「農業・食産業」がテーマの移住セミナー、9月に開催
(公財)福島イノベーション・コースト構想推進機構が運営する、ふくしま12市町村移住支援センター(センター長:藤沢 烈)は、福島第一原子力発電所の事故により避難指示等の対象となった12市町村(※)への移住・定住を促進するため、2021年7月1日に設置されました。広域連携が効果的な事業や12市町村による移住施策の支援等を行っています。
12市町村への移住者や移住希望者が増えている中、希望者に寄り添った支援制度や地域を知ることができるイベントなどを、今年度も拡充していきます。
本ニュースレターでは、月に1回程度、魅力的な移住者やイベントや支援制度、12市町村におけるトレンドなどの情報をお届けします。
今号のトピックス ●センター開所からの移住相談が1000件を突破!相談内容は「移住支援金」関連が最多 ●第8回移住セミナー、9月2日開催。今回のテーマは「農業・食産業」 ●大好評のモニターツアー 第2回を8月に開催、葛尾村と浪江町を訪問 ● 「東北移住&つながり大相談会2023」ブース出展 首都圏の関心層と接点 ●「HAMADOORIフェニックスプロジェクト」10人の若手起業家の支援を決定 |
●センター開所からの移住相談が1000件を突破!相談内容は「移住支援金」関連が最多
ふくしま12市町村移住支援センター(以下、「センター」)における、2021年7月1日の開所からの移住相談の件数が、2023年7月5日時点で1000件を超えました。
年代別では40代の方からの相談件数が最多で、家族構成では 1人暮らしの方からの相談が多い傾向があります。内容面では相談のうち約5割が「移住支援金」に関する問い合わせを含んでおり、次いで「住まい」に関してが約4割、「仕事」に関してが約3割となっています。充実した移住支援制度や生活基盤の確保が、12市町村への移住を検討する上で大きな関心事となっていることがうかがわれます。
センターでは今後も、移住関心層の方々の疑問や関心に寄り添いながら、移住相談を行ってまいります。
●未来ワークふくしま移住セミナー vol.8「農業・食産業で地域の豊かさをつくる人たち」編 9月2日開催。
福島12市町村で実際に活躍する多様なゲストを毎回テーマごとにお呼びし、移住を決めたきっかけやその経緯、移住後のリアルな実体験を聞く、未来ワークふくしま移住セミナー。
今回は、東京の会場とオンラインのハイブリッド開催。前半では、ゲストの方々が移住を決めたきっかけやその魅力について、それぞれの活動紹介やパネルディスカッションでお話しいただきます。後半では福島12市町村の各種支援制度の説明や、ゲストに直接質問や相談ができる座談会、移住担当スタッフに気軽に相談できる個別相談会も実施します。
また、 同会場にてセミナー終了後に(16:30~18:00)、移住・キャリアワークショップを開催。これからのキャリアやその選択肢としての移住に関して、ゲストや移住担当スタッフ、移住を検討している仲間たちと一緒に、深く考えられる機会を設けます。
<未来ワークふくしま移住セミナー『はじめよう、私とふくしまの小さな物語。』vol.8 開催概要>
【開催日】9月2日(土)14:00~16:10(開場13:30)
【会場】アン令和ビル(池袋) 住所:東京都豊島区南池袋2-41-19
【ゲスト】
三廻部麻衣さん (Tregion株式会社 地域創生事業部)
大高充さん(オオタカ農業)
瀧澤芽衣 さん(株式会社福島しろはとファーム)
松延紀至さん(株式会社HANERU葛尾 代表取締役)
【定員】会場参加 50名 / オンライン参加 無制限
【参加費用】無料
※16:30から特別企画!福島12市町村であなたの新たな「物語」を描こう!移住・キャリアワークショップを開催します
▶詳細はこちらから
https://mirai-work.life/topics/6467/
●大好評のモニターツアー 第2回を8月に開催、葛尾村と浪江町を訪問
センターでは、12市町村への移住関心層が求める情報収集機会として「現地に実際に行き、現地の人の話を聞きたい」と回答した割合がもっとも高いというパネル調査の結果を踏まえ、12市町村の現在を知り現地の方々との触れ合うことができるモニターツアーを実施しています。
8月上旬に開催する第1回(募集終了)は、定員20名に対し190名を超える応募がありました。
そして今回、第2回として葛尾村と浪江町を訪問するツアーを開催します。移住者との交流や企業訪問、漁港や震災遺構の見学など、盛りだくさんの1泊2日です。
ツアーの参加者からも、実際に現地に足を運んで生活実態を知ることができた等の声をいただき好評を得ていることから、センターでは、今後も毎月1回、年度内に合計8回のモニターツアー開催を予定しています。
<第2回モニターツアー概要>
【開催日】8月19日(土)~20日(日)
【主な訪問地・実施内容】
・葛尾村復興交流館「あぜりあ」(葛尾村)
葛尾村唯一の食堂、石井食堂さんのお弁当を食べながらの自己紹介/移住者交流会
・葛力創造舎(旧葛尾中学校/葛尾村)
活動紹介
・請戸漁港、震災遺構「請戸小学校」(浪江町)
・株式会社ちーの、株式会社ウッドコア(浪江町)
企業紹介、求人紹介
など
※ツアーの発着地は東京、宿泊地は浪江町です
▶詳細はこちらから
●「東北移住&つながり大相談会2023」ブース出展 首都圏の関心層と接点
7月23日に東京・有楽町の東京交通会館で開催されたフェア「東北移住&つながり大相談会2023」に、センターがブース出展しました。
東北から100以上の自治体・団体が参加するこのフェアに、12市町村からは9市町村が出展。センターのブースでは12市町村の紹介や、移住支援金や交通費等補助金などの各種支援制度の紹介、移住を検討している方の相談対応などを実施し、多数の移住関心層の方が立ち寄りました。
センターでは今後も、首都圏で開催される「ふるさと回帰フェア」や「福島くらし&しごとフェア」などのイベントに出展し、移住関心層との接点を増やしていく予定です。
12市町村News ●「HAMADOORIフェニックスプロジェクト」10人の若手起業家の支援を決定 浜通りの若者たちの起業や新規事業活動を、地域の若手リーダーたちが全力で支援する「HAMADOORIフェニックスプロジェクト」。一般社団法人HAMADOORI13が主体となり、公益財団法人東日本大震災復興支援財団の支援を受けて、事業実施に必要な経費に対し「若者起業支援事業HAMADOORIフェニックスプロジェクト補助金」を交付しています。 今年2月から第3期の募集を開始し、このたび、富岡町のアパレル店や南相馬市小高区の日本酒とクラフトビールの醸造所など、10団体10名への交付が決定しました。HAMADOORI13では交付先に対し、2024年5月までの伴走支援を行うことにしています。 ▶HAMADOORIフェニックスプロジェクトの詳細はこちらから |
※「福島12市町村」とは福島第一原子力発電所の事故により、避難指示等の対象となった南相馬市、田村市、川俣町、浪江町、富岡町、楢葉町、広野町、飯舘村、葛尾村、川内村、双葉町、大熊町を指します。