野生動物による被害の対策を扱うソーシャルベンチャー、株式会社うぃるこ(本社:新潟県長岡市、代表取締役社長:山本麻希)は、全国で深刻化する獣害対策業界の人材難に一石を投じる人材育成プログラムを2023年4月から開始いたします。また2022年10月13日(木)、14日(金)にはオンライン説明会を開催いたします。
野生動物による農作物被害は年間161億円にものぼり人身被害や交通事故も跡を絶ちません。野生動物と人間はそれぞれが生活圏を持っており、境界にあたる全国の中山間地域では地域住民が主体となって専門家と一緒に適切な対策を行うことで両者の共存が可能となると考えられます。
ですが過疎化の進む地域においては獣害対策をリードできる専門人材が慢性的に不足しています。今まさに専門人材をゼロから育成し、地域に根ざして専門家として活躍し続けてもらう仕組みが求められています。
私たちうぃるこは生態学者である山本麻希が2018年に創業したコンサルティング会社です。4年間で新潟県の農作物被害を約6,000万円減少(※)させたノウハウがあり、この技術や経験を全国に広げることで「野生動物と人間の共存」というビジョンを実現させたいと考えています。またVCからのシード出資、西粟倉で多くの地域活性の実績を持つ社外取締役、公認会計士がCFOを務めるなど経営面に関しても盤石の体制を敷いています。
※前身のNPO法人新潟ワイルドライフリサーチのインパクトレポートより
https://prtimes.jp/a/?f=d89978-20220922-f0d58e97d80360ae54460c0d71dc6b7b.pdf
- 県立病院-町医者モデル
私たちは日本の獣害対策のあるべき姿を考える際に医療機関の県立病院と町医者の関係性に着目しました。地域の町医者は日常的な診察や処置を行い、県立病院は町医者では難しい医療行為を担当するという役割分担があります。獣害対策においても専門家同士の役割分担を目指して、県立病院としてのうぃるこが責任を持って"けもの"の町医者として活躍してくれる人材を育てて支援するプログラムを開発しました。
当支援プログラムは以下の2つのパートで構成されています。
- 農繁期を迎える前に!即戦力への地盤をつくる「3泊4日のうぃるこ塾」(税抜300,000円)
- 地域や個人に寄り添った伴走型サポート「通年指導コース」(税抜1,000,000円)
■当プログラムの特徴
獣害対策支援を業として生計を立てている人は全国でも数えるほどしかいません。それほどこの業界はニッチであり収益モデルも確立しておらず、私たちが育てた人材も仕事を見つけられなければ意味がありません。
一方で全国の自治体には地域おこし協力隊という3年間の有期登用制度を利用し、獣害対策という地域課題に自治体業務としてチャレンジしている人材が多くいます。私たちは地域おこし協力隊制度に当支援プログラムを研修として組み込んでいただき獣害対策の技術に加えて自治体向け営業や資金調達、雇用、経営全般のノウハウまで弊社の強みを惜しみなく提供します。そして地域おこし協力隊の任期後もその地域で独立し、獣害対策業の"経営"ができる本物の専門家を育成したいと考えています。
※なお地域おこし協力隊の枠組み以外からのお申込みも歓迎しています。
■説明会について
2023年度の事業開始に向けて2022年10月13日(木)および14日(金)の13時から、オンラインで事業説明会を開催します。事前の予約は不要ですので、弊社Webサイトよりご参加ください。
Webサイト:https://www.wilco.company
■資料
事業パンフレットは弊社Webサイトからダウンロードしていただけます。
DLページ:https://www.wilco.company/download