金曜日, 11月 22, 2024
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2024年問題、畜産業界にも押し寄せる変革の必要性

飼料残量の可視化で配送効率化を支援!YEデジタルの「Milfee」

畜産飼料メーカー、飼料配送業者の方も。残量可視化で業務効率化

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株式会社YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区 代表取締役社長:玉井裕治、以下、YEデジタル)は、1978年の創業以来、IoT技術を活用して、さまざまな業種のビジネス課題を解決してきました。

今、多くの物流企業が目前に迫る2024年問題への対応に追われています。法改正を受けて変わる状況下、鶏・豚・牛などを飼養する畜産業にとっては毎日必要な飼料の輸送体制を維持できなくなる恐れがあり、2024年を目前に大きな曲がり角に直面しています。

そこで今回当社が独自で開発し提供している、2024年問題を飼料の可視化で回避する製品「Milfee(ミルフィー)」をご紹介いたします。
 

  • 目前に迫る物流業界の「2024年問題」

2019年の「働き方改革関連法」施行以降、さまざまなセクターで長時間労働や非正規労働者の待遇格差の是正が進んでいます。

これまで適用が猶予されてきた物流業界も、2024年4月から時間外労働が上限年960時間に規制されます。
また、月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金も引上げられます。
運転手の拘束時間が短くなることから人手不足が、そして割増賃金の導入で輸送コストの高騰が懸念されており、物流業界の「2024年問題」と呼ばれています。

法改正を受けて変わる状況下、鶏・豚・牛などを飼養する畜産業にとっては毎日必要な飼料の輸送体制を維持できなくなる恐れがあり、2024年を目前に大きな曲がり角に直面しています。
 

  • 畜産の飼料輸送特有の問題

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飼料メーカーから畜産農家などに飼料を輸送する運転手は、一般的な運送業務のほかに、飼料輸送に付随する、さまざまな特殊作業を担ってきました。

農場に入る際は、家畜の健康を守るために車両の消毒、作業服や靴の着替えが必要です。

飼料はバルク車など特殊な大型車両で運び、農家が把握していない場合には代わって飼料タンクの残量を確認することもしばしばで、不足に気がつかないでいると、農家からの突然の発注にも対応しなければなりません。

補充の前には飼料の残量を確認しなければならないため、飼料トラックは遠距離を複数回往復することも少なくありません。
また、飼料運搬には、届け先の飼料タンクに登るなどの危険な高所作業も伴います。
 

  • 変革が必要な飼料輸送の諸業務

先述の法改正により、2024年4月以降はこれまでの慣行を見直す必要に迫られています。

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輸送トラックの長距離運転
飼料の生産拠点は一部に集中しており、農場までの輸送は長距離に及びます。
配送業者の約7割が、「顧客への製品輸送最長時間は5時間以上」と答えています。
また、飼料の残量確認と補充のために、何度も長距離を走らなければならないことがトラック運転手の負担になっています。

付帯業務の有料化
また、これまでトラック運転手がたびたび担ってきた飼料の残量確認などの付帯業務は、今後は運賃とは別の契約になります。
支払いを拒んだ場合は下請法違反になるので、発注者も注意が必要です。

農林水産省による調査(2020年)では、配合飼料メーカーの半数以上が「この5年間で物流費が11%以上上昇した」と回答しています。さらなる輸送価格の上昇は、畜産農家の経営を圧迫する恐れがあります。

働時間の適正化
飼料メーカーは、農家から急な発注があるたびにトラックの再手配や製造計画の見直しをしますが、そのために運転手を待たせる時間が生じています。
運転手の労働時間を適正化するためには、発注側が納品日に余裕を持たせて注文することが不可欠です。

