木曜日, 5月 29, 2025
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島根県海士町の田んぼを未来へ。「継ぐ米」プロジェクトが始動

島根県隠岐郡海士町の田園風景を、次の世代につなぐために。株式会社むじょう(本社:東京都目黒区、代表取締役:前田陽汰)は、島根県海士町の持続可能な農業モデルを支える新たな取り組みとして、お米の定期便「継ぐ米(つぐまい)」プロジェクトを始動しました。代表の前田が高校時代を過ごした海士町にて、高齢化する生産者が「年金に頼らず、次の世代も耕作を続けられる状態」を目指した地域密着型の取り組みです。

「継ぐ米」プロジェクトとは?

(写真提供:株式会社むじょう 広報部)

「継ぐ米」は、島根県海士町で生産されるお米を定期便として海士町の関係人口に届ける、新しい地域ブランド米の取り組みです。単なる物販事業ではなく、地域に根ざした田園風景を“継ぐ”という視点から設計された、生産・販売・関係人口づくりを一体化したプロジェクトとなっています。

高齢化による担い手不足に直面する海士町において、今も田んぼを耕し続けている生産者が安心して農業を続けられること、そして次の世代が希望を持って営農に取り組める体制を築くことが「継ぐ米」の最大の目的です。

この目標を実現するために、「継ぐ米」ではまず定期販売という形で販売を安定させ、農家の収入を見通しやすくしています。

さらに、この継ぐ米事業自体を数年以内に農事組合法人(=生産体制)に統合することを見据えた事業設計をしていることにより、販路卸売業者を介さずに販売を行うことで、売上の最大限を生産者に還元できる仕組みを目指しています。

梱包、発信、つながり方も「継ぐ」

「継ぐ米」では、商品を届ける過程そのものにも“継ぐ”という思想を込めています。

梱包には、海士町に根付く「お裾分け文化」を溶け込ませたり、海士町の田んぼの景色が写真で届くといった工夫を施しています。

(写真提供:株式会社むじょう 広報部)

また、生産者の人柄や暮らしを感じられる情報発信にも力を入れており、Instagramやnoteなどを通じて、季節ごとの田んぼの様子や生産者の想いを発信中です。「顔が見える」だけでなく、「営みが見える」農業とのつながりを通じて、消費者との関係を深めています。

▼海士の継ぐ米 公式Instagram

https://www.instagram.com/tsugumai_ama

▼海士の継ぐ米 公式note

https://note.com/tsugumai

サステナブルな地域と田んぼの未来へ

「継ぐ米」は、すべての田んぼを守ることを目指してはいません。むしろ、「守る田んぼ」「還す田んぼ」について考えられる心の余裕・余白を生み出し、無理なく心地よく続けられる範囲で耕作を続けることを重視しています。

この考え方は、むじょうが提唱する「縮充(しゅくじゅう)」の思想ともつながります。

拡大や成長だけを追い求めるのではなく、縮小を前提とした上で“充実”を見出す新しい地域の在り方を模索する中で、田んぼを未来へ引き継ぐ方法として「継ぐ米」が生まれました。

海士町の田んぼがただ「残る」のではなく、「継がれていく」ための実験として、本プロジェクトは今後も育てられていきます。

(写真提供:株式会社むじょう 広報部)

お問い合わせ先

担当:松田

メール:info@mujo.page

電話:050-3138-3737

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