愛媛の観光農園へのデジタル実装をワーケーション人材などを活用して推進。まずは西条市と伊方町の協力農園数カ所から開始し、2年後の県内全域への展開を目指す。
農業エンターテインメント企業のノウタス株式会社(代表取締役CEO:髙橋明久/以下、ノウタス)は、愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」に採択され、愛媛県での事業を開始いたします。
柑橘だけでなく様々な果物生産が盛んであり、しまなみ海道や道後温泉など、観光名所も数多く擁する愛媛県。
その魅力を最大限に引き出す事業をノウタスが実行します。
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実施内容
ノウタスのFaaS(Farming as a Service)を活用し、愛媛県内の観光農園の予約、チェックイン、精算などの運用をデジタル化することで農業体験の収益性と顧客満足度の向上を実現します。
また、ノウタスがこれまで推進してきた「ノウタスワーケーション(農+ワーケーション)」を愛媛でも展開し、ワーケーション人材を活用した、現地での導入サポートも行います。
まずは西条市と伊方町の協力農園数カ所から開始。
拡大にあたっては地域の行政や企業、金融機関などと連携し、2年後の県内全域への展開を目指します。
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愛媛支社長 植松可奈美について
ノウタスは愛媛県での本格展開にあたり、愛媛支社の設置検討を開始。また愛媛県出身で県内において幅広く活躍されている植松可奈美氏を愛媛支社長として招聘いたしました。今後は植松氏のもと、地域との関係を一層強化し、事業推進してまいります。
愛媛支社長 植松可奈美
愛媛県出身
横浜国立大学卒業
海外駐在後、地元愛媛にUターン
(一社)愛媛コワーキングコミュニティ理事
現在、えひめベンチャー起業塾、西条市SDGs推進協議会、新居浜市生涯活躍のまち拠点施設ワクリエ新居浜、愛媛県青年国際交流機構、NPO法人DAIS、四国電力電力アドバイザー等で運営や活動に携わっている。
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トライアングルエヒメについて
愛媛県内を実装フィールドとして、多様な産業領域における地域の課題に対して、愛媛県が民間事業者(コンソーシアム含む)から企画提案を募集し、デジタル技術の実装や県内への横展開の実現性等の高い提案を採択。採択プロジェクトには、現地の事業者とコンソーシアムを組成、課題解決につながるデジタル・ソリューションの実装検証を行います
当事業は、令和5年度愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト「トライアングルエヒメ」の採択事業として実施するものです。事業の詳細についてはWEBサイトをご覧ください
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ノウタス株式会社について
・代表取締役CEO:髙橋明久
・設立:2022年4月4日(2018年創立)
・ホームページ:https://www.notas.co.jp
・SNSリンク:https://notas.bookmarks.jp
ノウタスは、家族農家の息子や娘、現役農家が集まり設立した会社です。農業の「いつかは」が「いつでも」に、「だれかが」が「だれでも」になる。「Win-WinよりもFun-Funに」が経営理念です!
♪家業の農家を継ぎながら、リモートで東京のIT企業でも働く。同僚は画面越しの野菜の成長に興味津々
♪オンラインの果物狩りで「推し農家さん」ができた。夏休みには家族みんなで「推し」をお手伝い
♪温泉旅館でワーケーション。陽が昇るまでは旅館の近くで農作業してウォーミングアップ
♪ずっと気になってた、いつもの帰り道の農家さんで農業体験。明日からは私も仲間
そんなふうに一人ひとりの生活と農業がちょっとずつ近づくようなサービスを企画開発しています。また、ノウタスのサービスは、農家さんだけではなく、企業や自治体などにもその仕組みを提供しています。自分たちの名前が出なくても、色々な企業のサービスの一部としてどんどん使ってもらいたい。そうすることで、農業にみんなが楽しく参加する社会を少しでも早く実現していきたいと思っています。
そして「育ててよし、売ってよし、食べてよし」の、フルーツの品種改良の研究にも挑戦しています。
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ノウタスの取組実績
アグリテインメントサービスは、観光農園を支援する「クダモノガリプラス」や、消費者が購入価格を自由に決められる「ノウタスモール」(https://mall.notas.co.jp/)を開始。文化放送「村上信五くんと経済クン」、NHKの全国ニュースなどでも取り上げていただき注目を集めています。
長野県やJR東日本、保育のみらい、岡木農園、フルプロ農園、キタイチ果樹園などと実施した「オンライン果物狩り」は、日本テレビの「ひるおび」や、「ズームインサタデー」でも特集されました。
直近では、動画やSNSを活用した農家のファンマーケティングの体制強化のため、「ブラタモリ」「24時間テレビ」「有吉ゼミ」「密着警察24時」など数多くの人気テレビ番組を制作してきた元テレビディレクターが参画。また、SNSコンサルティングなどを行うインスタグラマーをC#O (Chief #hashtag Officer)として招聘しました。村上信五プロジェクトリーダー率いるぶどうテインメントプロジェクト「パープルM」も開始いたしました。
テレワーク就農を支援するため、人材紹介業免許も取得。農家のお客様対応へのChat GPT API活用を目的としたAI広報「成実柚子」の試験運用や、観光農園の衛星通信(スペースX社「スターリンク」)によるブロードバンド化の実証実験なども行なっています。
農業SaaS(Farming as a Service)については、コンセプトに共感したマイクロソフト社と業務提携し開発。また、農家のキャッシュレス支援に向けては、BNPL(後払い)最大手の株式会社ネットプロテクションズと包括業務提携しました。
農業を観光資源とした街づくりについても、複数の地域で推進中です。長野県須坂市においては、市からの後援のもと「オンライン果物狩り」「ノウタスワーケーション」など数々のデジタル実証実験を企画。テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」で特集され、令和3年度の食料・農業・農村白書や、日経新聞にも掲載されました。ノウタスのFaaS(Farming as a Service)と凸版印刷の「地域Pay®︎」の連携による、周遊特化型プレミアム付き決済サービス「notas pay」の実証実験も10月より開始予定です。
ノウタスはこれらの活動を通じて、人々が「Agri+Life=Fun!!」になる社会を実現いたします。