株式会社フェイガー(本社:東京都港区、代表取締役:石崎貴紘 以下、当社)は、英国を拠点とし、リモートセンシングとAIテクノロジーを駆使して、環境モニタリングとデータ分析を推進するMantle Labs社(以下、マントルラボ)と、日本における「水稲栽培における中干し期間延長の手法」によるカーボンクレジット生成での協業を開始します。
このコラボレーションにより、マントルラボの最先端技術を活用し、カーボンクレジットの質向上や品質管理モニタリングにおいてさらなる進化を目指してまいります。
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提携の目的と概要
フェイガーは農業由来カーボンクレジットの生成を行っており、農業者への脱炭素の取組支援およびクレジット化を通じた収益化を行うスタートアップです。2023年度は14道府県、約60農家、1,500haを超える⽣産者の皆様によって⽣成された約6,000tのクレジットについて第58回Jークレジット制度認証委員会より認証を受けました。2024年度も、より一層農業における脱炭素の取組みをカーボンクレジットによって収益化させることを通じ、環境に優しい農業を持続可能な形で推進しています。
マントルラボは、環境モニタリングとデータ分析の発展に取り組むリモートセンシングとAIテクノロジーのリーディングカンパニーです。革新と精度に重点を置き、マントルラボのプラットフォームGeotreeは、環境プロジェクトの評価と品質向上のための最先端のソリューションを提供しています。そのグローバルな分析は、REDD+、ARR、再生農業、草地管理、持続可能な稲作など、多岐の分野にわたっています。
マントルラボは脱炭素市場の主要顧客にサービスを提供しており、一流の学者や業界の専門家を含むスタッフがいます。
両社の協業により、フェイガーが推進する「日本の農業分野におけるカーボンクレジット生成」分野において、マントルラボの保有する「最先端技術」を掛け合わせ、クレジット生成の品質管理・モニタリングにおいてさらなる進化・革命を起こしていきたいと考えています。
マントルラボ独自のリモートセンシングとAI手法・技術・ツールを備えたGeotreeプラットフォームを活用することで、フェイガーが推進する脱炭素農法(水田中干し)における水田の湛水状況を評価することが可能になります。
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・Mantle Labs社のプレスリリース
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両社のコメント
Mantle Labs CEO Jon Pierre氏のコメント
「フェイガー社と協力し、日本の環境モニタリングの発展に貢献できることをうれしく思います。このプロジェクトは『世界規模で持続可能性の課題に取り組むうえでイノベーションを活用する』という我々のコミットメントを明確に示すものです。」
「この共同研究は、このような技術の利用を日本のプログラムやプロジェクト審査プロセスに統合することの潜在的な有効性を明らかにするものであり、日本の環境モニタリングを前進させる重要な一歩になると考えています。」
株式会社フェイガー CEO 石崎 貴紘のコメント
「世界的なクレジット基準管理機関であるVerraと協力し、先進的なデジタルMRVを実施しているマントルラボとのコラボレーションは、日本でのプロジェクトを皮切りに、ベトナムのJoint Crediting Mechanism(JCM)プロジェクトにもその関係を広げ、日本以外の国でもより誠実でフェアなプロジェクトを展開していきたいと考えています。」
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会社概要
【株式会社フェイガーの概要】
住所:東京都港区南青山2-2-15
代表者:石崎 貴紘
設立年月日:2022年7月7日
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【マントルラボの概要】
CEO:Jon Pierre
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