ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマー舶用システム株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:吉村仁、以下YMS)は、養殖機器開発・製造・販売のAQ1 Systems Pty. Ltd.(本社:オーストラリア、CEO:ロス・ドット、日本支社:下関市、日本支社代表:鷲頭加奈、以下AQ1社)と共同開発した日本国内向け「マグロ用魚体重自動解析システム」を10月1日より受注開始します。
クロマグロの養殖では天然マグロ種苗(ヨコワ)を受け入れる際の資源量や、養殖網内の生育状況把握のため、マグロにストレスを与えず、魚体の情報(個体の数や体長・重量)を把握する事が必要です。
AQ1社が販売する魚体解析ステレオカメラ「AM100」での解析では、いけす内遊泳中の映像を専用カメラで撮影し、その動画に対して作業員が手動で魚体情報を入力する事で、魚体の体長や重量を解析できます。
今回、画像認識技術を用いてYMSが商品化した「魚体重自動解析PC」を付加することで、例えば「マグロ50尾を選定し、手動での情報入力に約1~2時間要する作業」が自動化でき、その場で解析結果(レポート)が確認できるので、解析作業の省力化や現場作業の効率化に貢献します。
今後もYMSは、一次産業である漁業の効率化と、育てる漁業である養殖をサポートすることで海の資源を守り、持続可能な未来「A SUSTAINABLE FUTURE」の実現を目指してまいります。
- 「魚体重自動解析システム」概要
総合名称:魚体重自動解析システム 「AM100」
主構成:「AM100」(ステレオカメラ + New Analyzer) + 魚体重自動解析PC
受注開始日:2022年10月1日(予定)
希望小売価格:
①(新規購入)魚体重自動解析システム AM100 1,105.5万円(税込)※「AM100」用PC別途要
②既存「AM100」ユーザー向け更新セット 550万円(税込)
- 主な特長
・外部ネットワーク環境が不要なため、システムを立ち上げれば、その場で解析作業が開始でき、自動解析したマグロの情報はすぐに「AM100」のレポート出力形式で確認できます。
・自動解析完了後に、手動での魚体情報の追加や自動解析結果の検証が可能です。
・体長解析後の体重換算式を選択できるなど、従来の「AM100」で利用している機能は継続利用できます。
<ヤンマーについて>
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、産業用エンジンを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開し、お客様の課題を解決するソリューションを提供しています。ヤンマーは“A SUSTAINABLE FUTURE-テクノロジーで、新しい豊かさへ。-”をブランドステートメントに掲げ、次の100年へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/をご覧ください。
<注記>
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