TYPICAが4名の執行役員を任命、3名の代表取締役を各領域で支える経営体制を確立
「TYPICA」(読み:ティピカ)は、世界初のグローバルなダイレクトトレードコーヒー・オンラインプラットフォームです。これまでコンテナ単位(約18t)での取引が基本とされていたコーヒー生豆の取引を麻袋一袋単位(約60kg)から可能にしたことで、自力での輸出が難しい中小規模の生産者でも、世界中のロースターに向けてコーヒー生豆を販売できる機会を提供。
コーヒーの買取価格は先物市場で決定されるため、約2,000万軒のコーヒー生産者の7割弱を占める中小規模の生産者の約半数が今も貧困状態にあります。TYPICAのプラットフォームは、直接取引を民主化し先物市場に依存しない価格決定を可能にすることで、小規模生産者の収入向上を実現し、コーヒー産業に革新をもたらしています。
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任命の背景
創業からの4年間で、TYPICAのプラットフォームを利用する生産者とロースターのネットワークは71ヵ国・地域へと広がり、これまで55ヵ国・地域にまたがるダイレクトトレードを実現してきました。
グローバル規模でのさらなる成長を加速するため、TYPICAは、2023年11月1日付けでCEO、CQO(最高品質責任者)、CFOで構成される代表取締役3名体制に移行。今回任命された4名の執行役員は、この3名の指揮のもと、各自の領域でのこれまでの実務経験を生かして経営を支えながら、更なる企業価値の向上に貢献します。
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執行役員Technology Officer 有澤高介
経歴:
大学休学中にエンジニアの道へ進み、2007年に株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)に転職。オープンプラットフォーム事業や遺伝子解析事業の立ち上げに携わる。2016年10月にラクスル株式会社に入社。
同社にて、基盤システムの開発を行い、ユー ザーエクスペリエンスを大幅に改善。その後、エンタープライズ事業の立ち上げを推進し、開発チームのディレクターとして事業成長に貢献。2023年にTYPICAへ入社し、ニューモデル開発に従事している。
就任に際してのコメント:
20年以上のウェブエンジニアリングの経験を積み重ね、その中で特にプラットフォームシステムの開発と運用に深く関わってきました。TYPICAとの出会いは私にとって転機でした。TYPICAと関わりを持つコーヒー生産者様やロースター様の話を聞いたことが私の視野を大きく広げ、コーヒーを愛する人々のために何ができるかという点に新たな意識を持つようになりました。
私たちのプラットフォームがコーヒー愛好家の毎日に小さな幸せをもたらすことを願っています。技術を活用し、人々が繋がりを深める場を提供することにワクワクしています。私たちの努力が、コーヒーの世界に穏やかで肯定的な影響を与えていけることを心から願っています。
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執行役員Social Impact Officer 船山静夏
経歴:
早稲田大学卒業後、ODA専門商社での就業を経て在外公館での職務のためナイジェリアに1年ほど駐在。その後、英国オックスフォード大学での修士号取得を挟み、人道支援などを行う国際NGOに合流。事業管理や事業形成の経験を積み、1年半に及ぶケニア駐在中は、国連などの資金を使った年間1億円規模の難民支援事業の現地責任者兼事務所長を務めた。
その後フリーランスとなり、政府資金事業の申請や運営で複数のスタートアップに参画するかたわら、広報やマーケティング、研究支援などにも職務の幅を広げた。2023年にTYPICAへ入社しESG領域の調査や助成事業の企画運営、社長室業務などに従事。
就任に際してのコメント:
私がキャリアを積んできた国際協力の世界は、一般的な民間企業の経済活動とは相容れないものと見なされているように思います。ですが、SDGsに象徴される世界の社会課題は、企業のコミットメントなしに解決できるものではありません。「企業が経済成長と社会的インパクトを一貫して実現できるビジネスモデル」を追及するTYPICAに、私はこの断絶を克服する可能性を感じています。
企業が事業活動をとおして社会をより良くしていくことが当たり前になる未来をつくるべく、執行役員の1人としてTYPICAを新時代の企業のロールモデルに成長させながら、個人としても社内外を問わず良い影響を与えていけるよう、これまで以上に気を引き締めて励んでまいります。
