水曜日, 2月 5, 2025
ホームその他フォークラフツ、農林水産省「フードテック官民協議会」の公式会議体『食スタートアップ未来会議』に事務局として参画。

フォークラフツ、農林水産省「フードテック官民協議会」の公式会議体『食スタートアップ未来会議』に事務局として参画。

食スタートアップ経営者のための新しい学びと交流の場、食領域の未来を共創!

食品産業のデジタル変革に挑む株式会社for Crafts(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:岩本 拓真、以下for Crafts)は、農林水産省「フードテック官民協議会」の公式会議体として『食スタートアップ未来会議』を立ち上げ、事務局として参画いたしました。本運営においては、株式会社YUMRICH代表取締役 柳父 豊氏が事務局長を務め、本取り組みは公式勉強会コミュニティとして位置づけられています。

第一回の会議は2025年1月17日に東京都・代官山フォレストゲートの日本食品総合研究所「調理室」で、日本食品総合研究所の協力のもと開催されました。フードテック、食のD2C、飲食業界全般から多様なエグゼクティブ計20名が参加しました。当日は農林水産省 吉田氏、10X取締役CFO 山田氏、Beyond Next Ventures 梁氏らが登壇し、業界の最新動向や実践的な戦略を共有。熱量の高い議論とネットワーキングによって、参加者からは「非常に有意義な場だった」と高い評価を得ました。

第一回『食スタートアップ未来会議』の様子

【会議の趣旨と目的】

『食スタートアップ未来会議』は、食領域のスタートアップが直面する課題や成長の機会を共有し、業界全体を盛り上げることを目的としています。特に以下の点に焦点を当て、食スタートアップの総合的なサポートを目指します。

1.業界の現状を把握し、全体像を掴む

  • 食産業の構造や課題を明確に理解する。

  • 特に生産体制の構築が課題となりやすい食産業において、食材調達・品質管理・製造プロセスなど“ものづくり”の最前線で起こりやすいボトルネックを洗い出し、解決策を議論する。

2.生存戦略と成長戦略を模索する

  • 資金調達(投資家・金融機関との連携)、事業基盤の確立に必要な施策を共有。

  • IPOやM&Aなどの出口戦略(エグジットプラン)を視野に入れた中長期的な経営戦略についても議論し、スタートアップが“次のステージ”に進むための具体的なロードマップを提示する。

3.成功事例・失敗事例から学び、次の一手を探る

  • 国内外のスタートアップ事例や、PEファンド・食品メーカーと連携した成長戦略など、実践的なケーススタディを通じて最適な意思決定を導く。

  • 生産現場・流通網・販売チャネルなど、それぞれが異なる課題を抱える食ビジネスだからこそ、リアルな成功・失敗体験から学ぶ場を提供する。

【第一回会議プログラム】

1.国内食産業の現状と課題

日本の食産業が直面する構造的課題について、農林水産省 吉田氏が詳細に解説。特に、食品産業の現状や特徴に触れ、スタートアップが注目すべき課題領域を示されました。また、マクロ環境や業界構造がもたらす産業の変化について、参加者に新たな視点を提供しました。

2.国内外のスタートアップ動向と資金調達の課題

Beyond Next Ventures 梁氏が登壇し、国内外で注目される食スタートアップの動向を共有。特に、資金調達における食領域特有の課題や、投資家とのコミュニケーション方法について具体的なアプローチが示されました。また、成功事例だけでなく、成長過程での課題や試行錯誤のリアルなエピソードを共有し、参加者が自身の経営戦略に応用できる示唆が得られました。

3.成功事例に学ぶ:PEファンドと食品メーカーの成長戦略

10X CFO 山田氏によるセッションでは、前職PEファンドでの食品メーカー支援事例を基に、成長戦略の実践例が共有されました。M&A事例やIPOを視野に入れた経営モデルが紹介される中、特に以下のポイントが議論されました。

