小木小学校の創立150周年記念式典で、食器とサステナブルな肥料を贈呈
洋食器メーカーのニッコー株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:三谷明子、以下ニッコー)は、子どもたちが「食を通してサーキュラーエコノミー(循環経済)」について学ぶための教育支援として、地元の能登町立小木小学校(石川県鳳珠郡能登町)との取り組みを開始しました。
ニッコーは、捨てられる食器からつくられた肥料「BONEARTH(ボナース)」と、ニッコー製の食器を小木小学校へ教材として提供。「BONEARTHで野菜を育て、その野菜をBONEARTHのもととなるニッコーファインボーンチャイナの食器で食べる」という体験を通して、子どもたちにサーキュラーエコノミーについて学んでいただきます。
・note[ボナース研究室] https://note.com/bonearth/n/n2a70c3532637
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子どもたちに、サーキュラーエコノミーについて考えるきっかけを
今回の取り組みは、「これからの時代を担う子どもたちに、サーキュラーエコノミーについて考えるきっかけとなる体験を」というニッコーの想いに小木小学校が共感していただき、実現したものです。
ニッコーは、長く使用できる良質な食器づくりをはじめ、リカラーによる食器の再生、食器のサブスクリプションサービスなど、サーキュラーエコノミー(循環経済)の原則に基づくさまざまな取り組みを行っており、2022年3月には石川県立大学との共同研究のもと、捨てられる食器をリサイクルした肥料「BONEARTH(ボナース)」を商品化。本社敷地内のビニールハウスでBONEARTHを使った栽培や研究を行っています。2023年5月には、石川県内の農場をお借りして野菜やお米を育てる「NIKKO BONEARTH FARM(ニッコー ボナース ファーム)」が誕生しました。
小木小学校は、海が近くにある環境を生かし、「海に親しむ」「海を知る」「海を守る」「海を利用する」の4つの観点から、学年別に独自の海洋教育に取り組むなど、かねてからサステナブルな教育に力を入れています。その学習を機に、海への愛着が湧いた子どもたちは、海ごみを減らす活動や、小木の町をきれいにする取り組みを行うようになりました。これらの取り組みが評価され、2023年1月には環境美化教育優秀校に選ばれています。
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サステナブルな肥料を使った苗植え体験
2023年5月25日には、小木小学校の1、2年生とたんぽぽ学級の子どもたちが、学校内にある畑でBONEARTHを使った農業を体験。JA協力のもと、ナス、キュウリ、オクラ、ピーマン、サツマイモ、ミニトマトの6種類の野菜の苗植えを行いました。
BONEARTHは実験の結果、植物が自らの力で根から出すクエン酸の効果により、適量のリン酸を養分として吸収することがわかっています。万が一入れすぎたとしても、植物の成長を妨げる心配がなく、安定して継続的に養分を与えることができます。さらには、食品衛生法に則って製造された食器を砕いて作られているため衛生的。農業に対する知識のない人や小さな子どもでも安心して栽培体験を行うことができます。今回は、低学年の子どもたちでも撒きやすいように1キログラムのBONEARTHを使用しました。
実際にBONEARTHを見た子どもたちからは「真っ白できれい」「お砂糖みたい、お塩みたい」との声が上がり、苗植えを終えた後は「大きく育ってほしい」「早く食べたい」と、収穫を心待ちにしている様子でした。
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小学校創立150周年記念式典で、食器を贈呈
2023年7月3日に開催された小木小学校創立150周年式典の中では、ニッコーからの創立記念品として食器の贈呈が行われました。全校児童、職員の計85名に各2枚ずつと、学校内で調理実習などに使うための20枚、計190枚のニッコーファインボーンチャイナの食器が贈呈されました。
今後、BONEARTHで育てた野菜を収穫し、その野菜を使って調理実習を実施。今回贈呈した食器に料理を盛り付けて皆で食べる予定です。
加藤校長先生は「野菜が順調に成長している。収穫した野菜をこのお皿で皆で食べるのが楽しみ。」と式典のなかでお話してくださいました。また、ニッコーの新規事業開発部の本部長は「ニッコーのサーキュラーエコノミーへの取り組みを広く認知してもらう良いきっかけになった。これを機に子どもたちがさらに環境問題に興味を持ってくれたら嬉しい。」と今回の取り組みを振り返りました。
ニッコーでは引き続き、身近な「食」に関わる体験を通して、楽しく分かりやすく、SDGsやサステナビリティについて学ぶ機会の創出に取り組んでまいります。
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ニッコーの目指す、サーキュラーエコノミーの実現
ニッコーでは「100年後の、循環する未来をデザインする」をテーマに、陶磁器事業を中心に「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の原則に沿った取り組みを進めてまいりました。次の100年も陶磁器づくりを続け、豊かな食とそれを楽しむ時間を守り続けていくためには、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提としたリニア型のビジネスモデルから脱却する必要があると考えています。製品づくりの段階から廃棄が出ない設計を考え、一度調達した資源ができる限り社会の中で循環し続けるサーキュラー型のビジネスモデルへの変革を目指すため、さまざまなアプローチを検証しています。
・ニッコーの取り組みについて https://www.table-source.jp/nikko-circular-lab/
・ニッコーのサステナブルメディア[table source] https://www.table-source.jp/
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ニッコー株式会社について
1908年(明治41年)石川県金沢市にて洋食器メーカーとして創業。現在、陶磁器事業に加え、地球環境を守るために大切な水を守る水創り事業と環境プラント事業、健康を守り心身をリラックスさせる理想のバスルームを提供するバンクチュール事業、生活の安全・安心をサポートする商品、快適性や省エネに貢献する商品を提供する機能性セラミック商品事業、これらの事業を通して、日々の生活をより豊かに、より快適にするために役立つ商品を製造し、提供しています。
ニッコー公式サイト https://www.nikko-company.co.jp/