2024年7月株式会社フェイガー(本社:東京都港区、代表取締役:石崎貴紘、以下「当社」)はベトナム現地法人Faeger Vietnam Co. Ltd.を設立しました。
設立の詳細
2024年7月、株式会社フェイガーは、ベトナム当局より承認を受け、現地法人となるFaeger Vietnam Co. Ltd.(現地登録名:CÔNG TY TNHH FAEGER VIETNAM)を設立致しました。
ベトナムは、農業が国内総生産(GDP)の1割強、就農人口は約5割を占め、水田の面積は日本の約5倍に達する農業大国です。一方で、水田から発生するメタンガスの排出量や、メコン川の水不足など、農業・水田における環境課題にも直面しています。ベトナム政府もこの問題に対して、メコンデルタでの100万haの低メタン水田プロジェクトなどを進めていますが、ベトナム全土に広がる農地や農家数は膨大であり、国内の取り組みだけでは限界がある現状です。当社では、現地法人の設立を通じて、当局や企業と共にこれらの課題解決に取り組んでまいります。短期的にはカーボンクレジットの生成・販売の推進を実施し、長期的にはベトナムの農業ビジネスに広く関わることを目指します。
既にベトナム国内では、
・ベトナム国営農業機関NAECとベトナム全土100万haでの水田プロジェクト実施に向けてMOUを締結
・ベトナム最大クラスの米卸業者 Angimex社、肥料メーカーの NAUY CORP社とメコンデルタ地域50万haでの水田プロジェクト実施に向けてMOUを締結
など、協業を目的とした提携や実証実験をスタートし、活動の土台を整えています。
当社は、2030年までにベトナム国内100万haの水田を対象として、潅漑水田における節水型水管理(AWD:Alternate Wetting and Drying)による温室効果ガスの削減と、カーボンクレジットの生成による農業者の所得向上を目指して参ります。
ベトナム現地法人の体制について
ベトナム現地法人では、幅広い領域の専門家を、ベトナム中部、北部、メコンデルタなど各地域に抱えることで、カーボンクレジットの生成から売買までプロジェクトの全工程をベトナム全土で支援・実行できる体制にあります。
株式会社フェイガーについて
【会社概要】
創業:2022年7月7日
代表取締役:石崎 貴紘
所在地:〒107-0061 東京都港区南青山2丁目2番15号
【事業概要】
株式会社フェイガーは農業由来カーボンクレジット生成の取り組みを行っており、水田の長期中干しやバイオ炭の施用による農業者への脱炭素の取組支援およびクレジット化を通じた収益化を行う日本初のスタートアップです。日本国内では国内Jクレジットの仕組みを通して、2023 年度は 14都道府県、約1,600haの生産者さまと共に取り組みを行い、2024年2月末に取り組み生産者さまへの入金が完了しました。2024年度は39の都道府県で35,000ha以上の取り組みが予定されています。大規模農業法人さまとの取り組み、全国のJA様や農業法人協会様との連携による地域ぐるみの取り組みなどを通して、より多くの生産者様がJクレジットによる収入拡大を実現できるサービスを行っています。
また、国内のJクレジットに加え、海外でのJCM案件組成も行っており、ベトナム・フィリピンを中心とした東南アジア地域での脱炭素農業の促進に取り組んでいます。ベトナムでは、メコンデルタ地域を中心に、ベトナム全土100万haでのプロジェクト実施に向けた実証実験を進めております。農業由来のカーボンクレジット創出を通じて、アジア地域全体のカーボンニュートラル実現に貢献して参ります。
会社URL: https://faeger.company/
お問い合わせ(生産者さま): https://faeger.company/contact/for_agriculture/
お問い合わせ(企業さま): https://faeger.company/contact/for_company/
【当社公式SNS】
Facebook https://www.facebook.com/faeger.co.ltd
X(旧twitter) https://twitter.com/FaegerCoLtd
linkedin https://www.linkedin.com/company/faeger-co-ltd/
フェイガーでは採用を強化しています
当社では、脱炭素に向けた活動の拡大に向けて、協力していただけるメンバーを募集しています。
農業✕脱炭素、カーボンクレジット、これらのアジア展開などにご関心のある方は、ぜひ当社ホームページの採用ページをご覧ください。