金曜日, 2月 21, 2025
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BASFジャパン、ゴルフ場芝生向け新規殺菌剤「ピュアスター®フロアブル」を上市、4月に2製品を追加予定

  • Pavecto®を有効成分とする「ピュアスター®フロアブル」は、ベントグラスの炭疽病防除に高い効果を発揮

  • 4月末までに3つの新規殺菌剤を提供開始し、病害が発生しやすい夏の間もゴルフコースの芝をサポート

BASFジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石田 博基、以下「BASF」)は、2月14日より、最新の有効成分Pavecto®を含有する殺菌剤「ピュアスター®フロアブル」をゴルフ場芝生向け製品として提供開始します。また、新規殺菌剤「マックスティーマ®フロアブル」と「エボリティ®フロアブル」の上市を4月上旬に予定しています。これらの3つの製品は、近年の異常気象による高温化で厳しさが増している芝の病害防除をサポートします。

新規有効成分Pavecto®含有の殺菌剤「ピュアスター®フロアブル」

ピュアスター®フロアブルは、BASFと住友化学が共同で開発した新規有効成分Pavecto®(「パベクト®」、化合物名:メチルテトラプロール)を使用した殺菌剤です。Pavecto®は主要な作物病害に効果を示し、西洋芝のベントグラスにおいては、夏に発生する炭疽病に対する優れた予防・治療効果を発揮します。近年の異常高温で増加傾向にある炭疽病に対する有効な防除手段となります。2024年の高温期に行なった試験では薬害が確認されておらず、ベントグラスに対する高い安全性が特長です。

BASFジャパン、ゴルフ場芝生向け新規殺菌剤「ピュアスター®フロアブル」を上市、4月に2製品を追加予定

有効成分Revysol®含有の殺菌剤「マックスティーマ®フロアブル」

DMI有効成分Revysol®(「レビゾール®」、化合物名:メフェントリフルコナゾール)は、BASFが開発した世界初のイソプロパノール・アゾールの殺菌有効成分です。DMI系統でありながら、DMI低感受性菌への効果が期待されます。マックスティーマ®フロアブルは、ベントグラスの炭疽病、ダラースポット病、葉腐病(ブラウンパッチ)、フェアリーリング病、バミューダグラスのカーブラリア葉枯病など、幅広い病害スペクトラムを有しています。植物に対する安全性も高く、暑い夏の過酷な条件下での使用に適しています。

Revysol®とXemium®含有の殺菌剤「エボリティ®フロアブル」

エボリティ®フロアブルは、ともにBASFが開発した有効成分である、DMI殺菌剤であるRevysol®と、高い実績を持つXemium®(「ゼミウム®」、化合物名:フルキサピロキサド)の混合剤で、より安定した効果が期待でき、抵抗性管理に有効です。Revysol®は果樹向け殺菌剤「ベランティー®フロアブル」、Xemium®は果樹用殺菌剤「アクサ―®フロアブル」と畑作用殺菌剤「イントレックス®フロアブル」にも使用されており、農業作物の病害防除で実績のある殺菌剤を芝生にも展開します。

国内のゴルフ場で主に使用されているベントグラスは寒冷地型の芝種であるため、夏場の猛暑によるダメージを受けやすく、コースの芝が枯れる被害が多発しています。夏に発生する病害のコントロールは芝生管理者にとって重要な課題であり、BASFは新たな殺菌剤を提供することで、ゴルフ場のグリーンキーパーや芝生管理者の負担を軽減し、芝が厳しい夏を乗り越えられるよう支援します。

BASFジャパンのアグロソリューション事業部事業部長である野田信介は、次のように述べています。

「この度、新規有効成分のPavecto®を芝分野のお客様にご提供できることを大変うれしく思います。Pavecto®は、安定した病害防除の効果を発揮する画期的な殺菌剤であり、じきに農業者も利用可能になる見込みです。農業分野におけるグローバルリーダーとして、最新の化学のイノベーションを国内のグリーンキーパーの方々にもご利用いただき、健康な芝の維持に貢献できることを光栄に思います。BASFは作物保護分野における専門知識を通じて、今日の気候変動による課題に取り組むお客様を持続可能なソリューションでサポートします。」

■ BASFについて

BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追及しています。また、全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、6つの事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューション)から成ります。2023年の BASFの売上高は689億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は、https://www.basf.com をご覧ください。

■BASFのアグロソリューション事業本部について

私たちのすべての行動の理由は、「農業が、好きだから」。農業は、急速に増加する人口に対応するため、健康的で手頃な価格の食料を安定的に供給するとともに、環境負荷を低減することが求められています。そのため私たちは提携パートナーや農業の専門家と協力し、あらゆるビジネス上の判断を持続可能性(サステナビリティ)を基準に行っています。2023年には9億ユーロを強力な研究開発パイプラインに投資し、革新的なアイデアから実用的なソリューションを生み出しています。当社のソリューションは、さまざまな作物システム向けに設計されています。種子、作物の形質、化学農薬、デジタルツールとサステナビリティのアプローチを組み合わせ、農業者・生産者とバリューチェーンにおけるステークホルダーが最高の結果を出せるよう支援しています。研究所、生産現場、オフィス、製造拠点のチームと共に、農業の持続可能な未来を築くために全力を尽くしています。2023年の売上高は101億ユーロでした。アグロソリューション事業部についての詳細は、https://www.agriculture.basf.com/jp または各種ソーシャルメディアをご参照ください。

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