テクノロジーを活用した透明性の高い自然資本における資金循環の創出をサポート
自然由来のカーボンクレジットのプロジェクト開発者のためのdMRVソリューションを開発する株式会社Archeda(本社:東京都千代田区、代表取締役:津村 洸匡、以下「Archeda(アルケダ)」)は、カーボンクレジット創出プロジェクトに必要な情報の一元管理と衛星データとAI技術を活用したリアルタイムモニタリングを可能にする新ソリューション「Green Insight Monitoring for MRV」の提供を開始しました。
本サービスにより、森林クレジットや環境プロジェクトの開発者や運営企業は、従来よりも効率的かつ信頼性の高いプロジェクトのモニタリングが可能になります。
Green Insightについて

衛星データを利用した自然由来カーボンクレジットのためのdMRVソリューションです。カーボンクレジット創出のプロジェクト開発に必要な、適地探索、適格地調査、PDD作成、モニタリング等のフェーズ毎における分析ソリューションを一気通貫で提供予定です。また、自治体や林業事業者の方向けに、衛星データを利用した森林資源量の推定や伐採地の検出や造林状況のモニタリングができるソリューションも開発しています。これまで、フィリピン、ベトナム、カンボジアなど東南アジアのプロジェクトに対して解析技術の提供実績があります。
「Monitoring for MRV」について

◆概要
自然由来のカーボンクレジットのプロジェクトをリアルタイムでモニタリングできるプロジェクト開発者向けのソリューションです。現在、「Monitoring for MRV」はVCSの植林プロジェクトに対応しておりますが、今後、REDD+や水田プロジェクト、ブルーカーボン等の様々なクレジット認証基準・方法論への対応を予定しています。
◆Monitoring for MRVのポイント
プロジェクトのGHG排出量の削減や吸収・除去の効果を科学的・客観的に評価している点がポイントです。具体的には、プロジェクトエリア(プロジェクト活動が実施され、その成果を測定するエリア)とコントロールエリア(プロジェクト活動を行わず自然な状態やベースラインを観測するエリア)の2つのエリアにおけるプロットを分析し、プロジェクトを通じた二酸化炭素吸収量の増加効果を分析しています。
◆モニタリングできること・機能:
-
プロジェクトエリアや周囲のコントロールエリアのプロット分析や可視化
-
火災や異常気象などのイベント情報
-
衛星データを活用した過去データ・予測・実測値の比較をグラフ表示
-
解析結果・プロジェクト情報等のDLが可能
お問い合わせ
Green Insightについての詳細情報やお見積もりのご依頼、クレジット創出のプロジェクトに関するご相談など、どのような内容でもお気軽にお問い合わせください。
Archedaについて
Archedaは、衛星データを利用した自然由来の炭素クレジットプロジェクトのdMRVソリューションの開発を行うスタートアップです。プロジェクト開発プロセスの各段階(サイト選定、プロジェクト登録、モニタリング、信頼性チェックなど)において、最適な分析ソリューションを提供しています。 当社は、森林(植林、REDD+等)、水田(中干し期間の延長、AWD等)、マングローブなどの自然環境をベースとしたプロジェクトに重点的に取り組んでおり、VCS、Gold Standard、JCMなどの国際的な方法論にも対応しています。現在、フィリピン、ベトナム、カンボジアなどで解析実績があります。さらに、自治体や林業事業者向けに、衛星データを用いた森林資源量の推定や違法伐採の検知などのソリューションも提供しています。
◆Archeda会社概要
社名:株式会社Archeda(アルケダ)
設立:2022年09月
代表者:代表取締役 津村 洸匡
所在地:東京都千代田区霞が関 3-2-5 霞が関ビルディング36F
事業内容:衛星データを活用した自然環境の解析事業、カーボンクレジットのモニタリング解析事業
Website:https://archeda.inc
LinkedIn:https://www.linkedin.com/company/archeda-inc
Facebook:https://www.facebook.com/Archeda
直近の取り組みについて
-
森林クレジットの実証業務に関して三菱UFJフィナンシャル・グループと業務提携
-
ベトナムにおけるIALMプロジェクトへの分析支援に関して基本合意締結
-
COP29にてAWDプロジェクトにおける適地選定ソリューションを発表
-
植林クレジットのためのモニタリング機能を提供開始
-
水田クレジットのための湛水状況解析機能を提供開始