金曜日, 11月 22, 2024
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東南アジアで持続可能な海藻養殖と機能性原料の開発に取り組むSeadlingに出資

東洋製罐グループホールディングス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:大塚一男)は、様々な課題に向き合うことでイノベーションを起こし、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクトである「OPEN UP! PROJECT」の一環として、持続可能な海藻養殖と海藻機能性原料の開発に注力するシンガポールのスタートアップ企業Seadling Pte. Ltd. (本社:シンガポール、創業者/マネジング・ダイレクター:Simon Davis、以下「Seadling」)に出資しました。

なお、「OPEN UP! PROJECT」を通じて出資した案件としては、本件で8件目となります。

(左)海藻養殖の様子 (右)Seadlingが開発する海藻機能性原料

Seadlingについて

 Seadlingは2018年に設立されたスタートアップで、東南アジアの海藻が持つポテンシャルを最大限に引き出すために、独自の孵化技術や発酵プロセスの開発、また地元コミュニティとの密接な協力を通じて、ペットフードやバイオスティミュラント※等に活用可能な高品質の機能性海藻原料を開発しています。東南アジアにおける持続可能な海藻養殖の構築とその利用機会の展開により、環境保護と地域社会の発展を両立させることを目指しています。

※バイオスティミュラント

植物や土壌に使用し、より良い生理状態を植物にもたらす、様々な物質や微生物あるいはそれらの混在する資材

今回の取り組みについて

Seadlingは、シードラウンドとして、総計200万ドルの資金調達を実施しています。この資金調達により、製造および養殖能力の拡張、主要人材の採用、製品開発の促進および地域社会への影響を拡大するコミュニティインパクトプログラムの充実を進めていきます。

当社は総合包装容器メーカーとして、容器を通じて人びとの暮らしやサプライチェーンを支えてきました。今回の出資によって、Seadlingをはじめとする他の共創パートナーと共に、海藻サプライチェーンの構築とその用途拡大へ貢献します。さらに、持続可能なアジアの海洋環境構築にも貢献してまいります。

東洋製罐グループのオープンイノベーションプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」

東洋製罐グループは、これまで時代によって変化する世の中の課題に対して真剣に向き合い、 「日本初の自動製罐」や「アイスクリームの紙コップ」、「世界初のレトルトパウチ」の発明など、容器のイノベーションに常に挑戦し続けてまいりました。そして今、人々が同じものを使い、食し、同じ生き方を求める「大衆の時代」から、それぞれが選んだ生き方を求める「個の時代」へと変化しています。その中で東洋製罐グループは、次の100年を創造するべく、大衆にとどまらない細かなニーズと一人ひとりが抱える課題に向き合うことでイノベーションを起こし、より豊かな社会の実現を目指すプロジェクト「OPEN UP! PROJECT」を発足いたしました。本プロジェクトを通じて、様々な社会課題解決に取り組んでまいります。

東洋製罐グループについて

東洋製罐グループは、金属・プラスチック・紙・ガラス等、それぞれの素材が持つ特性を活かした様々な容器をグローバルに提供する総合包装容器メーカーです。包装容器事業のほか、エンジニアリング・充填・物流事業、鋼板関連事業、機能材料関連事業、不動産関連事業の5つの事業を有しています。

当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆さまに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進してまいります。

1917年に創立し、国内45社(東洋製罐グループホールディングス含む)、海外47社のグループ会社を擁し、約20,000人の従業員が働いています。2024年3月期の連結売上高は9,506億円です。

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