第一弾、京都大学×利尻島「京大昆布干しインターンシップ」の4年分40名の実績公開
京都大学の学生が毎夏こぞって集まる日本の離島をご存知でしょうか。京大生を惹きつける離島の魅力や本物の関係人口のあり方について、日本の地方の発展のため、惜しみなく公開いたします。
国内初・新地方創生モデル「大学×地方産業インターン」始動。地方の関係人口創出へ。
第一弾、京都大学×利尻島「京大昆布干しインターンシップ」の4年分40名の実績公開
株式会社文継(代表:大路 幸宗、本社:静岡県駿東郡清水町)は、新・地方創生モデル「大学×地方産業インターン」の第一弾として、株式会社膳(代表:小坂 善一、本社:北海道利尻町)と共同で2019年より実施している「京大昆布干しインターンシップ」4年分40名の実績をLPにて公開しました。
京大昆布干しインターンシップLP:https://zenichikosaka2020.wixsite.com/my-site
京大昆布干しインターンシップとは?
毎年6月〜8月の利尻昆布生産繁忙期に、京都大学の学生約10名が利尻島に来島しています。学生たちは、昆布漁師である小坂善一さんが運営する「京大荘」(簡易宿舎)に寄宿し、朝3時から始まる利尻昆布の干し作業や夕方の昆布干し回収作業を支援しています。漁師にとっては人不足の課題解決、学生にとっては一次産業の現場理解がメリットとなっています。
利尻島への経済的・社会的な2次波及効果
京大生の活動は、昆布干しだけに止まりません。利尻島の自治体、高校、商工業者との交流を通じて様々な事業を組成し、島の活性化に貢献しています。今年は、京大生が自治体から補助金を獲得し、利尻島で初となる気球打ち上げを成功させ、島の子どもたちに新しい教育機会を提供しました。
島の事業者との事業内容はこちら:https://zenichikosaka2020.wixsite.com/my-site
コロナ禍における大学生の「新しい学び方」
コロナ禍で海外留学に行きにくくなっていた最中、国内で成長機会を求めていた京大生のニーズを捉えました。大学の授業がオンラインになった結果、オンラインで理論を学びながら、オフライン(=地方)で実践機会を得ていくことが可能になっています。昆布干しの京大生も、利尻島から京都大学の授業をオンラインで受講し、オフラインでは実際の事業者から多くの学びを得ています。
クラウドファンディングで300万円を調達
京大荘の修繕、学生たちの食費など本事業に必要な費用はクラウドファンディングで調達しました。179名の方が支援をしてくださり、目標金額を大きく超えて達成することができました。想像以上に反響をいただき、本事業のコンセプトに強く共感いただけたものと考えています。
利尻島の「超長期的な関係人口」の創出
株式会社文継の紹介で、多岐にわたる業界の社会人が利尻島に駆けつけ、インターンシップを応援してくれています。過去4年間で50名弱の関係人口が創出されました。出身企業は、三菱商事、三井物産、住友商事、マッキンゼーアンドカンパニー、博報堂をはじめ、医者・弁護士・公認会計士など職種も様々です。
利尻島を訪問した社会人たちは、島民の温かさと雄大な島の自然に感動し、知り合いに口コミをしてくれる他、専門スキルを活かして島の活性化に協力をしてくれています。島民が新規事業に挑戦した際に弁護士が法務相談に乗ってくれたこともありました。
一生ものの関係人口
将来、日本や世界を牽引する京大生だからこそ、学生時代に一次産業の現場を目の当たりにすることが価値になると考えています。
昆布干しに参加した京大生は、大学卒業後、社会人になっても短い夏季休暇を利用して島に顔を見せにきてくれています。今後、結婚して新しい家族ができた時、子供ができた時、何かの記念日など、様々な場面で島と関わってくれるのではないかと期待しています。
メディア掲載実績
京都大学の公式Webメディア「ザッツ・京大」に掲載頂きました。
https://www.thats.pr.kyoto-u.ac.jp/2022/02/24/11932/
【ご興味をお持ちへ】
本取り組みについて少しでも興味がある方は、気軽にご連絡ください。
問い合わせ先
株式会社文継
代表 大路 幸宗
yukimune.oji@bun-kei.com
*国内初の根拠
-自社調べ、調査年月 2022年8月、日本国内における「大学生が利尻島の水産業にインターンのため来訪した事例として」。