京都大学発スタートアップのDeepForest Technologies株式会社(本社:京都府京都市 代表取締役 大西信徳)の、「カーボンクレジット創出に関わるドローンからの森林資源量解析技術の開発」事業(以下、本事業)が、生物系特定産業技術研究支援センター(BRAIN)の、令和5年度「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」フェーズ3(事業化段階)に採択されました。本事業により、レーザードローンからJクレジットの創出に必要な情報を解析する技術、および広葉樹の個体検出技術を確立いたします。
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スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)とは
生物系特定産業技術研究支援センター(BRAIN)の「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」は、農林水産・食品分野で新たなビジネスを創出するため、スタートアップ等の技術開発・事業化を支援する事業です。
・「令和5年度「スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)」の公募における審査結果について」
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/startup/news/2023/158603.html
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DeepForest Technologies社について
ドローンの画像データから森林の各樹木の検出・樹種の識別・樹高及び太さの推定・幹材積の計算・炭素蓄積量推定が可能なソフトウェア「DF Scanner」の開発・販売を行っております。
森林上空から得られたレーザードローンデータから、地面部分のみを抽出する技術の開発にも成功しており、本事業では同技術の製品・サービス化を実施します。広葉樹についても樹種識別をはじめとした解析技術を持っておりますが、本事業では広葉樹解析技術をより向上させるための研究開発を行います。
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本事業で取り組む内容
①Jクレジット創出のためのドローン計測技術の確立および製品・サービス化
森林の分野ではカーボンクレジットの創出により、放置されている森林の管理をすることで収益を得ることが可能になると期待されています。しかしJクレジットの創出にコストがかかるために、小・中規模の森林管理者がクレジット創出に踏み込めていない実態があります。低コストであるドローン計測技術を製品・サービス化することで、小・中規模の森林管理者でも安価にクレジット創出が可能な環境を創造することになり、林業全体の収益を増大させ、適切な管理による土砂災害リスクの軽減に繋げます。
②広葉樹の個体検出技術の確立
DeepForest社では、これまで難しいと考えられていた広葉樹の識別技術を保有しております。針葉樹林では80%以上の精度で森林の情報の推定が可能な一方で、広葉樹林では個体検出技術の確立がさらに必要となります。広葉樹林で個体検出の技術の開発を完成させることで、広葉樹林でも自動的に森林情報の網羅的な解析が可能になり、より効率的な森林活用方法の検討ができるようになります。
<本ニュースリリースに関するお問い合せ先>
DeepForest Technologies 株式会社
〒606-8501 京都府京都市左京区吉田本町36番地1
京都大学国際科学イノベーション棟
https://deepforest-tech.co.jp