人間の健康は、土の健康から。人間の健康に密接に関わる「腸内フローラと免疫ケア」は、食生活から。農作物の生産基盤となる「土」の健康を診断する事で「土づくり」に取り組む生産者をサポートしたい。
現在、多くの農産物が、化学肥料と化学農薬に依存して作られています。そこで使われる様々な化学物質の影響で、アレルギー体質の人が増えてきています。この様な問題意識を持ち、無農薬・無化学肥料の有機農業に取り組む生産者が増えつつあります。健康な土で安心・安全な作物生産に取り組む生産者の想いを支えるために、科学的な視点で土の健康診断を行う技術を開発しました。
合同会社土壌診断用バイオセンサー研究会(SDB研)は、これまでの経験と勘に頼った「土づくり」を、データに基づく診断に替えて、現場の生産者をしっかりサポートしていきます。そして、健康を願って安心・安全な食を求める消費者のために少しでもお役に立ちたい。
当社は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「合同会社土壌診断用バイオセンサー研究会(SDB研)」の夢です。
当社は、経験と勘に基づく「土づくり」から、科学的データに基づく「土づくり」への転換を行い、健康な「土」を支え、縁の下の力持ちとして、食の安心・安全と人間の健康に繋げていきます。
2001年から産学官連携の研究開発で創られた「土壌診断用バイオセンサー」。簡単・迅速・安価な診断技術を現場の生産者のために使える普及技術にするために事業を開始しました。2021年に起業後、佐賀県の支援を受け、2024年2月には、新型装置を稼働させ、特許出願を行い、着実に業績を伸ばしています。
土壌診断用バイオセンサーの測定原理を紹介します。土壌微生物群集(土壌フローラ)の中に病原菌を侵入させると敵が来たことを認識し、これを排除しようとします。電極に病原菌を付けて土壌へ挿入し、排除する力(抑止する力)を計測する事で、病害発生のリスク診断を行います。土壌中の個々の微生物の種類等は調べず、複雑系全体としてどれくらい病原菌を排除する力があるかをみます。様々な病原菌や善玉菌を電極に付けて調べてみると、面白いことにどれも同じ反応をします。これは、人間の免疫力と同じで、外から侵入して来たものが善か悪かは判断せず、単に異物としてこれを排除する力だからです。
この当社の技術を社内に留めることなく、検査装置と分析技術をより多くのユーザーに提供し、次世代に繋げられる様にしていきます。
健康な土づくりから、安心・安全な食糧生産へ、この安心・安全な作物を食べることにより、食生活が改善され、腸内フローラ・腸内環境が整い、免疫力の高い健康な体へと繋がっていきます。
「人間の健康は、土の健康から」、消費者と生産者、両方のお役に立てるよう頑張ります。
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。