仔牛の生育から流通までのプロセスを消費者と共有し、持続可能な収益モデルと見届ける畜産流通を実現
TOYO JAPAN株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:阿部洋介)が運営する焼肉レストラン「きゅうこん」では、トークンプラットフォーム「FiNANCiE(フィナンシェ)」を活用し、熊本県菊池市の牧場で、生産者と消費者が「パートナー」としてつながり、黒毛和牛をせり、育て、いただく「KYUKON WAGYUプロジェクト」を展開してまいりました。この度、生産者と消費者が約20か月間ともに見守り育てたA5最高ランク黒毛和牛の提供を開始いたします。
「KYUKON WAGYUプロジェクト」は、近年の肥育農家の減少や畜産業に対しての社会的課題に向き合い、持続可能な畜産流通モデルを目指す取り組みとして始まりました。本プロジェクトでは、肥育のプロセスを消費者と共有することで、畜産業の透明性を高めるだけでなく、黒毛和牛を取り巻く日本固有の伝統や文化を次世代に継承することを目指しています。
プロジェクトの中心となる熊本県菊池市の山瀬牧場では、2023年2月9日に黒毛和牛の仔牛をせりで迎え、 コミュニティ内で「やまこ」と命名して約20か月の間、肥育を行ってきました。大切に育てられた「やまこ」は、2024年10月末に出荷され、市場におけるプロセスを経て【A5・BMS12】というJMGAが定める最高ランクの評価を受けることができました。
このたび、2024年11月29日より黒毛和牛「やまこ」を使用したオンライン商品を展開いたします。また、当社が運営するレストラン3店舗での提供を順次開始いたします。
■商品情報
①「Restaurant TOYO Tokyo」 特別メニューご提供
当社が運営するフレンチレストラン「Restaurant TOYO Tokyo」(日比谷)にて、東京ミッドタウン日比谷で開催される「食と生きる」イベントとのコラボとして特別メニューを提供いたします。
・特別メニュー内容
【ランチ】 和王ハンバーグ
【ディナー】 和王イチボロースト
※ランチメニューA 6,600円、ディナーメニューA 18,755円の一品として、黒毛和牛「やまこ」(商品名:和王)をコースに取り入れた内容となります
・実施期間
2025年1月10日~1月19日まで
※商品の在庫状況により予告なく終了する場合がございますので、ご承知おきください。
詳細はこちら:https://www.hibiya.tokyo-midtown.com/shokutoikiru/menu/detail_007.html
②ECサイト「TOYO online」しゃぶしゃぶセット
Restaurant TOYO TokyoのECサイト「TOYO online」にて、黒毛和牛「やまこ」のサーロインを使用した「しゃぶしゃぶセット」を販売いたします。
・TOYO特製 熊本県産黒毛和牛しゃぶしゃぶセット(1人前)
黒毛和牛「やまこ」サーロインスライス 150g
出汁(Restaurant TOYO丸山シェフ特製コンソメ) 1000g
うどん 120g
ライムを使用した自家製ポン酢
手作りゴマだれ
大分の櫛野農園・柚子胡椒の瓶詰め
※定価10,000円(税込)にて販売。追加用のお肉は250g2,100円から販売いたします。
※商品は冷凍での配送となります。
・実施期間
2024年11月29日から
※売り切れ次第終了となります。
ご購入はこちら:https://restaurant-toyo.online/products/shabushabuset-yamako
③ECサイト「GOCHISOH」部位ごとに分けた10種類のお肉
当社が運営するECサイト「GOCHISOH」にて、最高級A5ランク国産黒毛和牛『BMS12』の評価を受けた黒毛和牛「やまこ」を部位ごとにご用意いたしました。
しゃぶしゃぶ・すき焼き用のスライス、ステーキ・焼肉セット用の牛肉を販売いたします。
ご購入はこちら:https://gochisoh.com/pages/kyukonwagyu-yamako
※商品は冷凍での配送となります。
※数量及び、受注期間に限りがあります。お早目にご注文をお願いします。
その他、当社が運営するレストラン「焼肉きゅうこん」、「Restaurant Solfége」 での展開も予定しております。
■持続可能で明るい食の未来のために
