千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト
- 農業体験プログラムについて
持続可能な開発目標(SDGs)の目標2「飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する」の達成に向けた活動の一環で、学生が農作業の経験をすることで、次世代の若者の農業への興味関心を深める取り組みです。
香取市における歴史的資源を活用した観光まちづくりを行う株式会社NIPPONIA SAWARAの協力のもと、京葉銀行が取引先の農家・農園・加工業者などから受入先企業を募り、学生委員会が学生の中から体験希望者を募り、受入先に派遣します。
- 芝山農園様での農業体験
本プログラムの1回目として、以下の体験プログラムを実施しました。
■プログラム概要
受入先 :株式会社芝山農園 (代表取締役社長:篠塚佳典、所在地:千葉県香取市福田500-25)
ホームページ: https://shibayama-f.com/
体験人数:環境ISO学生委員会の1年生 2名
体験期間:9月13日(月)~9月18日(土)に1名、9月13日(月)~9月25日(土)に1名
業務時間:7:30~17:30(休憩あり)※期間中は農園の寮に宿泊して勤務
時 給:950円
主な作業:芋掘り機に乗りさつまいもを掘る作業、鍬(くわ)を用いてつるを切る作業、さつまいもの選別(重さごとの仕分け)作業、箱詰め作業、芋けんぴの袋詰め作業
■体験した学生の感想
石塚優洋(法政経学部2年)
大学での授業を通してSDGsについて関心を持ち、農業体験プログラムに参加しました。さつまいも掘りや鍬での作業など慣れないことが多く、戸惑うこともありましたが、わからないことは農家の方に親切に教えていただき親睦を深めることができました。普段の大学生活の中で、農業に携わる機会はなかなか無いので非常に新鮮で貴重な体験となりましたし、今回は新型コロナウイルスの影響で外で活動する機会がほとんどなく、自然が豊かな地で作業をするのはとても気持ちがよかったです。また、実際にSDGsに貢献する農業の取り組みを見聞きし、学生の立場からだけでなく、生産者の視点からもSDGsについて考えることができました。
阿部美南(法政経学部1年)
農業について漠然としたイメージしかありませんでしたが、今回の体験を経て、本当に苦労が多いお仕事だと身をもって感じました。肉体的な苦労はもちろんですが、天気などその日の状況によって仕事を見極めるという難しさがあり、他のお仕事と大きく違うと感じました。また、農家の皆さんが、作業スピードや効率性を重視してお仕事をされていたことが非常に印象的でした。美しい自然の中で滅多にできないお仕事をさせて頂けたことを光栄に思います。
- 株式会社芝山農園(代表取締役社長 篠塚佳典)
株式会社芝山農園は農産物の生産、加工、販売や、観光農園、体験農園の運営などを行う会社です。
持続可能な開発目標(SDGs)の実現に貢献することを重視しながら、農業生産工程の効率化によって豊かで安定的な食糧生産に貢献できるよう、最先端の農業技術を駆使し作業の省力化と作物の高品質化、フードロスのない商品加工を実現するべく「スマート農業」の推進と生産物ロスの利用価値研究を行っています。
ホームページ: https://shibayama-f.com/
- 株式会社NIPPONIA SAWARA(代表取締役社長 上村 進)
香取市における観光業の支援によるまちづくりを進めるために、株式会社京葉銀行が佐原信用金庫と株式会社地域経済活性化支援機構等と2015年に組成した「千葉・江戸優り佐原観光活性化ファンド」からの出資により、2016年に設立した会社です。古民家や蔵などの歴史的資源を宿泊施設等に改修する不動産開発事業、地域情報の発信、地元産品のブランド化事業などを行っています。
ホームページ: https://www.nipponia-sawara.com/
- 「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」について
千葉大学と京葉銀行は2012年に包括連携協定を結んでおり、千葉大学で環境活動を主体的に担っている環境ISO学生委員会と京葉銀行が協同で、2017年から「ecoプロジェクト~7色の虹を千葉から未来へ」を実施しています。本プロジェクトでは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、まずは「地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献したい」という想いで、京葉銀行の行員や取引先企業、地域住民、千葉大学の学生などを含めた千葉県内の多くの方々を対象に、環境意識の啓発活動を実践しています。
公式サイト https://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/