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執行役員Operating Officer 安井丈拓
経歴:
立命館大学卒業後、株式会社ユーグレナ入社。 OEM事業のマネージャーとして大手製薬会社、健康食品メーカーなどの商品立ち上げに携わり、株式上場前後の急成長期に売上・利益ベースで貢献。また、食品飲料メーカーとのコラボレーションを数多く実現し、小売との共同プロジェクトを通じて素材をブレイクに導く。
2019 年より大手総合商社へ出向しリテール向け商品開発業務に従事。2022年よりヘルスケアカンパニー経営企画室長。2023年にTYPICAへ参画し、グローバルでの計画戦略立案及びオペレーション全体の推進統括を担っている。
就任に際してのコメント:
かねてより私は、世の中がより良くなる仕組みづくりに興味を抱いてまいりました。TYPICAはまさにコーヒー取引の構造を変え、関わる多くの人々に明るさを提供し、1杯のコーヒーの未来をより良いものにしてくれるものと確信しています。
私自身、TYPICAでヒーローになりたいと思っていますが、まずはTYPICAのメンバーひとりひとりがヒーロー/ヒロインになり、チームとして成功するための環境や仕組みを整えていきたいと考えています。際立った個性と強い情熱を持ち、それでいてとても素直なTYPICAのメンバーが最高のパフォーマンスを発揮すれば、すごいことになるというイメージが湧いています。この先、仕事を成し遂げる中で、メンバーと共に喜びを分かち合い、ハイタッチしたくなるような瞬間をどんどん作り出していきます。
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執行役員Administrative Officer 東明代
経歴:
2010年に京都工芸繊維大学デザイン経営工学部卒業後、大阪市東部中央卸売市場にある仲卸会社で10年間、経理・営業業務に従事しながら、ボランティアで子どものための情操教育と5拠点ある音楽教室を運営。
転職を考えていた際に、代表者の後藤の常に高みを目指す姿勢に共感し、2019年よりTYPICA創業メンバーとして経営に参画。これまでバックオフィス全般及び貿易・物流業務を兼任し、TYPICAの成長とグローバル展開に貢献。現在はNASDAQ上場のための管理部門の構築に従事。
就任に際してのコメント:
TYPICAが目指している未来は、産業の当たり前を変える画期的なことであり、それによって、生産者やロースター、そこに関わる全ての人の未来が変わることと捉えています。この先訪れるであろう未来を想像すると常にワクワクさせられ、私たちもより一層精進したいと突き動かされております。
当たり前を当たり前と捉えず、TYPICAとしてどのような革新的なことができるのかを考え、生みだせるような体制を経営陣を初め、全世界の従業員とともに創造していければと思っております。
未熟なことも多いと思いますが、チーム一丸となり常に学び・向上し、未来実現のために励みたいと思っております。最後になりましたが、日頃からサポートいただいているみなさまへの感謝とともに、これから加わってくださるみなさまとの新たな出会いも楽しみにしております。
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新経営体制
新たな経営体制は以下の通りです。
代表取締役CEO |
後藤 将 |
代表取締役CQO |
山田 彩音 |
代表取締役CFO |
浅子 信太郎 |
執行役員 |
東 明代 |
執行役員 |
有澤 高介 |
執行役員 |
船山 静夏 |
執行役員 |
安井 丈拓 |
TYPICAウェブサイトでは、4名の執行役員のスタッフナラティブを公開しています。
・東 明代:「目の前のことに全力で関われていたらそれでいい」バックオフィスで続ける自分との“闘い”
https://typica.jp/recruit/akiyo-azuma
・有澤 高介:インターネットはチャンスを生む。仕組みを変えてよりよい世界を
https://typica.jp/recruit/kosuke-arisawa
・船山 静夏:正義の実現を見るために。分断を乗り越え、努力が報われる世界を
https://typica.jp/recruit/shizuka-funayama
・安井 丈拓:昨日よりも幸せな今日をつくる。消耗しないあり方を探して
https://typica.jp/recruit/take-yasui
TYPICAは、新たな経営体制のもと、「ダイレクトトレードの民主化」のミッション実現に向けて、更なる挑戦を続けて参ります。また、各国・地域の現地法人(日本、オランダ、韓国、台湾、米国)が自律的に発展できる経営システムづくりと、拠点代表者の育成にも注力して参ります。