持続可能な収益モデルと、消費者が見届けることのできる畜産流通の実現を目指した、「KYKON WAGYUプロジェクト」での約20か月間におよぶ活動実績は以下の通りです。(詳しくはこちらの詳細記事をご覧ください。)
今後の活動といたしましては、2頭目の牛の飼育や羊の飼育を予定しております。
乞うご期待ください。
■「山瀬牧場」オーナー山瀬健策からのコメント
[ きつい・汚い・危険 ]いわゆる[3K]の代名詞とも云われる畜産業。
現在、畜産業に代表される第一次産業の就労者不足・後継者不足は日本全国規模で深刻な問題となっています。田舎に居つつも世界における政治や経済・市場動向の状況(=世界情勢)の変化による影響を受け易く、収入が不安定な所も就労者不足・後継者不足の一因ではないでしょうか。
そんな中、縁あって、「KYUKON WAGYUプロジェクト」と関わる事になり、 単に生産者と焼肉屋との関係ではなく、共に畜産業の"持続可能な収益モデル"を模索する事となりました。
そこで、僕達の頭に浮かんだのが、牧場での牛の成長過程を配信し、支援者から資金援助を仰ぐ、トークンを利用したプロジェクトでした。よくある一過性の"援助→リターン"ではなく、 時間は要しますが、放牧場で走り回る姿や、うちの牧場の羊達と戯れる姿など、牛の成長過程を含めて情報を発信出来ればと思いました。
他にも当初目指していたのが、日本食肉格付協会(JAMGA)が定める食肉のランク分けとは関係無く、赤身の味が濃い牛肉を作る事でした。赤身=筋肉ですので、放牧場で良く運動をして貰い、程良い霜降りで健康的な牛になるよう試みました。 若いうちに放牧場でよく遊び、その結果よく食べよく寝たからでしょうか、 最終的には図らずも “A5・BMS12″という日本食肉格付協会(JAMGA)が定める最高ランクの牛肉に育ちました。
KYUKON WAGYUプロジェクトを始めるに当たって"持続可能な収益モデル"と共にテーマとして挙げたのが"見届ける畜産” です。畜産業(肥育業)は約10ヶ月の子牛を繁殖農家から仕入れ約20ヶ月肥育します。【30ヶ月を超えるとBSE(狂牛病)を患う危険性が高まる為、約30ヶ月で出荷する肥育農家が多い】出荷すると競りにかけられ屠畜場で屠畜・解体され 卸し業者から飲食業者や小売業者へ流れ 消費者の皆さんの元へ届きます。僕達は “見届ける畜産” を実現する為に自分達で一頭買いしグループ内のレストラン・焼肉店で 使い切る事にしました。(支援者の皆さんへの優待販売を含む)
生産者である肥育農家からグループの肉職人へそして消費者の皆さんへ命のバトンタッチをし皆さんに召し上がって頂く事でこの「KYUKON WAGYUプロジェクト」は完成します。 皆さんどうか「KYUKON WAGYUプロジェクト」で育てた"やまこ"を手に取って命を感じながら召し上がって下さい。
店舗情報
店名 : Restaurant TOYO Tokyo ( http://toyojapan.jp/ )
住所 : 千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷3階
坪数 : 30坪 / 20席(カウンター8席、テーブル14席、個室6席)
連絡先 : 03-6273-3340 (予約受付/ 11:00~23:00)
営業時間 : ランチ/ 11:30-14:30 (L.O.13:00)、ディナー/ 18:30-23:00 (L.O.20:00)
店名 : きゅうこん https://kyukon.tokyo/
住所 : 東京都目黒区目黒1-5-4 テルレB1F
坪数 : 35席(カウンター13席、テーブル22席、個室0席)
連絡先 : 03-6910-4781
営業時間 : 17:00~23:00(22:00 L.O)
定休日 : 月曜日
予約 : ご予約はこちらからお願いします→ https://www.tablecheck.com/shops/kyukon/reserve
企業情報
会社名 : TOYO JAPAN株式会社 ( https://toyojapan.biz/ )
住所 : 東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷3階
代表取締役 : 阿部 洋介
事業内容 : 国内外レストラン運営、海外企業日本進出支援、料理人教育及び輩出、飲食店独立支援