木曜日, 3月 6, 2025
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果樹の新しい有機リン系殺虫剤「ダイアジノン®MC」普及性試験を、春から全国で開始

日本化薬株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:涌元厚宏、以下「当社」)は、マイクロカプセル技術を活用した「ダイアジノン®MC」の農薬登録を2025年1月15日に取得しました。販売会社 日本農薬株式会社を通じ、現地での薬剤の有効性試験を春より開始いたします。

ダイアジノン®MCは、速効性、広スペクトラムを持つ有機リン系殺虫成分「ダイアジノン」を高分子膜に包み、普通物化(*)するとともにダイアジノン剤の臭いを軽減。再評価の新基準に合致し、ダイアジノン水和剤34と比較し、人畜・環境への影響を軽減しています。

 *普通物とは劇毒物に該当しないものを指していう通称


■マイクロカプセル農薬とは?

マイクロカプセルは、有効成分を膜成分中に内包した、粒径が数μmから数百μmの小さな球体であり、農薬では残効性付与等に使用されてきました。

ダイアジノン®MCは、当社の技術を用い膜厚やカプセルのサイズを調整しています。

ダイアジノン特有の速効性を活かすべく、散布時には壊れず、散布後に紫外線等によってすみやかに壊れ成分が放出される、新しいコンセプトのマイクロカプセル剤となっています。

マイクロカプセル顕微鏡写真

ダイアジノン®MCの用途

初回登録作物はりんご、なし、もも、おうとう、すもも、かきであり、今後も適用拡大を予定。

有機リン剤特有の速効性、広スペクトラムを活かし、カイガラムシ類を中心とする害虫防除の場面で生産者の皆様のお役に立ちたいと考えております。

適用害虫および使用方法

ダイアジノンMCサイトへのリンクはこちら

詳しい登録内容は、こちらをご覧ください。


■日本化薬株式会社について

日本化薬株式会社は、基盤となる「火薬」「染料」「医薬」「樹脂」の保有技術を駆使して、これらを融合・変化させながら、時代のニーズに応える製品をつくってまいりました。
アグロ事業部は、「環境にやさしい優れたアグロケミカルを、その技術・サービスと共に提供し、食糧供給を支え、持続可能な農業の発展に貢献し続けること」を事業ビジョンとし、新しい農薬原体を開発するとともに、マイクロカプセル製剤等の独自の製剤技術を生かして、残効性・省力性・安全性等を高めた農薬を社会に提供してまいります。

【会社概要】

 会社名:日本化薬株式会社
 代表者:代表取締役社長 涌元 厚宏
 設立年月日:1916年6月5日
 資本金:149億3,200万円
 本社所在地:〒100-0005 東京都千代田区丸の内二丁目1番1号 明治安田生命ビル(19階,20階)
 従業員数:2436名(単体)、5950名(連結)(2024年9月末)
 主要製品:エポキシ樹脂、紫外線硬化型樹脂、液晶パネル・半導体製造工程用洗浄剤・薬剤、

 インクジェットプリンタ用色素・インク、染料、触媒、偏光フィルム、X線分析装置用部材、

 医薬品、医薬原薬・中間体、診断薬、エアバッグ用インフレータ、

 シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブ、農薬

【本リリースに関するお問い合わせ先】

 日本化薬株式会社 ライフサイエンス事業領域 アグロ事業部 営業部 マーケティング担当
 TEL:03-6731-5321

【上記以外の日本化薬に関するお問い合わせ】

 日本化薬株式会社 コーポレート・コミュニケーション部
 TEL:03-6731-5237

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