農と人、都市部と地域をつなぐ架け橋に。第一弾の様子をレポート。
合同会社Tsunagi(東京都)は、「蕎麦を起点に、人と地域をつなぐ」ことを目的に、北海道幌加内町で「蕎麦畑オーナーシップツアー」を企画。
今夏、第一弾となる種蒔きや生産者との対話を実施しました。
本取り組みは、“つくる・まなぶ・つながる”をキーワードに、都市住民が一次産業に主体的に関わる「関係人口創出モデル」として今後も順次各地域での展開を予定しています。
■ 1. 北海道幌加内から始まった「自分だけの蕎麦畑」体験
Tsunagiが企画・主催した「蕎麦畑オーナーシッププラン」は、参加者一人ひとりが自分の蕎麦畑を持ち、蕎麦の成長とともに地域とのつながりを深めていく体験型の共創プログラムです。
今回は、日本一の蕎麦の産地・北海道幌加内町にて、地域に根ざす製粉販売会社「そばの坂本」のご協力のもと実現しました。
2025年6月に実施された第一弾「種蒔き」には、東京から約10名が参加しました。
YOUTUBEにて、体験の様子をご覧いただけます。




■ 2. 都市と地域を“蕎麦”でつなぐ、新しい関係の形
このプランの大きな特徴は、「都市住民が関係性を持てる一次産業」として蕎麦を位置づけている点です。
“蕎麦を育てる”という行為そのものが、農と人、地域と都市を結ぶ架け橋になります。
参加者からは、
「種をまいた瞬間、“自分もこの土地の一部になれた”と感じました」
「自然、食、人。すべてがつながる体験。最高でした!」
といった声を頂きました。


■ 3. Soba transformation(Sx)──合同会社Tsunagiが目指すもの
本プランは、Tsunagiが展開する「Soba transformation(Sx)」のひとつです。
Sxとは、蕎麦の伝統に新たな視点をつなぎ、創造性や革新性を持つ新たな変化を生み出していくことです。
具体的な当社事業は下記のとおりです
・アップサイクル蕎麦クラフトビールの製造販売(未利用資源である蕎麦のふすま粉の活用)
・蕎麦×HIPHOP×和太鼓のカルチャーコラボによる映像作品制作
・子ども向けの蕎麦食育イベント
・地域と協働したフィールド型共創プログラム(本件)
Sxの軸は「伝統を解釈し直し、次の世代へ渡すこと」。
今後も新しい取り組みに積極的に挑戦します。
■ 4. 次は長野・安曇野へ。蕎麦を通じた関係づくりを全国へ拡大
2025年10月には、幌加内ツアーの収穫編を予定。参加者は自分の畑で育てた蕎麦を刈り取り、そば打ち体験を通じて「育てる」「つくる」「食べる」の循環を体感します。
さらに、2025年夏より長野県安曇野市でも同様の蕎麦畑オーナーシッププランをスタート予定。
地域資源を活かした「自分ごと化できる一次産業」として、蕎麦文化を未来へとつなげていきます。

本取り組みは、農業と観光、そして事業創出までを横断する関係人口創出モデルとして、各地域にあわせて柔軟にカスタマイズ可能です。
「わたしたちの地域でも実施してみたい」「まずは話を聞いてみたい」という自治体・地域団体・観光連携先の皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。

合同会社Tsunagi
合同会社Tsunagiは“Sx! Soba(蕎麦) transformation!”を合言葉に、蕎麦の伝統に新たな視点をつなぎ、創造性と革新性を打ち出す活動をしています。日本の蕎麦文化を発展させ、蕎麦の応援者を増やしていきたいという想いを持ち活動をしています。
アップサイクル蕎麦クラフト“tsunagi”の販売 https://tsunagi-beer.com/
蕎麦に携わる十人十色の想い(=そば色)をつなぐ、蕎麦総合メディア”そば色ノ日々“の運営
https://sobairo-days.com/
本件に関する問い合わせ先
合同会社Tsunagi 代表:桑岡 翔吾 E-mail:info@soba-tsunagi.com