– ベーリンガーインゲルハイムは、GALVmedやビル&メリンダ・ゲイツ財団と共同で、アフリカ6カ国の小規模畜産農家を対象に動物の疾病予防と治療に関する意識向上を図る
– アフリカ8カ国において、ベーリンガーインゲルハイム56製品の新規承認により、小規模畜産農家の生活を支援
– こうした活動で各国における動物用医薬品へのアクセスが86%も向上
2023年3月2日 ドイツ/インゲルハイム
LastMileは、アフリカの小規模畜産農家に対し、動物の疾病予防に関する研修を提供するとともに動物用医薬品へのアクセスを促進するイニシアチブで、これまでに6カ国40,000人を超える畜産者にその恩恵を届けました。このイニシアチブは、支援が届きにくい地域に対し、アニマルヘルスケアソリューションに関する認知、アクセスと活用におけるギャップを埋めて実践への橋渡しをする(「ラストマイル」)ことが目的です。これにより、生産性と所得創出が向上し、その地域コミュニティのフードセキュリティ(食料安全保障)と生活の改善が期待できます。
LastMileは2018年にビル&メリンダ・ゲイツ財団(BMGF)の資金提供を受け、グローバル・アライアンス・フォア・ライブストック・ベトナリー・メディシン(GALVmed、ライブストック医薬品のためのグローバルアライアンス)と共同でベーリンガーインゲルハイムによって開始されたイニシアチブです。このイニシアチブは、ケニア、カメルーン、ナイジェリア、マリ、ブルキナファソ、エチオピアの小規模農家をサポートしています。そしてこれら6か国とウガンダ、タンザニアにおいて、56件の新規承認を実現しました。ベーリンガーインゲルハイムは、承認済医薬品数を増やすことにより、畜産従事者や獣医師がより多くの治療オプションにアクセスできるよう支援します。
ベーリンガーインゲルハイムのLastMileプロジェクトリーダーのTiago Teixeiraは、次のように述べています。「LastMileは、小規模畜産農家にとって持続可能なモデルであり、脆弱なコミュニティに好影響をもたらすものです。このイニシアチブは、疾病に対する意識を高め、動物用医薬品へのアクセスを改善することによって、動物の健康と福祉の向上を目指す当社の取り組みを支えるものです。」
製品の正しい使用法の指導や小規模畜産農家の啓発において重要な役割を担うのは地元コミュニティの動物医療技術者です。20名以上の技術者は、20,000件近い畜産従事者を訪問し、17,000店以上の畜産関連小売店に製品の在庫や棚割を最適化する方法についてコンサルティングを行いました。さらに、獣医師に対しては、のべ8,600回以上の訪問を重ね、予防や治療オプションについて情報提供や研修を実施しました。
ベーリンガーインゲルハイムのインド・中東・トルコ・アフリカ地域における持続可能性のイニシアチブを推進するSustainable Development – For Generationsのヘッド、Ayman Eissaは、次のように述べています。「ベーリンガーインゲルハイムは、グローバル規模で、発展途上国におけるヘルスケアの課題を明らかにし、動物の健康を向上させるべく取り組んでいます。LastMileイニシアチブにより、小規模畜産農家の所得と生産性を強化し、食糧安全保障を確保するための疾病予防の重要性を強調し、アフリカの広範な経済に組み込まれる持続可能な事業を推進します。」
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスについて
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスは、動物の疾患の予測、予防、そして治療において、ファースト・イン・クラスのイノベーションをもたらす医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。世界150ヵ国以上において、獣医師、ペットオーナー、畜産家、そして政府当局に対し、幅広い革新的な製品ポートフォリオとサービスを提供し、コンパニオンアニマルと産業動物の健康と幸福の向上に寄与しています。
私たちはアニマルヘルス業界のグローバルリーダーとして、株式を公開しないベーリンガーインゲルハイムの独立した企業形態により、長期的視野を維持しています。
動物と人の命は、深く複雑に結びついており、動物が健康であれば、人間も健康でいられると信じています。アニマルヘルス事業とヒト用医療用医薬品事業におけるシナジーにより、イノベーションを通じて価値を提供し、動物と人の健康と幸福に寄与すべく邁進しています。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスの詳細:
https://www.boehringer-ingelheim.com/animal-health/about-animal-health-business-unit
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/biahj
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、今日そして次世代にわたり、暮らしを変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的視野を維持しています。医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、52,000人以上の社員が世界130ヵ国以上の市場で事業を展開しています。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)
当プレスリリースについて
この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。