環境配慮の生産現場をともに確認
パルシステム東京(本部:新宿区大久保、理事長:西村陽子)は7月12日(土)と13日(日)、産直提携を結ぶたまごの産地、株式会社花兄園(宮城県仙台市、大須賀木代表)で、親鶏の飼育環境やたまごの生産状況を確認する「公開確認会」を開催します。毎週届くたまごの品質と安全性を担保する生産手法を利用者が直接確かめます。
事前学習経て利用者視点で確認
公開確認会は、パルシステムが1999年から独自に運用する、生産者と消費者の二者による農畜水産物の生産状況の確認制度です。米や青果、畜産品から水産品までさまざまな品目で、環境配慮や資源循環型の生産技術を利用者や他地域の産地の生産者が監査します。
今回の公開確認会は、パルシステムの「産直こめたまご」と「産直たまご」の産地の一つ、花兄園で開催します。花兄園は2011年の東日本大震災と原子力発電所事故により、所有農場の7割が閉鎖される被害を受けました。
なかでも福島県大熊町の農場は福島第一原子力発電所から1.8㎞にあり、鶏やたまごを放置したまま避難せざるを得ませんでした。ほかの農場もえさ不足や停電などから生産量が大きく落ち込みながらも、生産再開と経営再建を果たした経緯があります。
養鶏は、親鶏の健康維持を最優先とし、太陽光と自然の風が入る鶏舎で飼育しています。健康管理の徹底により、飼料には抗生物質や抗菌剤を使用していません。トウモロコシは遺伝子組み換え作物の混入を防ぐため分別生産流通管理されたものに限定し、収穫後の農薬も不使用です。
「産直こめたまご」の親鶏の飼料には、国内自給率の向上を目的に耕作放棄地などで生産された飼料用米を20%以上配合しています。
これらの環境配慮型の生産状況を監査するパルシステム利用者は、事前のオンライン学習でパルシステムの産直や食の安全性確保への理解を深めています。各地の生産者やパルシステムの職員とともに、生産物の安全性や生産者の努力を直接確かめます。

「想いと安心を確かめる~産直たまごの公開確認会~」開催概要
日時:2025年7月12日(土)、7月13日(日)
会場:アインパルラ浦島(宮城県大崎市)
費用:無料
参加:花兄園、清水港飼料㈱、JA全農たまご、パルシステム東京利用者(13名)、
パルシステム連合会ほか
パルシステム東京はこれからも、利用者とともに日本の食を支える産地への理解を深め、持続可能な生産と消費を目指していきます。

生活協同組合パルシステム東京
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6、理事長:西村陽子
出資金:225.7億円、組合員数:53.9万人、総事業高:883.2億円(2025年3月末現在)
HP:https://www.palsystem-tokyo.coop/
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:渋澤温之
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,604.2億円/組合員総数176.2万人(2025年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城 栃木、パルシステム山梨 長野、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
HP:https://www.pal-system.co.jp/
