ほしいも加工残渣の悪臭抑制について、地域課題の解決につながる研究成果を発表
茨城工業高等専門学校(茨城県ひたちなか市、校長:米倉達広 以下「茨城高専」)から出場した「茨城高専ほしいも☆プロジェクトチーム」が、令和5年1月15日(日)に東京都千代田区の日経ホールで開催された、第1回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2022)で優秀賞を受賞しました。
- ポイント
・高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2022)の概要
・発表テーマ「ほしいも加工残渣の悪臭抑制~SDGsなほしいもづくりのために~」
・今後の活動
- 高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2022)の概要
当コンテストは高専制度60周年を記念して創設された新しいコンテストです。高専女子が主体となって日頃の研究や演習の成果を活かし、SDGs(持続可能な開発目標)の達成や社会課題の解決に貢献するアイデアを競います。
審査項目は、①SDGsへの理解、②イノベーション視点、③実現可能性の3点。全国の高専からエントリーされた90チームのうち、書類審査・面談審査を通過した10チームが本選(成果発表会)に臨みました。
- 発表テーマ「ほしいも加工残渣の悪臭抑制~SDGsなほしいもづくりのために~」
茨城高専ほしいも☆プロジェクトチームは、茨城県の主要産業の1つである「ほしいも」の加工過程で、不可避的に生じる残渣を堆肥化する際に発生してしまう悪臭の抑制について研究成果を発表しました。
審査員からは、具体的な実験・検証を行っている点や、地域が抱える複数の課題を同時に解決していく研究内容が高く評価されました。
また、国立高専機構の谷口理事長からは「素晴らしい成果。これからも地域のために中心となってどんどん発展していってほしい」とのコメントがありました。
- 今後の活動
同チームはこれからも研究を更に深め、技術の社会実装を目指して活動していきます。また、専攻科生の松田 望来さん(応用化学コース1年)は、2月11日(土)に茨城県ひたちなか市のひたちなか市文化会館で開催される、「環境シンポジウム2023」(主催:ひたちなか市)で今回の取り組みについて発表します。
(環境シンポジウム2023 https://www.city.hitachinaka.lg.jp/machizukuri/kankyo/1002562/1011130.html)
- 茨城工業高等専門学校について
茨城工業高等専門学校は、国境を意識させない21世紀型グローバルスタンダードの教育内容と教育環境を内外の若者に提供します。また学生の知的好奇心の段階的成長を手助けし、科学技術や工学の社会との関わりを教授して、起業家精神を身につけることにより両者を結び付け、社会の成り立ちを理解できる基盤を育成します。職業選択だけでなく人生設計と自立する技術者としてたくましく生きるための準備はグローバルキャリヤ教育として実施します。これらを従来の専門技術教育に加味して、次世代を担うたくましい技術者人材を育成します。
【学校概要】
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 茨城工業高等専門学校
所在地:茨城県ひたちなか市中根866
校長名:米倉 達広
設立:1964年
URL:https://www.ibaraki-ct.ac.jp/
事業内容:高等専門学校・高等教育機関
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
茨城工業高等専門学校 広報室 金澤、酒向
TEL:029-271-2900
e-mail:pr@ibaraki-ct.ac.jp
~2022年度、高等専門学校制度は創設60周年の節目を迎えました~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/