綿半ファーム株式会社(長野県千曲市 代表取締役社長:小川多々雄)は、この度、長野県筑北村において建設を進めていた新豚舎の完成をお知らせいたします。

【新豚舎の主な特徴】
■スマート技術による省力化
新豚舎では、温湿度や換気の遠隔管理、カメラによる健康状態の見守りなど、スマート農業技術を導入。省力化とともに、より緻密な飼育環境の管理が可能になりました。
■人が立ち入らない豚舎
新豚舎では給餌、給水は自動で行われ、舎内清掃は「洗浄ロボット」が行います。豚の出荷も「出荷豚自動選別機」が行うことで人が豚舎内に入ることなく飼育ができる仕組みになっています。これによって外部から豚舎に細菌やウイルスなどの病原菌の持込みリスクを抑え、家畜の死亡・発病率の低下に寄与します。

■環境に配慮した循環型施設
豚糞を施設内で堆肥化、自社で栽培する飼料作物の肥料として活用します。店舗や食品工場から出る食品残渣を飼料として再活用を進め、環境負荷の低減を図る循環型の取組みを計画しています。
■豚舎の環境を整えアニマルウェルフェアにも配慮
夏は外気冷却装置の「クーリングパド」を稼働させ、豚舎内を冷涼に保ちます。冬は畜産用ガスヒーターと併用して、天井で温められた空気を豚舎内に循環させ、家畜へのストレス軽減を図り、アニマルウェルフェアにも配慮しました。

綿半ファームでは長野県千曲市の農場にて豚を飼育し、長野県内の綿半店舗へ出荷しています。また、飼料米の自社生産や、天然植物由来の飼料添加物の研究開発などを通じて、安全・安心な豚肉づくりに取組んでいきました。この度完成した新豚舎は、スマート技術の活用と環境への配慮を両立させた循環型の養豚施設であり、綿半店舗への豚肉の安定供給を目指します。