『来て』『見て』『食べて』特別な体験ができる魅力あふれる音羽米のまちをキャッチコピーに他県他市からの人の流れをつくり、将来的に新たな生産者や消費者の拡大につなげます。
豊川市やJAひまわり(愛知県豊川市を管内とするJA)などで構成される豊川市農政企画協議会は6月22日、JAひまわり音羽支店にて農山漁村発イノベーション推進事業にかかる活動計画の策定会議を行い、関係者ら28人が参加しました。今年度、この事業が採択されたのは愛知県下では豊川市のみです。
3ヵ年で他県他市からの人の流れをつくり、関係人口増加などを目標にして、8月3日には第1回目のワークショップを開催いたします。
【農山漁村発イノベーション推進事業】
農山漁村発イノベーションとは、農林水産物や農林水産業に関わる多様な地域資源を活用し、付加価値を創出することによって、農村漁村における所得と雇用機会の確保を図る取り組みのことです。
【豊川市音羽地区】
豊川市は愛知県南東部に位置し、温暖で日照量が多く、水稲のほか、施設野菜や花きの生産が盛んです。耕地面積は約3,200haであり、農業産出額は151億円(2021年)です。
今回の事業実施地域である「音羽地区」は、豊川市の北西部に位置し、三方を山に囲まれた中山間地域です。主食用米の生産が盛んで、減農薬のブランド米である「音羽米」を組織的に栽培しています。
この音羽米は、安心な米作りを望む地元の主婦グループの意見から作られた背景があり、生産者と消費者が一体となって米作りを行っていることが特徴です。
一昨年には、中山間地域ルネッサンス事業を活用し、生産者や消費者をはじめとした地域の方々が音羽の魅力や活性化方策を協議しました。
【取り組み内容】
キャッチコピー:『来て』『見て』『食べて』特別な体験ができる魅力あふれる音羽米のまち
目標:3か年で他県他市からの人の流れを作り関係人口の増加を目指します。
内容:地域資源である「音羽米」を軸に3つの部門に分かれて具体的な取組方策を検討・実践します。
〈事業部門〉
■再生可能エネルギー整備部門
太陽光を活用した再生可能エネルギーを用いることで、環境負荷低減の取り組みや地域が一体となった地域内循環の強化を図り、安全安心で環境に配慮した農作物といった音羽米の価値向上に繋げます。
■観光資源開発部門
①音羽米をはじめとした地域の観光資源を発掘し、観光プランを開発します。
②豊川市音羽地区の強みである音羽米栽培の歴史やこれまでの地域一帯の取り組みなど音羽米栽培の背景を伝えるための動画コンテンツなどを製作します。
■商品開発部門
安全安心や環境への配慮、地域内循環といった音羽米のイメージをコンセプトに地域住民と一緒になって加工品の開発を進めます。
【目標値】
【1年目のスケジュール(キックオフ時の予定)】
2024年8月3日に行われるワークショップにおいても、地域住民、消費者、JA、農業改良普及員、関係団体らが一緒になって意見を出し合います。
また、2024年11月30日には、第1回目の交流促進イベントが開催されます。(内容はワークショップで協議)
〈報道関係の方からのお問い合わせ先〉
ひまわり農業協同組合(JAひまわり)
愛知県豊川市諏訪1丁目1番地
TEL:0533-85-3171 MAIL:ja-himawari-kikaku@rondo.ocn.ne.jp
総合企画部 企画課 広報担当 加藤雄一