オリーブと柑橘の農園、井上誠耕園(所在地:香川県小豆郡小豆島町池田、園主:井上智博)は、今年収穫したばかりの最上質のオリーブ果実から搾った美容用「エッセンシャルオリーブオイル」を限定生産品として、12月4日(水)より今季発売開始いたします。
■小豆島に根付き、受け継がれ、守られてきた国産オリーブ
近年、エシカル・サスティナブルなど、化粧品においても自然に寄り添う姿勢がよく注目を集めるようになりましたが、ぜひ一度目を向けていただきたいのが、日本の長い歴史の中で大切にされ、守られてきた農作物化粧品の一つである小豆島産の「美容オリーブオイル」です。
日本におけるオリーブの歴史は長く、初めて産地となった小豆島に最初にオリーブが植えられたのは116年も前のこと。そして当園がその歴史に加わったのは、今から78年前の1946年です。56本のオリーブの苗木を植樹したところから始まり、1970年には化粧用オリーブオイルの自社製造を始めました。
54年に渡る井上誠耕園の化粧用オリーブオイルの歴史の中でも、「エッセンシャルオリーブオイル」は、先代からその道を引き継いだ現在の三代目園主が2004年に発売を開始した、当園において最高峰の品質を誇る美容オリーブオイルです。
三代目園主が2000年に初めて自分で搾油機を購入し、果実の熟度、品種、実がなる場所など、数々の試行錯誤の末に搾ることができた旬のある美容オリーブオイルで、お客様に愛され、今年で販売20周年を迎えました。
■辿り着いたのは、極完熟の「天成りオリーブ」・ミッション種
三代目園主が、二代目である父・勝由から何度も教えられたのは、果実をよく見て熟度を見極めることの大切さでした。当時オリーブの需要は低く、作っても売れない時代が長く続いていました。だからこそ、“他のどこよりも果実と向き合って、果実を大切にし、よい製品を作ること”を二代目は口酸っぱく教え説いたといいます。
そして畑を引き継ぎ、自らオイルを搾るようになった三代目園主は父の教えを、身をもって体感します。果実の実る場所によって熟度の進み方や実の太り方は異なること、さらに品種によっても搾れるオイルは全く異なること。それらに気づき、確かめるように品種を分け、熟度を分け、果実を丁寧に搾っていき、一つの答えに辿り着きました。
・木の天頂部で、太陽の恵みをたっぷり受けて育つ、傷一つない極完熟のオリーブは、
育てるのが一番難しいけれど、品質と香りの良い素晴らしいオイルが搾れる
・小豆島に初めて根付いた品種・ミッション種は、ポリフェノールが他の品種と比べても
程よい含有量で、肌にやさしいオイルが搾れる
そこで、三代目園主は木の天頂部で育つ極完熟果実を「天成りオリーブ(てんなり)」と名付けました。そしてこの天成りオリーブを使って、全てミッション種で搾った井上誠耕園最高峰の美容オリーブオイル「エッセンシャルオリーブオイル」が誕生しました。
エッセンシャルオリーブオイルは、小豆島の100年以上続くオリーブの歴史と、井上家が代々受け継いだ知恵と経験があったからこそ作ることができたのです。
■発売から20年。20年かけても、搾れる極上果実はほんの一握り
エッセンシャルオリーブオイルは、毎年当園でも特別なオイルとして品質に徹底的にこだわって搾っています。発売から20年たち、毎年1本でも多く搾りたいと願いますが、天成りオリーブは、1本の木の収穫量からわずか10分の1程しか収穫できず、毎年ごくわずかの搾油量となります。搾りたての今の季節は、オリーブの香り、黄金の色、すべりのよさ、なじみのよさ、どれをとっても素晴らしく、自然の恵みそのものです。今年は2年前から樹木の健康のために実施した強剪定作業のおかげで、良質な果実が収穫できており、今年は今年ならではの香りと使い心地を楽しめます。一年に一度、旬の時季にだけ搾れる、搾りたての美容オイル「エッセンシャルオリーブオイル」は、肌も心も充足感で満たしてくれる、自然と人が織りなす季節限定の農作物化粧品です。
■商品概要
【商品名】 井上誠耕園産 エッセンシャルオリーブオイル
【内容量/価格】 30mL/11,000円(税込)
【販売予定】 12月4日(水)より発売開始(限定生産品)
【販売方法】 井上誠耕園直営ショップ、または通信販売
URL▼
https://www.inoueseikoen.co.jp/shop/g/g00501/?utm_source=newsrelease&utm_id=2412es
【使用方法】 朝晩の、お手入れの最後に一滴。化粧水などで整えたお肌にじっくりなじませてください。搾りたての今は、まず香りをお楽しみください。若草のような爽やかさと瑞々しい果物のようなフルーティさのある新鮮な香りです。
井上誠耕園とは
瀬戸内海に浮かぶ香川県・小豆島は、古くから海上の要所として栄え、近年はオリーブの島として多くの観光客が訪れます。井上誠耕園はここ小豆島で昭和15年から四代に渡って農業を営んでいます。初代園主・井上太子治(たすじ)の時代から柑橘とオリーブを育て、平成28年にはオリーブ植栽70年を迎えました。現在は三代目園主井上智博のもと、約160名のスタッフが柑橘とオリーブの栽培から加工・販売までを一貫体制で行っています。