こうした諸問題を解決するには、配送業者ではなく農家自身が飼料の残量を管理して、ふさわしいタイミングで発注する必要があります。
 

  • 2024年問題を飼料の可視化で回避する「ミルフィー」

畜産農家をめぐる状況は厳しさを増していますが、飼料の残量を確認するための新しいソリューションも誕生しています。

〝モノのインターネット〟IoTを使った技術で、さまざまなサービスを提供する当社は、飼料の可視化に特化した製品「Milfee」を独自に開発し、飼料タンクの残量の計測を実現しました。

2024年問題、畜産業界にも押し寄せる変革の必要性のサブ画像4_Milfee導入エリアMilfee導入エリア

防水防塵性能がある製品は、バッテリーで動くので電源工事をすることなく設置が可能です。外出先から携帯電話などを使って、離れた場所からも飼料の残量が確認できます。
2021年9月以降、全国の約162農場で導入されています。
(2022年12月現在)

「タンクに登る回数が減って大変助かる」「計測しにくいマッシュ飼料も残量計測ができて感動した」など、畜産現場から喜びの声が届いています。
 

  • 高い精度で飼料の残量計測を実現

2024年問題、畜産業界にも押し寄せる変革の必要性のサブ画像5_≪「Milfee」システムイメージ≫≪「Milfee」システムイメージ≫

飼料タンク残量管理システム「ミルフィー」には、以下の3つの特長があります。

1 特許取得の技術で高精度の計測


  独自に開発した製品と、特許を取得した自社の技術により、計測の誤りが出やすいマッシュ飼料や、飼料タンクが満量のときも高精度の計測を実現しました。

2 事業者自身でも可能な簡単設置


 2つのセンサーとLPWA通信の装置からなる端末を、飼料タンクのふたの内側に取り付けて使用します。
複雑な配線やネットワークの工事、タンク加工が不要なため、1台当たり5分程度で設置できます。
家畜のために清潔で安全な環境を守りたい農場にとって、外部者の立ち入りが要らないことは、衛生管理上のニーズにも合致します。

3 飼料の残量はデータで一目瞭然


 飼料タンクに設置したセンサーから送信されるデータをクラウド上に蓄積します。
利用者はスマートフォンやタブレット、パソコンから簡単に接続できるので、特別な機材は不要で、時間や場所を問わずに飼料の残量が確認できます。
 

  • IT活用で物流の課題を解決

「みんなの仕事をもっとハッピーに」。YEデジタルは1978年の創業以来、IoT技術を活用して、さまざまな業種のビジネス課題を解決してきました。

日々進化しているIT分野の技術力を背景に、お客様のニーズを聞き取り、仕事の質の向上や効率化、利便性を高めるためのコンサルティングから、現場に合ったソリューションの開発、機器やシステムの導入までを一貫してできるのが強みです。

飼料タンクの残量を瞬時に把握できる「ミルフィー」には、配送車の走行距離を減らすことができた事例もあります。
目前に迫った物流業界の「2024年問題」に力を発揮することはもちろん、近年話題のESG―環境(Environment)・社会(Social)・企業統治(Governance)―に取り組む、企業の「ESG経営」にも貢献が期待されています。

※ 記載されている会社名、商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※ 掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

(会社概要)

<商号> 株式会社YE DIGITAL (YE DIGITAL Corporation)

<設立> 1978年2月1日
<代表者> 代表取締役社長 玉井裕治
<本社所在地>福岡県北九州市小倉北区米町二丁目1番21号 

<事業内容>

・ビジネスソリューション

  ‐ ERPグローバル展開支援
  ‐ 顧客業務システム導入
  ‐ 健康保険システムの構築
  ‐ システムコンサルティング

・ IoTソリューション


  ‐ ソーシャルIoT
  ‐ AI・ビッグデータ分析

・ サービスビジネス


  ‐ 運用支援
  ‐ アフターコンサル

<沿革>

・1978 安川情報システム(株)創立
・2003 東証2部上場
・2019 社名を(株)YE DIGITALに変更
・2020 本社を北九州市小倉北区に移転

<企業ホームページ>

https://www.ye-digital.com/

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