木曜日, 12月 19, 2024
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男鹿市の温浴施設跡地を活用し、地域活性化をめざす新会社「株式会社男鹿なまはげ魚工房」の事業発表会を実施します

~陸上養殖事業を契機とした地域循環型社会の創出~

1.目的と背景

 世界的に水産資源が枯渇傾向の中、日本国内においては海水温上昇や自然災害など環境の変化も加わり、海面漁業の漁獲量が年々減少傾向にあります。秋田県および男鹿地域においても例外ではなく、漁獲高減少や相次ぐ不漁により廃業を余儀なくされる事業者様も存在します。このままでは男鹿地域の水産業が衰退し、各家庭の食卓においても地物の魚が並ばないという将来への懸念が考えられます。これにより地域経済の循環が滞り、人口流出・少子高齢化の加速にもつながる可能性があります。

 このような状況に対し、NTT東日本、ACP、秋田魁新報、武田水産、台島大謀、瑶光水産、金森水産、三宝食品の八社は、これまで協議を進めた結果、解決に向けた打ち手のひとつとして外的要因に左右されにくく安定した生産が見込める陸上養殖が効果的であるという結論にいたり、この度、共同で事業会社を設立しました。

 男鹿市から譲渡を受ける夕陽温泉WAOに陸上養殖プラントを立ち上げ、先端のICT技術を取り入れることでスマート養殖を実現し、高品質・安定生産をめざします。また、将来的には、陸上養殖事業をきっかけとしてエネルギーなどの周辺産業についても取り組みを広げ、地域循環型社会(2)の創出・確立に寄与する考えです。

(1) 陸上養殖:陸上に設けた人工的な施設で海産物を養殖する方法です。天候や環境に左右されないため安定した生産が可能であり、漁獲量減少といった漁業分野の課題解決策として注目されています。

(2) 地域循環型社会:地域が持つ資源を循環させて有効利用し、地域内のさまざまな取り組みを補完しあうことで、域内の経済・資源・情報等が適切に循環し拡大しつづけるというものです。

2.会社の概要

男鹿市の温浴施設跡地を活用し、地域活性化をめざす新会社「株式会社男鹿なまはげ魚工房」の事業発表会を実施しますのサブ画像1

3.主な事業内容

 夕陽温泉WAO(2024年3月閉館)を利活用して、閉鎖循環式陸上養殖プラント(図1)を建設・運営します。男鹿市のブランド養殖魚を創出し、生産に取り組み、流通・加工・販売を含めた産業化を進めます。

 飼育が成功し販路などが確立でき次第、事業拡大を検討していきます。また、施設の空きスペースを活用し、地域のにぎわい創出に貢献できる施策など、施設を活用した「ミライのまちづくりプロジェクト」を展開して参ります。

男鹿市の温浴施設跡地を活用し、地域活性化をめざす新会社「株式会社男鹿なまはげ魚工房」の事業発表会を実施しますのサブ画像2_(図1)閉鎖循環式陸上養殖イメージ(図1)閉鎖循環式陸上養殖イメージ

4.各社の主な役割

男鹿市の温浴施設跡地を活用し、地域活性化をめざす新会社「株式会社男鹿なまはげ魚工房」の事業発表会を実施しますのサブ画像3

5.今後の展開

 男鹿なまはげ魚工房は、エネルギーや食の地産地消による「地域資源循環型の経済圏」の確立をめざし、第一弾の取り組みとして陸上養殖事業に取り組みます。
 そして、第二弾の取り組みとして、風力発電やバイオマスプラントなどの再生可能エネルギー、グリーン電力を活用、第三弾の取り組みとしてゼロカーボンシティの実現を構想しています。NTT東日本は自社が保有するICT技術や、陸上養殖分野の実証により培った知見を活かし、男鹿なまはげ魚工房の事業を支援してまいります。

男鹿市の温浴施設跡地を活用し、地域活性化をめざす新会社「株式会社男鹿なまはげ魚工房」の事業発表会を実施しますのサブ画像4_(図2)地域循環型社会イメージ(図2)地域循環型社会イメージ

6.記者発表会について

日時:2024年12月12日(木)10時より記者発表会(立地協定締結式・事業発表会)

場所:秋田県庁本庁舎 2階 プレゼンテーションルーム

7.新会社の事業内容に関する問い合わせ先

東日本電信電話株式会社 秋田支店

ビジネスイノベーション部

まちづくりコーディネート担当 下高原・鈴木

Mail :machicone-ml@east.ntt.co.jp

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