2023年9月25日 【秋田県仙北市角館町】
一般社団法人海と日本プロジェクトin秋田県は、2023年9月25日(月)に農業の現場でもプラスチックを多く使用している現状を地域の中学生が実際に農業を体験し米作りを行いながら海洋ごみゼロを発信する企画、脱プラスチック米を育てて海ごみゼロ宣言!稲刈り篇を開催いたしました。
このイベントは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。
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イベント概要
・開催概要:農業の現場でもプラスチック製品を多数使用している現実があり、使用している農家も知らず知らずの内にプラスチックを川から海へ流してしまっています。その現状を知るべく、地域の中学生が実際に農業体験を行い米作りに参加して、海洋ごみゼロを発信していきます。
・日程:2023年9月25日(月)
・開催場所:秋田県仙北市角館町
・参加人数:仙北市立角館中学校 生徒88人
・協力団体:雲雀農園
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脱プラスチック米は地元農家の想いから
数年前から脱プラスチック農業に取り組んでいる地元農家の雲雀農園さんの田んぼを借りて5月に始まった米作りは4ヵ月間、雲雀さんにしっかり管理していただきました。
▼田植えの様子はこちらから
農業の現場から海ごみゼロ宣言!【脱プラスチック米を育てて海ごみゼロ宣言!!田植え篇】を開催しました!|海と日本プロジェクト広報事務局のプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001632.000077920.html
今年の夏の猛暑の影響で実りは例年より少なくなっていると言うものの、実際に田んぼの稲を見ると見事にこうべを垂れた稲穂が実っていました。
まず最初に雲雀さんから稲刈りのレクチャーを受けた生徒たち。ほとんどの生徒が初めての手刈りでの稲刈りで、鎌を使うのも初めての生徒が多くケガのないように作業を行うようにと説明を受けました。
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いよいよ稲刈りスタート!
さっそく鎌を持って稲刈りに挑んだ生徒たち。最初は恐る恐る鎌を使って1束ずつ稲を刈って作業をしていましたが、慣れてくるとペースアップ。「おりゃー」や「ハイッ!ハイッ!」と声を出しながら2束、3束ずつ稲をつかみどんどん稲を刈っていました。
慣れた頃が一番手を切りやすくなるので、その都度雲雀さんや引率の先生から生徒に「気をつけて!」「手切るなよー!」と声掛けがありました。
刈った稲はそのままコンバインに入れて脱穀作業に入ります。コンバインまで運ぶ際にも稲を落とさないように注意しながら丁寧に運んでいました。
収穫したお米は生徒が考える「農業から海ごみゼロ」のオリジナルパッケージを使い、10月に仙北市で行われる産業祭で生徒たちが自らの手でお客さんへ紹介したり、県内の道の駅などで登場し農家の皆さんや消費者へ海洋ごみゼロを発信します。
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参加した生徒の声
・田植えの時には小さな苗が、4ヵ月で腰ぐらいの高さまで成長していて稲の成長の早さに驚いた。
・鎌で刈るのが難しかったけど楽しかった。ひとつひとつの作業が大変で農家さんの苦労が分かった。
・慣れない作業でとても疲れたが充実した活動になった。
<団体概要>
団体名称:一般社団法人海と日本プロジェクトin秋田県
活動内容:海洋ごみ対策に向けた取り組みとして街のごみ拾いを中心に行い、多くのごみ拾い参加者を獲得。清掃活動やオリジナル企画などで、海ごみゼロのアクションを実施し、認知向上・意識向上を目指す。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。
産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。