2023年4月29日(土祝) 函館朝市えきに市場
⼀般社団法⼈ Blue Commons Japanは「函館朝市ミニ⽔族館〜海と日本プロジェクト〜」をリニューアルするのに伴い、2023年4⽉29⽇に、大泉潤函館市長や地元の小学生らによるお披露目セレモニーを開催しました。本事業は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して⼈と⼈とがつながる“⽇本財団「海と⽇本プロジェクト」”の⼀環として実施されました。
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お披露目セレモニー概要
函館朝市ミニ水族館の開設から5年目を迎えるにあたり、水槽機器を一新したことを記念し、水槽の除幕式や子どもたちによるホタテの投入を実施しました。
・日時:2023年4月29日(土祝)15:00~
・会場:函館朝市えきに市場 (函館市若松町9-19)
・参列者:大泉 潤 函館市長、函館朝市協同組合連合会 藤田 公人 理事長、函館市内の小学生 福永楓さん・國分咲和さん
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5年目の函館朝市ミニ水族館、水槽機器を一新
市民や子どもが運営に参加する「ソーシャル水族館」として2019年に設置され、5年目を迎える「函館朝市ミニ水族館」。季節に合わせて魚を一部入れ替えながら、地域の子どもたちや観光で訪れる子どもたちに近海の魚の見学や学びの機会を提供しています。
開設から約5年が経ち、濾過器やクーラーなどの機器の老朽化が進んでいたことから、この度、⽇本財団「海と⽇本プロジェクト」の支援を受けて、水槽機器を一新しました。あわせて、不具合が起きた際にすぐに対応できるよう遠隔監視装置を新たに導入し、これまで以上に安定した環境で海藻や魚が見学できるようになりました。
お披露目セレモニーでは、4基ある水槽のうち、リニューアルに合わせて展示内容を一新した1基について、大泉市長と藤田理事長に除幕していただきました。
「3・2・1、どうぞ」の合図で白布が下されると、昆布の最高級品として珍重されている函館産真昆布をはじめ、函館近海に生息するさまざまな海藻類が姿を現し、参加者から拍手が沸き起こりました。
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生産量日本一を誇る函館産昆布の養殖風景を水槽に再現
水槽の中には白いロープを設置し、真昆布の養殖風景を再現しました。函館は昆布生産量日本一(※)を誇るまちですが、そのうち天然昆布はごくわずか。種苗を付けたロープを海に沈めて育てた養殖昆布が総生産量の9割以上を占め、函館の昆布産業を支えています。ところが昆布養殖は海の沖合で行われているため、その様子を一般市民が見学することはできません。こうした背景から、今回のリニューアルでは真昆布の養殖を水槽内に再現し、地域の子どもたちや観光客に「知られざる函館の日本一」を発信します。養殖は9月ごろまで実施し、育った真昆布は小学生向け講座で使用する予定です。
セレモニーでは引き続き、市内の小学3年生・福永さんと國分さんにホタテ貝を水槽に投入していただき、水槽の展示が完成しました。
(※)北海道水産統計(2021年実績)より
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/sr/sum/03kanrig/sui-toukei/suitoukei.html
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函館朝市ミニ水族館への期待の声も
セレモニーの最後に、大泉市長と藤田理事長からご挨拶をいただきました。
大泉市長「函館観光の顔、中心である函館朝市にミニ水族館があることは、大変有意義な取り組みです。今回のリニューアルで始めた昆布養殖のミニ展示により、函館が昆布の生産量日本一であること、昆布養殖発祥の地であることを、訪れた皆さんに知ってもらう機会になればと願っています。日本財団さんが提唱する【海を自分ごととしてとらえること】、私も同じ考えです。函館の海の魅力をもっと知ってもらう、海に親しんでもらう。そうした文化を醸成することに全力で取り組んでいきます」
藤田理事長「名前こそ『ミニ』となってはいますが、ミニ水族館の果たす役割はミニどころではなく、相当なものがあります。さまざまな企画展示を行うたびにメディアの皆さんが話題にしてくださり、函館朝市としても本当に助かっています。函館は昆布生産量日本一ですが、市民にもなかなか知られていません。私も海育ちですが、このように昆布養殖の雰囲気を見たのは初めてです。全国から観光客が訪れるので、函館が昆布生産量日本一であることを、ここからどんどん発信していけたらと思います」
<参考:2023年度の函館朝市ミニ水族館について>
期間 |
2023年4月30日(日)より常設 ※えきに市場休業日は休み |
会場 |
函館朝市えきに市場 (函館市若松町9-19) |
アクセス |
JR函館駅より徒歩2分、函館駅前電停より徒歩3分 |
⾒学料 |
無料、⾃由⾒学(予約・事前申し込み不要) |
展⽰内容 (⽔槽4基の合計) |
水槽①テーマ「真昆布のミニ養殖」(真昆布、ガゴメコンブ、他海藻、ホタテ) 水槽②テーマ「函館近海の魚~ロックフィッシュ」(アイナメ) 水槽③④テーマ「海と川とのつながり」(ヤマメ、サクラマス、カレイ) ※各⽔槽のサイズは幅120×⾼60cm。展示内容は状況により変更になる場合があります ※今後、2回の企画展示を予定しております |
<団体概要>
団体名称:一般社団法人 Blue Commons Japan(ブルー コモンズ ジャパン)
URL:https://www.hakodate-umi.com/
活動内容:函館朝市ミニ水族館の運営、海に関連した「子ども向け講座」を実施
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。