シェフと農家の二刀流である吉井康博氏(沖縄県宮古島市、Qui. Farm代表)が、株式会社太陽油化(本社:東京都板橋区、代表者:石田太平)の開発した有機JAS資材の微生物植物活性剤「TOKYO8」を使用し、オーガニック栽培を目指しています。野菜やフルーツ栽培で通常の2倍以上の収穫を実現した成果をTICAD8(アフリカ開発会議)サイドイベントで発表しました。
Qui.Farmは、宮古島の飲食店で使う野菜を専門に栽培する農園です。シェフとして神戸から移住した代表の吉井氏が、離島への移住に当たり必要な野菜の栽培方法を事前に農家から学び、認証取得を目標にオーガニックで栽培しています。
一般的にオーガニック栽培は慣行栽培より収穫量が減少するということが言われておりますが、TOKYO8の利用により収穫量を増加させながらオーガニック栽培手法を実現出来た報告が、日本国内並びに海外でオーガニック農法を志向される方々に影響を与えました。
- Qui.Farm
宮古島の飲食店のシェフである吉井康博氏が、離島で高品質な野菜を調達するために、自ら栽培方法を学び料理のための野菜を多品種少量生産しているシェフ専門農園。現在は宮古島島内と沖縄本島の飲食店に農産物を販売しています。
〈東京8を使用した野菜で取れた看板メニュー「芽吹きのサラダ」〉
- 東京8の効果
【育苗】
ハーブティーの原料として使われるバタフライピー。移植に弱い作物でも根張りが良くなり、生存率が70%も上がりました。収穫量も増え、香りも非常によくなりました。
〈根張りが良くなったバタフライピー〉
【通常】
〈パパイヤ対照区。枯れて復活を繰り返し、花や実の数は少ない〉
〈パパイヤ東京8区。青々と育ち、花の付き具合も良い〉
〈ヤングコーンの比較(左:対照区 右:東京8区)〉
※東京8で育てた野菜はネットを通販で購入することが可能です
〈https://poke-m.com/producers/218346〉
- 東京8(TOKYO8・㈱太陽油化)
微生物植物活性剤「8」(読み:トウキョウエイト)は、株式会社太陽油化(本社:東京、代表者:石田太平、創業:昭和38年)が、汚泥処理業務での微生物研究と同社の理念の資源リサイクル&アップサイクルから開発した、土壌改良に効果を発揮する微生物製剤。
2019年に特殊肥料として登録。2022年4月に有機JAS認定資材として登録(登録番号JASOM-220401)。