木曜日, 7月 31, 2025
ホーム経営情報屋上農園のパイオニアRooFarm、広島1500㎡で“農業の再発明”に挑戦─地方農業“転換点”に都市発テクノロジーが挑む

屋上農園のパイオニアRooFarm、広島1500㎡で“農業の再発明”に挑戦─地方農業“転換点”に都市発テクノロジーが挑む

屋上農園のパイオニア、株式会社RooFarm(東京都港区、代表取締役 笠柳 翔)は、2025年7月、広島県福山市において「スイートコーン」の収穫および出荷を実施したことをお知らせいたします。

屋上農園のノウハウで地方の課題に挑む──RooFarmの「1500㎡プロジェクト」 

屋上農園のパイオニアであるRooFarmは、都市の屋上という限られた空間で、最大限の売上を追求してきました。私たちは「制約を突破する」という発想と徹底した管理技術を武器に、東京都内の商業施設やオフィスビル、人気旅館の屋上などで都市空間のポテンシャルを最大限に引き出してきました。

今回はその知見を“地に足のついた実証”として地方農業に転用しました。高齢化・担い手不足といった全国共通の課題が顕在化する広島県福山市の1500㎡の畑で、「遠隔管理」「省人化」「マニュアル化」による新しい農業モデルの構築に挑戦しています。

広島県福山市でのスイートコーン畑の様子

「人がいない」農業の実証──遠隔管理とテクノロジー活用 

RooFarmの地方での大規模生産型農業事業では、「1人で1haの土地を作物選定から土壌開発、栽培、収穫、梱包・発送まで運営できる状態を作る」ことを課題と捉えています。今回の広島県福山市での最大の特徴は、“現地に常駐者ゼロ”の運営体制です。現場の作業は地元の未経験スタッフが中心となり、運営本部は東京から遠隔で管理する分業体制を採用しています。月に数回のみ現地入りするスタイルです。

積算温度などのデータをもとに、最適な収穫タイミングや施肥設計もすべて数値化・マニュアル化しています。農業未経験者でも作業ができるよう、マニュアルを整備し、スムーズな現場連携を実現しました。都市で培った“最適解を導く思考”が、地方でも成果を生み出せることを証明しています。

小さな畑から生まれる大きな感動──スイートコーン「プレミアム味来90」

今回RooFarmが福山で栽培した「プレミアム味来90」は、“とにかく美味しい”を最優先して選抜した希少なスイートコーンの品種です。私たちは生産者として全国のコーン展示会に足を運び、数十種類におよぶ最新品種をすべて実際に食べ比べました。その中で「心から感動できる1本」を求め、納得できるまで吟味し、味・食感・余韻に至るまで自分たちの確信を持てた品種がプレミアム味来90です。

多くのスイートコーンは、市場性として大きさや育てやすさが重視され、消費者が本当に求める「口に皮が残りにくいこと」や「ジューシーさ」は、品種改良の中であまり重視されてきませんでした。プレミアム味来90は、そうした“本当においしいと感じる瞬間”をとことん追求した特別な系統です。一口かじった瞬間に広がる濃厚な甘みと、みずみずしく繊細な食感は、まさに“感動体験”です。

また、有機肥料のみで育てているため、後味に残るエグ味もなく、すっきりとした甘さが口の中に広がります。出荷は“朝どれ即日発送”。収穫したその日のうちに配送することで、鮮度と味わいを最大限に引き出しています。お客様からは「これほど甘いとうもろこしは初めて」「想像を超えるクオリティ」といった声を多数いただいています。1500㎡という小さな畑でも、最適な栽培・物流設計によって“感動の1本”が生まれることを私たちは確信しました。

道の駅での販売の様子

地方農業の未来を描く──RooFarmが目指す新たなモデル

この取り組みは、単なる地方進出ではありません。RooFarmの「第2章」です。これまでRooFarmが都市農業で培ってきた知恵と哲学が、過疎化や高齢化が進む地方農業の現場でどこまで通用するのか、私たちは本気で挑戦しています。

地方には、農地はあっても人がいない。人がいても、継承すべき技術が伝わりづらいという現実があります。こうした課題に対し、私たちは「1人でも1haの畑を運営できる農業モデル」の構築を目指し、人手や労働時間に依存しない新しい農業のあり方を、テクノロジーと設計力、そして哲学で切り拓いていきます。

福山での“1500㎡プロジェクト”は、まさにその挑戦の始まりです。RooFarmはこれからも都市と地方、ヒトとテクノロジーを結ぶハブとなり、日本の農業をもっと自由でしなやかな産業へと進化させていきます。


株式会社RooFarmについて

「農業を再発明し、世界の食を支える」をビジョンに掲げ、都市と地方の両軸で新しい農業モデルを開発・展開するアグリベンチャーです。100㎡の都市空間で年間300万円以上の売上を目指す都市農業モデルと、高齢者一人でも1haを運営できる省力型地方農業モデルの両立を目指し、テクノロジーとデータで“誰もがゼロステップで農業にアクセスできる社会”を創ります。高付加価値作物の栽培、サプライチェーンのゼロ化、料理ジャンル別の専門ファームなど、多様なイノベーションを推進しています。

【特徴】

  • 都市・地方の垣根を越えたスマート農業の実践

  • 高付加価値・ニッチトップ戦略によるブランド作物の開発

  • 自動潅水・遠隔モニタリング・AI活用など農業の自動化推進

  • フレンチ、日本食、イタリアンといった料理ジャンル別専門ファームの構築

【会社概要】

会社名:株式会社RooFarm
所在地:〒107-0062 東京都港区南青山3丁目1−36 青山丸竹ビル 6F
代表者:代表取締役 笠柳 翔
会社HP:https://roofarm-info.studio.site/

一緒に農地の未来をつくる仲間を募集!

RooFarmでは、都市農業で培ったノウハウを活かし、広島の耕作放棄地や遊休地を再生し、事業承継を行うプロジェクトを推進中です。この挑戦をともに進めてくれる“農地管理パートナー”を、副業やアルバイトとして募集しています。

<副業orアルバイト募集>

都市農業の知見を活かし、広島の“農業を再発明”する。

眠っている農地を、未来の希望に変えるメンバーを募集します。

「農業」と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、RooFarmでは地域とのネットワーク構築を通じて、省力化と継続可能な仕組みを実現しています。大手企業の現役社員や、海外経験者など多様なバックグラウンドのメンバーが在籍し、社会課題に挑戦しながら自身も成長できる環境です。

<RooFarmと関わることで得られる価値>

  • 耕作放棄地・遊休地の再生という社会課題に取り組める

  • 最先端技術(IT・AI)に触れられる

  • 優秀なメンバーと一緒に働ける

  • 地域とつながるやりがいを実感できる

<勤務条件・報酬>

勤務地:広島県福山市芦田町

勤務時間:週数時間〜(副業ベースOK)

勤務時期:6月上旬〜8月初旬

報酬:内容・貢献度により調整あり(要相談)

詳細・ご応募:all-roofarm@roofarm.info

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