農業の担い手不足や食糧危機など食農分野における社会課題を解決する革新的な技術の事業化を伴走支援
【なぜやるのか】
多額の研究資金で開発された多数の有望な技術シーズが日の目を見ず、死蔵しているという現実があります。要因の一つとして、技術の社会実装を推進する「経営(ビジネス)人材の不足」が挙げられます。
当社は、この現状を変えるべく、創業期の大学発ベンチャーなどへの出資や経営人材採用支援を積極的に行ってきたほか、全国の研究開発シーズの事業化を無償で支援してきました。約7年自社で運営している技術シーズの事業化支援プログラム「BRAVE」では、100を超える研究開発チーム・スタートアップと、約300名のビジネス経験豊富な個人をマッチングさせることで、社会実装を後押ししてきました。
これらの当社の活動や課題意識は、本プログラムの企画主旨と通ずるものがあり、今回お声がけを頂きました。農業の担い手不足、食糧危機など食農分野の社会課題を解決する革新的な技術の事業化を伴走支援することで、次世代の食・農をリードするスタートアップの輩出を目指します。
【プロジェクトマネージャーについて】
経済界・アカデミア・VCにおいて事業経験を有する3者が総合的に事業化をリードします。
- 株式会社クニエ マネージングディレクター 原 誠氏 : 経済界のコンサル実績や経済界・農業界とのネットワーク、農林水産業の基礎や技術の知見を有し、農林水産業界の特性を理解した上での助言や関係機関とのマッチングが可能
- 豊橋技術科学大学 教授 高山 弘太郎氏 : 農林水産省委託プロジェクトをはじめ多くの研究統括経験を有する。また、大学発ベンチャー(PLANT DATA株式会社)の立ち上げに携わり、ビジネス化の視点を含んだ技術的な助言が可能
- Beyond Next Ventures株式会社 投資マネージャー 有馬 : 国内外の農林水産業の技術系スタートアップへの出資及びハンズオン支援、自治体との事業化支援プログラムの運営実績を有し、事業化に必要な実践レベルの知見提供が可能
【プロジェクトマネージャーによる支援内容】
研究開発から事業化までヒト・モノ(情報)・カネの観点から切れ目ない的確な伴走支援を実現します。
- メンタリング:メンター、経営人材候補(ILP*より割当)などチームを編成し、様々な支援を実施
- 有識者セミナー:起業に必要な基本情報から、資金調達、マーケティング、事業連携等の応用まで
- ピッチ大会:VCや投資家等からの資金調達及び認知度向上を目的に、本事業で磨いたビジネスモデルや製品開発の構想を発表
- マッチングイベント:大企業との研究開発等連携機会、VCや金融機関とのマッチング機会の提供
*ILP:当社が保有する経営人材候補データベース。経営人材候補は事業戦略を描ける一定のスキルを持ち、アグリ・フード領域の変革に期待を持つ方で、将来スタートアップ経営をリードする意志のある方を想定。
https://talent.beyondnextventures.com/ilp
【有馬よりコメント】
アグリ・フード領域は特に産学官民連携のエコシステムがカギを握ります。本プログラムがエコシステムのハブになり、日本発のアグリ・フードシーズがグローバルに活躍することを真に願います。現場の課題を解決し、“未来の食・農を創造する”技術・チームが必ずこのプログラムから輩出されると信じ、本プログラムの発展に全力で寄与いたします。
【スタートアップ総合支援プログラム(SBIR支援)について】
農林水産業・食品産業は、高齢化や担い手の減少、食糧危機など様々な課題を抱えています。当課題解決には、持続性と生産力を両立する優れた技術の研究開発と、その技術を社会に普及することが必要不可欠です。本プログラムは、食農分野の新たなビジネス創出を推進するべく、研究課題に対して事業化支援を行います。本プログラムの詳細や応募要綱は、下記の生研支援センターのHPよりご確認ください。
https://www.naro.go.jp/laboratory/brain/startup/koubo/R03.html
【Beyond Next Ventures株式会社 概要】
所在地:東京都中央区日本橋本町3-7-2 MFPR日本橋本町ビル3階
代表者:伊藤 毅
設立 :2014年8月
事業内容:日本・インドの技術系スタートアップへの出資・ハンズオン支援、技術シーズの事業化支援、研究開発型スタートアップにおける経営人材育成・採用支援、ウェット型シェアラボ運営など
URL :https://beyondnextventures.com/jp/
【本プログラムに関するお問い合わせ先】
Beyond Next Ventures株式会社 広報
pr@beyondnextventures.com