北海道芽室町(町長:手島 旭、以下「芽室町」)と十勝広域森林組合(代表理事組合長:広瀬 重雄)と森林カーボンクレジット創出の支援事業を展開する株式会社ステラーグリーン(本社:東京都中央区、代表取締役社長 兼 CEO/CCO:中村 彰徳、以下「ステラーグリーン」)は、2025年7月31日(木)に「ゼロカーボンの実現に向けた連携協定」を締結しました。

本連携協定により、地域森林資源の可視化・価値化を通じたゼロカーボンの実現と、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めます。具体的には、森林資源を活用したカーボンクレジットの創出や地域資源の有効活用など、多岐にわたる活動を展開する予定です。
■連携協定の概要
1. 締結日
2025年7月31日(木)
2. 目的
芽室町、十勝広域森林組合及びステラーグリーンが連携することで、ゼロカーボンの実現及び持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進します。
3. 連携事項
(1)Jクレジット制度に基づくクレジットの創出及び販売
(2)持続可能な一次産業の推進に関すること
(3)地域資源の活用及び関連事業の推進に関すること
(4)脱炭素社会の実現に向けた取組に関すること
(5)その他地域活性化に関すること
■連携協定締結の背景
芽室町は2009(平成21)年に「芽室町地域新エネルギービジョン」を策定して以来、役場や保育所、小中学校などの公共施設への太陽光発電や木質バイオマス、地中熱ヒートポンプの導入などを通じて、二酸化炭素の排出量削減に一定の成果を上げました。その取り組みは、北海道経済産業局主催の「平成22年度 北国の省エネ・新エネ大賞」において「啓発普及部門」で大賞を受賞しています。2024(令和6)年には、更なる再生可能エネルギーの導入や森林資源などの地域資源を最大限に活用したゼロカーボンを達成するために、「芽室町ゼロカーボンシティ宣言」を表明し、「芽室町地球温暖化防止実行計画(区域施策編)」を策定しました。
芽室町では、町民・事業者・研究機関・行政が共通の意識を持ち、協働して「ゼロカーボン」を啓蒙・達成していくことを基本理念としています。こうした背景のもと、芽室町、地域の森林管理主体として森林を守り育て森林環境保全と林業発展に貢献している十勝広域森林組合、ステラーグリーンの三者間で連携協定を締結する運びとなりました。本連携協定に基づき、行政と民間企業が協働し、総面積の42%を占める森林資源を活用し、芽室町の豊かな自然資本を最大限に活用したゼロカーボンの実現を目指し貢献していきます。
■芽室町長よりコメント

北海道芽室町 町長 手島 旭
芽室町は、国立公園に指定された日高山脈をはじめ、農村景観が広がる自然豊かなまちであり、基幹産業の農業を中心に自然の恵みに育まれて発展を遂げてきました。このたびの十勝広域森林組合と株式会社ステラ―グリーンとの三者による連携協定の締結は、これらの自然環境を生かした取組であり、森林資源を活用した新たな事業をスタートできることを嬉しく思います。これを契機として、持続可能な地域社会の実現へ向けてさらなる取組を進めてまいります。
■十勝広域森林組合代表理事組合長よりコメント

十勝広域森林組合 代表理事組合長
広瀬 重雄
このたびJクレジット三者連携協定締結にあたり、ひとこと御挨拶申し上げます。芽室町有林約1,100ha、十勝広域森林組合所有林約700haの森林資源を有効活用し付加価値をつけ持続可能な環境の向上に取り組めることを嬉しく思います。我々の使命でもある森林造成、国土保全の役割を十分に発揮するとともに森林環境への配慮、保全、森林の持つべき役割の重要性を再認識し林業発展のためゼロカーボンの実現に向け一層邁進してまいります。
■ステラーグリーン代表よりコメント

株式会社ステラーグリーン 代表取締役社長
兼 CEO/CCO 中村 彰徳
「芽室町ゼロカーボンシティ宣言」における取り組みをさらに進めるため、この度は芽室町、十勝広域森林組合との三者で連携協定を締結させていただくことになりました。当社の連携協定は道内では9例目となります。カーボンクレジットの創出を通じて豊かな自然を資産として守り続けることで、芽室町および北海道の持続可能なまちづくりに貢献できるよう努めてまいります。
■北海道芽室町について
芽室町は十勝平野の西部に位置し、日高山脈を背に広がる雄大な農村地域です。十勝川、芽室川、美生川などが潤した肥沃な大地には、小麦、じゃがいも、小豆、ビート、スイートコーンなどの作物が広大な畑で育ち、十勝型大規模農業を象徴する町でもあります。夏は30℃近くまで気温が上がる日がある一方、冬は-20℃を下回る厳しい寒さに見舞われることもあり、四季の表情がはっきりとしています。町内にはJR根室本線と国道38号が通り、帯広市中心部から車で約30分という利便性の高さも魅力です。晴天率が高く、日照時間の長さは作物の品質向上にも寄与しており、農業・自然・人々の営みが調和した、開放的で健やかな暮らしが広がっています。
北海道芽室町:https://www.memuro.net/
芽室町観光物産協会:https://memuro.info/
■十勝広域森林組合について

十勝広域森林組合は、2008(平成20)年に旧十勝中央森林組合・池田町森林組合・豊頃町森林組合と広域合併し、帯広市・芽室町・中札内村・池田町・豊頃町の1市4町村をエリアとする森林組合です。北海道十勝地方の森林所有者を組合員とする協同組合で、森林の適正な整備・管理と林業の振興を目的としています。植林・間伐などの森林整備から、伐採・原木販売・製材加工までを一貫して担い、地域の木材資源の持続的活用を推進しています。また、林業の担い手育成や森林認証の取得にも取り組み、環境保全と地域経済の両立を図る役割を担っています。
十勝広域森林組合:http://www.tk-f.jp/
■株式会社ステラーグリーンについて

ステラーグリーンは「自然の価値に、輝く道を。」を経営理念に、生物多様性を保全しつつ、最新のテクノロジーを活用して地域の自然資源を価値あるものに変換することで、持続可能な地域社会の構築を実現することを目指しています。
ステラーグリーンは森林カーボンクレジットの生成から販売まで、成功報酬型のワンストップサービスを提供しています。また、専門性が求められる森林データの収集や申請書作成にも対応しており、環境価値を経済価値に変えるプロセスを多角的にサポートします。
株式会社ステラーグリーン:https://www.stellargreen.co.jp
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