~ソリマチテックグループのベトナムにおけるSDGsアグリビジネス展開~
ソリマチ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:反町秀樹)を中心とするソリマチテックグループは、農業分野に特化した会計ソリューションを提供しています。このたび、経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業」の一環としてベトナム協同組合連盟の総裁を含む9名の要人を招聘しました。
1.訪日の経緯
2024年4月、ベトナム農業農村開発省 トラン・タン・ナム副大臣との協力合意をもとに、ソリマチテックグループは「ベトナム国/農業DX・GX実証事業」(以下「実証事業」)を経済産業省の事業に応募し、採択されました。本実証事業は、ベトナム国家プロジェクトである「メコンデルタ地域100万haにおける持続可能な高品質・低炭素米生産プロジェクト(2024年~2030年)」と連携し、農業分野でのデジタル化・グリーン化推進を目指しています。
2.訪日の目的
ベトナムには20,789の農業協同組合が存在し、農業の発展にはそのDX化が重要とされています。日本訪問中、日本の先進的な官民連携事例や協同組合の運営モデルを学び、帰国後の農協DX推進や政策立案に活かすことを目的としています。
特に、以下の点に注力しました。
・日本におけるDX/GX推進の官民連携事例
・協同組合連合会の組織運営モデル
・ベトナムにおける協同組合連合会設立政策への活用
3. 訪日参加者
・ベトナム協同組合連合会(VCA) カオ・スアン・トゥ・ヴァン総裁
・農業農村開発省(MARD)
協同組合経済・農村開発局(DCRD)レ・ズック・ティン局長
国家農業普及センター(NAEC)レ・ミン・リン副所長
・計画投資省(MPI) 協同組合開発庁(CDA)ド・マン・クォイ局長
・その他幹部含む計9名
4.訪問期間及び訪問先
訪問期間:2024年11月10日~11月16日
訪問先
・ソリマチテックグループ(ソリマチ株式会社)
・農林水産省
・一般社団法人 全国農業協同組合中央会
・日本生活協同組合連合会(JCCU)
・株式会社クボタ
・一般社団法人AgVenture Lab(サグリ株式会社およびスタートアップ企業5社含む)
・独立行政法人国際協力機構(JICA)
・新潟県庁
・有限会社グリーンおよび農村視察「アグリツーリズム」(果樹農家、道の駅等)
5.訪問の成果
今回の訪問により、日越官民連携のさらなる進展が期待されます。特に、協同組合運営の知見やDX/GX推進の成功事例を共有し、ベトナムの農業発展とSDGs達成に向けた基盤を構築することができました。
ソリマチテックグループは、今後もベトナム政府および関連プロジェクトへの参画を通じて、持続可能な農業の実現を目指してまいります。
6.各訪問時の様子
ソリマチテックグループ(ソリマチ株式会社)訪問時の様子
ソリマチテックグループの日本での取組みについて紹介し、今後の取組み連携などについて話し合いました。
農林水産省訪問時の様子
日越中長期ビジョンとスマート農業ワークショップの協力について協議しました。
一般社団法人 全国農業協同組合中央会訪問時の様子
JAグループによる農業経営支援およびDX・GXに向けた取り組みについて紹介し、日本の農業協同組合への支援、研修、情報提供活動について共有しました。
株式会社クボタ訪問時の様子
日本におけるDX・GXの取組みおよび活用事例について紹介し、クボタベトナムが関係機関に訪問して、具体化に向け打合せを実施する事になりました。
一般社団法人AgVenture Lab訪問時の様子
AgVenture Labの取組みやスタートアップ企業5社よりプレゼンいただき、ベトナム進出に向けた情報交換を行いました。
日本生活協同組合連合会(JCCU)訪問時の様子
地域に根ざした生活サービスのモデルや組織化について紹介いただきました。
独立行政法人 国際協力機構(JICA)訪問時の様子
ベトナムにおける農業・農村開発分野での連携について話し合いされました。
また、「ベトナム国/農業 DX・GX 実証事業」の連携先であるサグリ株式会社とともに、
同事業の進捗と技術状況について説明を実施しました。
新潟県庁訪問時の様子
新潟米生産のためのスマート農業技術の導入・実践支援について紹介いただきました。
有限会社グリーン訪問時の様子
日本の米農業生産プロセス(田植、収穫、精米、流通まで)を学びました。