金曜日, 6月 21, 2024
ホーム経営情報【生物多様性宣言】TKSが“ 生物多様性サイト ”を公開

【生物多様性宣言】TKSが“ 生物多様性サイト ”を公開

ファインバブル(※)技術を活かし生物多様性の課題に取り組む

株式会社TKS ( 本社:岐阜県岐阜市、代表取締役社長:岩永信幸、以下、当社 ) は、水の技術により社会貢献することを使命とした企業であり、ウルトラファインバブル(※)シャワーヘッドの先駆け「Bollina(ボリーナ)」シリーズのメーカーです。

この度、当社は2024年6月11日(火)に生物多様性に関する特設サイトを公開いたしました。サイト内では当社初となる「TKS生物多様性宣言2024」を掲げ、ファインバブル技術を活かし生物多様性の課題に取り組むことを宣言しております。今後このサイトを活用し、当社の取り組みやトピックスなどを発信いたします。

 ※ウルトラファインバブル(以下「UFB」という)

 【 生物多様性の特設サイト 】https://action.tks-gifu.jp

未来のために、変化する

当社は水栓バルブ発祥の地で生まれた、水と縁の深い会社です。2010年より目に見えないほど小さな泡、UFBの研究を開始し、2011年からはUFBシャワーヘッドの先駆けとして、人と生活に寄り添った製品を開発してまいりました。主要製品であるシャワーヘッドを製造する中で「この泡は人だけでなく、何か違うことにも役立てるのでは」という思いがあり、未知の可能性があるUFBについて10年以上、地道に研究開発を続けてきました。

挑戦の道しるべ

2023年は20年ぶりの社長交代があり、企業ブランディングを見直し、企業理念「水の真のチカラを最大限に」を掲げました。そして2024年6月、長年培った技術とエビデンスを持って地球規模で課題となる生物多様性に取り組むため、まずは道しるべとしてこの特設サイトを公開するに至りました。今後、当社の取り組みやトピックスなどを発信してまいります。

TKS生物多様性宣言2024

1. TKSはファインバブルで、生物多様性の課題にも取り組んでいきます

2. 生物多様性へ貢献していくために、より一層、研究開発に力を入れていきます

「未来・可能性を共創していく」

代表取締役社長 岩永信幸

私たちのコア技術であるUFBは、単体での効果・作用だけでなく、他社の技術や異なるテクノロジーとの掛け合わせで、より大きな力を生みます。環境保全、生物多様性といった重大な課題の解決には、様々な分野との協力が不可欠です。

私たちは、共創によって生まれるシナジーを最大限に活かし、ともに課題に取り組み、解決策を考えていくことを目指しています。そのためにも、まず我々の取り組みを知っていただきたいと思い、この度のサイト開設に至りました。

代表取締役社長 岩永信幸

いのちを元気に、社会にいいながれを。

~磯焼けの要因「やせたウニ」を育て地場産品へ~

「藻場」は、海のゆりかごとして多様な生物をはぐくみ、またブルーカーボンとして脱炭素社会に向けても重要な役割を果たしています。そんな「藻場」がムラサキウニなど植食性動物の食害で減少する「磯焼け」は、近年一層深刻な問題となり、各所で解決に向け様々な取り組みが行われています。

2024年5月、三井共同建設コンサルタント株式会社と共同で“磯焼地帯のやせたウニに商品価値を与える”研究成果を発表しました。この研究では、酸素UFBによりウニの生残率が上がり、可食部も増えることが判明しました。

《プレスリリース》【水素社会の廃酸素を有効活用】ウニの実入りが増える!

  https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000119238.html

駆除直後の、実入りの少ないやせたウニ
酸素UFBにより可食部の増えたウニ
酸素UFB<NB区>で飼育したウニの生残率が最も高く、実入りが多い結果となった

今回の実験で使用された酸素UFBは、今後エネルギー問題から水素社会が注目される中、水から水素を生成する際に生まれる「廃酸素」の活用を想定しています。廃酸素を活用することで、生物多様性をおびやかす「磯焼け」の要因となるウニを地場産品へと変えることができるかもしれない……それだけでなく、海の生き物の生残率向上、水素エネルギー開発との協応など、様々な問題解決に向けて可能性が生まれることを期待しています。

■磯焼けと藻場

磯焼けとは、「浅海の岩礁・転石域において、海藻の群落(藻場)が季節的消長や多少の経年変化の範囲を超えて著しく衰退または消失して貧植生状態となる現象」のことを指します。

《参考》水産庁:第3章 磯焼けとは 3.1 磯焼けの定義 (2024年5月参照)

https://www.jfa.maff.go.jp/j/gyoko_gyozyo/g_gideline/attach/pdf/index-61.pdf

藻場は、様々な生物のすみ場、産卵場、保育場になることから「海のゆりかご」とも呼ばれています。磯焼けにより生物の居場所が失われ、多様性に深刻な影響をもたらします。

 「海のゆりかご」藻場再生に向け 

2023年11月、当社は企業版ふるさと納税を活用し、徳島県美波町へ 1百万円を寄附いたしました。この美波町では地元関係者で一般社団法人「藻藍部」を立ち上げ、藻場再生を軸としたアクションを行っています。

UFB技術は、赤潮でカキが全滅したことをキッカケに1998年に広島カキ養殖への適用がなされたことでも知られています。このことから「水」と「海」を通じて社会貢献に繋がる活動を応援することに大きな意義があると考え、支援いたしました。

《プレスリリース》

TKSが企業版ふるさと納税で徳島県美波町へ寄附、消滅しつつある「海のゆりかご藻場」の再生を応援

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000119238.html

今後の展望

生物多様性の保全を目指し、地球上の生物が上手くサイクルを回せるよう環境を守っていくことが大切だと考えています。その新たなバランスを作ることに、当社の水の技術、ファインバブル技術を活用していくよう努めます。

※「FINE BUBBLE/ファインバブル」、「ウルトラファインバブル」は一般社団法人ファインバブル産業会(FBIA)の登録商標です。

【 会社概要 】 水の真のチカラを最大限に

株式会社TKSは、1965年にたった一台の汎用旋盤からはじまった企業です。『水栓バルブ発祥の地』と呼ばれる岐阜県山県市(旧:美山町)で、わたしたちの水技術が育まれました。2010年よりファインバブルの研究開発を行っています。創業時から受け継ぐモノ創りの心を大切に、各分野の専門知識をお持ちの大学、企業様との共同研究・開発を通じて、多くの分野でファインバブルの活用・製品化を目指し、社会貢献に努めます。

会社名

   株式会社TKS (ティーケーエス)

創業・設立

創業1965年  / 設立1994年4月8日

本社所在地

〒500-8154 岐阜県岐阜市木ノ下町 2 丁目 4 番地 TKS BLDG.

事業内容

ファインバブル技術製品・その他の開発、製造、販売

WEB

https://tks-gifu.jp

RELATED ARTICLES

返事を書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください

Most Popular

Recent Comments