  • 新規カテゴリーへの拡張と市場攻略の具体策

  • コスト削減を目的とした生産性向上の取り組み

  • 小売や海外販売を見据えたディストリビューターとのパートナーシップ構築の重要性が強調されました。また、会場では参加者同士が現場での課題や課題解決方法について意見を交わし、スタートアップならではの成長戦略を具体的に議論しました。

4.ネットワーキング

イベント終了後には、登壇者と参加者が直接交流するネットワーキングが行われました。スタートアップ経営者にとって、他の経営者や業界リーダーと現場の課題について率直に語り合う貴重な時間となり、新たな連携の可能性が生まれる場となりました。このネットワーキングはイベント終了後も続く協力関係の基盤として期待されています。

10X 山田氏のセッションでは、スタートアップ経営者同士が具体的な成長戦略や課題解決策について、実践的な議論を交わした。

【今後の展望】

今回の『食スタートアップ未来会議』は、大きな反響をいただきました。初回は小規模な形でスタートしましたが、より多くのスタートアップ経営者や関係者が参加できるように、今後はパブリック性を強め、社団法人化を視野に入れて運営体制を整えていく予定です。

また、次回以降のイベントでは、資金調達戦略、海外展開の実例、製造体制の強化など、経営者が直面する具体的な課題をテーマに取り上げる予定です。引き続き、実践的な知見とネットワークを提供し、食領域のスタートアップエコシステムを成長させる場を目指してまいります。

【「食スタートアップ未来会議」について】
『食スタートアップ未来会議』は、農林水産省「フードテック官民協議会」の公式コミュニティサークル(CC)として、食領域で活動するスタートアップの経営者(役員、執行役員を含む)を対象に、専門的な議論やネットワーキングの場を提供します。

■参加条件(随時更新)

以下のいずれかに該当する方

1.フードテック官民協議会の会員であること(必須)

 会員登録はこちら:フードテック官民協議会 公式HP

2.食領域で事業を展開し、成長を目指すスタートアップの創業者および経営陣

 本会議の中心メンバーとして、現場の課題共有や解決策の検討を担う

3.食スタートアップに関心を持つ金融機関(VC、PEファンド、銀行など)

 スタートアップの資金調達支援、成長投資に関心のある金融関係者

4.食産業のイノベーションを推進する大手食品メーカー、小売事業者、商社(※スタートアップとの連携を希望する企業)

 スタートアップとの共創を目指し、新規事業やイノベーションに関心がある企業

5.政府・自治体の政策立案者および支援機関

 食スタートアップ支援や政策策定に関与する行政関係者

6.アカデミア・研究機関の専門家(食品科学、技術、マーケティングなど)

 食領域に関する知見を持ち、技術・市場動向の研究に関わる専門家

7.食関連事業に興味を持つ企業・団体(※スタートアップと連携の可能性を模索する企業)

 食産業への新規参入やパートナーシップを検討している企業

■入会申込・お問い合わせ

申込フォーム
https://forms.gle/gU6esMztU7vfUD8fA

■お問い合わせ先

『食スタートアップ未来会議』事務局

事務局長(運営責任者):柳父(株式会社YUMRICH) y.yanabu@yumrich.com

ディレクター(運営担当):岩本(株式会社for Crafts) iwamoto@for-crafts.com

■株式会社for Craftsについて

【企業概要】
・社名:株式会社for Crafts
・代表取締役:岩本 拓真

・設立:2022年4月20日
・本社:兵庫県神戸市中央区元町通3-9-18
・企業URL:​https://for-crafts.com/

【for Craftsが掲げる”食品産業DX”とは】

日本が世界に誇る食品産業におけるサイエンス&テクノロジーである商品化初・処方設計プロセスにおいて未だに非効率が介在しています。私たちは、業界への深い知見をもとに事業開発・商品開発による付加価値の創出、シェアリングプラットフォームによる取引の効率化、AIソフトウェアによる業務の効率化の3つを統合した事業を構築することで、この食品産業全体の課題を解決し、生産性・収益性の高い産業に変革していきます。

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