質向上、効率化、安定化に寄与できる優れた技術や資材を輸入販売しています。SEAPAジャパンは、インダストリアル・プランクトン社の微細藻類培養装置(フォトバイオリアクター)の日本総代理店です。

株式会社SEAPAジャパン

代表者:  代表取締役 吉本 剛宏

所在地:  大阪市北区中津3-10-4 西田ビル2階

URL:   https://industrialplankton.jp/

Facebook: https://www.facebook.com/SEAPAJapan/

YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCv8dHaI8yCeY3mlr9vqvJEw/videos

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments