水曜日, 3月 12, 2025
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地球温暖化を食い止める農法「不耕起栽培」学びの場がスタート

NPO法人ふるさとファーマーズ(神奈川県茅ヶ崎市、代表:石井雅俊)は、2025年3月24日(月)より、庄司いずみベジタブル・クッキング・スタジオオンラインスクールにて、不耕起栽培の連続講座を始めます。

実は農業も環境に影響を与えていることは知っていますか?温室効果ガスの約30%は農業や食品産業由来の排出と言われています。それを食い止める農法として世界で注目を集めているのが不耕起栽培です。

不耕起栽培とは

不耕起栽培とは畑を耕さずに作物を育てる農法です。土中の虫や微生物の生活をできるだけ壊さずに栽培します。刈り取った雑草で土を覆う「草マルチ」をして土を見せないこともポイント。保水力や保養力が上がり、豊かな土壌に育ちます。

神奈川県茅ヶ崎市NPO法人ふるさとファーマーズ不耕起栽培の畑(幻の黒千石大豆)

不耕起栽培に取り組み5年。現在茅ヶ崎市周辺の学校10校以上で、農の大切さ・地球環境の守り方を伝えている代表の石井は、より広く伝えるため、野菜と真剣に向き合ってきた庄司いずみ氏とタッグを組み、知識を全公開します。

茅ヶ崎市内の小学校で【畑の授業】
全4回の講座内では畑の様子も配信(石井と庄司いずみ氏)

近年、気候変動により世界中で気温上昇やゲリラ豪雨、自然災害が起こっています。その人為的要因として、人間の生活によって排出される二酸化炭素の増加。それに伴う地球温暖化が挙げられます。そのため農からのアプローチとして、耕さないことで土中に二酸化炭素を貯留する「不耕起栽培」に取り組み、環境を守りながら食物を作る社会を伝えていきたいと考えています。

ふるさとファーマーズ不耕起栽培の畑(東日本大震災時、瓦礫の中に咲いたど根性ひまわりの種を繋いでいます)
子どもたちも数多く訪れる。みんな目を輝かせながら作業している。

■不耕起栽培が良い4つの理由

(1)土中に二酸化炭素を貯留できる

⇒耕さないことで植物の根を土中に残せるため、二酸化炭素を貯留する根の役割が活かせます。

(2)生物多様性の回復

⇒耕さないことで土中生物の生態系を壊すことが少なくなり、回復が期待できます。

(3)乾燥を防ぎ、健康な土壌の回復

⇒耕すことで肥沃な土壌は10年で1cmもなくなってしまい、土壌の砂漠化が進みます。

(4)雑草の抑制

⇒刈り取った雑草で土を覆っていく草マルチにより、雑草が抑制され労力の低減が期待できます。

刈り取った雑草で土を覆う草マルチ:雑草の抑制、土中の微生物の活性化などメリットがたくさんある
不耕起栽培で作った美しい野菜

■庄司いずみベジタブル・クッキング・スタジオ

著書70冊以上のヴィーガン料理家、庄司いずみが主宰するヴィーガン料理専門のスタジオ。日本ではじめての本格的なヴィーガン料理教室として、2014年からレッスンを企画、開催。庄司いずみのレッスンのほか、人気シェフやパティシエ、料理家を招いてのコラボレッスンも大人気。2020年からはオンラインレッスンをスタート。現在は300以上のレッスンが全て学べる定額制オンラインスクールを運営。ヴィーガン料理の魅力を広く伝えている。

【庄司いずみベジタブル・クッキング・スタジオHP】:http://shoji-izumi.tokyo/

■NPO法人 ふるさとファーマーズ代表:石井雅俊

神奈川県立茅ケ崎里山公園に隣接した約1500平方メートルの畑を拠点に、環境にも身体にもやさしい不耕起栽培を行っている。「農を通して、街や人、地球環境の未来を次世代に繋いでいきたい」という想いを胸に、農をベースとした学校への出張授業(市内外に10校)や企業ワークショップ(大手スーパーマーケットやオーガニックソープメーカーなど)を実施。環境保全や食の安全、社会の未来を考えていく大切さを伝えている。

【ふるさとファーマーズHP】:https://furusatofarmers.org

■お問い合わせ

NPO法人ふるさとファーマーズ事務局(担当:片岡)

Furusatof.jimukyoku@gmail.com

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