金曜日, 11月 22, 2024
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第5回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞受賞 どろんこ会が新潟県南魚沼市で展開する「保育x農業で創った持続可能な循環型社会」の取り組み

農林水産・食の部で選出

 どろんこ会グループが新潟県南魚沼市で運営する株式会社南魚沼生産組合(代表取締役:高堀雄一郎)は、このたび「第5回SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞」を受賞いたしました。公益財団法人 岩佐教育文化財団が、SDGs達成を目指し、日々使命と向き合い、果敢に挑む人々を応援するために創設した賞で、株式会社南魚沼生産組合の「保育x農業で創った持続可能な循環型社会」の取り組みは、「農林水産・食の部」で選出いただきました。

SDGsジャパンスカラシップ岩佐賞とは

画像提供:公益財団法人 岩佐教育文化財団
  • 主催:公益財団法人 岩佐教育文化財団

  • 目的:国連が採択したSDGsの趣旨に合致した活動を続けるうえで、資金が必要な団体や厳しい環境のもとで地道に努力を続ける個人に助成し、その存在と活動内容を奨励するとともに連携の和を広げ、持続可能な社会の実現をはかること。

  • 募集部門:医療、教育、福祉、環境、経済、平和・人権、芸術・スポーツ、農林水産・食の8部門

  • 特設サイト:https://sdgs-iwasazaidan.com/

  • 朝日新聞SDGs ACTION!:https://www.asahi.com/sdgs/brand/iwasasho/

株式会社南魚沼生産組合の受賞概要

応募企業名   

株式会社南魚沼生産組合

活動名

保育x農業で創った持続可能な循環型社会

受賞部門

農林水産・食の部

解決を目指すSDGs  

中山間地の棚田の保全と資源を活用・維持し、地域循環共生圏創りに取り組むことで、コメの適切な販売価格を維持し、後継者不足・雇用確保・耕作放棄・水源かん養・鳥獣害の課題解決を目指しています。

SDGs17の目標のうち11番と15番の達成を目指します

 

活動のきっかけ

南魚沼の中山間地の美しい棚田
グループの給食米は自給自足
子どもの「生きる力」を育む体験活動
スタッフの米づくりブログで情報発信

 どろんこ会グループの保育園を利用する子どもたちの「生きる力」を育む活動の一環で、米の生産・収穫の労働を経験するため、新潟県南魚沼市で田植え・稲刈り体験ツアーを始めました。毎年南魚沼に通ううちに中山間地の棚田の耕作放棄、後継者不足、鳥獣害といった課題を知り、2013年に地元農家の方と共同で株式会社南魚沼生産組合を設立しました。

活動概要

地元の雇用を創出し、棚田を守る

農地の保全・農業の維持

●中山間地域の棚田の引き継ぎ

●減農薬によるコシヒカリ栽培

●鳥獣被害対策

●地元の新規就農者の雇用

自社のライスセンターで注文を受けてから精米

グループ内自給自足

●ライスセンターを備え、育苗から植え付け、収穫・精米・発送まで実施

●保育園の給食米として購入し、完全自給自足

●安定した需要で適正価格での買取を実現

ぬか釜で炊くごはんに興味津々の子どもたち

食の循環・環境教育

 ●園児、保育士、保護者などが参加できる田植え稲刈りツアーを実施

●「ガジ」や鎌など本物の道具の使い方を教わったり、南魚沼の伝統「ぬか釜ごはん」を味わったり、子どもたちが食の循環、環境について学ぶ機会を創出

  

毎年関東圏から延べ約1200人が南魚沼へ

持続可能な地域社会

●グループ職員もボランティアで定期的に農作業を手伝い、農業を支え、関係人口を創出

●公立保育園を引き継いで南魚沼どろんこ保育園を開所し、地元の子育て支援、地域の盆踊り復活など、地域の伝統・コミュニティ維持に貢献

代表取締役・高堀雄一郎による受賞コメント

地元猟友会の方と共に活動する高堀雄一郎(左)

 地元の狩猟者が高齢化する中、南魚沼では鳥獣被害も深刻化しています。その拡大を抑えるとともに、命あるものを有効活用し流通させるため、子どもの食育も兼ねたジビエ解体処理施設の建設を検討しています。さらにはクラフトビールを作るためのホップ栽培と醸造所も設置し、ジビエと共に味わえる店舗を開く予定です。南魚沼市と連携しながら地域の魅力向上、雇用創出につなげ、地域循環共生圏を創ることを目指します。賞金はそのためにも大切に使わせていただきます。これからもさまざまなかたちで地域の魅力向上、雇用創出に貢献していきたいと思います。

プレスリリースのダウンロードはこちらから

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どろんこ会グループ

どろんこ会グループ

どろんこ会グループ(社会福祉法人どろんこ会、株式会社ゴーエスト、株式会社日本福祉総合研究所、株式会社南魚沼生産組合、株式会社Doronko Agri)は全国約170箇所に認可保育園、認証保育所、事業所内・院内保育所、学童保育室、地域子育て支援センター、児童発達支援センター、児童発達支援事業所、放課後等デイサービス、就労継続支援B型事業所などを運営。次代を担う子どもたちの「にんげん力」を育む体験型保育・自然保育を行う。幼児期の性教育や男性保育士比率の高さなど、各種メディアでもその取り組みが紹介されている。
1998年設立。職員数約2300人(2024年7月)。施設利用者数約11000人(2024年3月)
HP:https://www.doronko.jp/   
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